23/04/2026
第1回「お結び島サポートプロジェクトWG」を開催しました
■ みんなで「身寄りのない方をどう支えるか」を考える時間に
4月20日、佐渡総合病院の会議室に、医療・介護・行政・司法・地域団体など、さまざまな立場のメンバーが集まりました。 “お結び島” という名前の通り、みんなで力を結び合いながら、佐渡で安心して暮らし続けられる仕組みをつくるためのワーキンググループです。
今回は23名が参加し、初回とは思えないほど活発で、あたたかい意見交換が行われました。
● ガイドラインは「支援者のため」だけじゃない
参加者からは、 「本人の“自分らしさ”を大切にしたガイドラインにしたい」 「支援者が安心して動けることが、結果的に市民の安心につながる」 といった声が多くあがりました。
“身寄りのない方” という言葉の裏には、 ・家族と疎遠になっている ・家族がいても支援を拒否される ・本人が元気なうちは気づきにくい など、さまざまな背景があります。
その複雑さを丁寧に受け止めながら、本人・家族・支援者のバランスをどう取るかを考えていく必要がある、という共通認識が生まれました。
● 「現場のリアル」がたくさん共有されました
病院、施設、社協、ケアマネ、障がい支援、行政… 立場が違うからこそ見える “困りごと” が次々と出てきました。
たとえば…
• 入院時にはすでに意思疎通が難しいケースが多い
• 親族に連絡しても「関係ありません」と断られることがある
• 後見人制度ではできること・できないことがはっきりしておらず誤解が生まれやすい
• 施設では身元保証がないと受け入れが難しい
• 若い頃から家族関係がこじれているケースもある
どれも、現場で日々向き合っているからこそ出てくるリアルな声でした。
● 「できること」「できないこと」を地域で共有したい
支援者によって説明が違うと、本人も家族も混乱してしまいます。 だからこそ、 「地域全体で共通の理解を持つことが大事」 という意見が多く出ました。
今回のWGは、その第一歩です。
■ 今回の話し合いを受けて、ガイドラインの修正方針も決まりました
• 目的に「市民が安心して暮らせるため」をしっかり盛り込む
• “自分らしく生きる” というキーワードを本文にも反映
• 家族の責任と公的支援のバランスを丁寧に整理する
初回から、すでに大きな方向性が見えてきました。
■ 最後に
初回から、立場を超えて本音で語り合える、とても良い時間になりました。 「誰もが最期まで自分らしく暮らせる佐渡」を目指して、これからも丁寧に議論を重ねていきます。