はぐくみ治療院

18/06/2025

~脳循環アップで健康に~
顔や首を優しくマッサージすると、リンパの流れが良くなって脳循環が改善します。
脳性麻痺、てんかん発作など脳の循環が重要になるお子さんに是非トライしてみて下さい😊
#脳性麻痺 #てんかん発作 #肢体不自由児

脳の老廃物と脳機能の関係アルツハイマー病や認知症の原因の一つとしてアミロイドタンパク質があります。このアミロイドタンパク質は脳の老廃物として有名、蓄積する…

25/04/2025

【決断を支援するボトックスの科学的根拠】
・ボトックスを我が子にやるか迷う。
・ボトックスをやって良かったのかな？
こんなお気持ちのご家族に向けた資料を作りました。

【資料で分かること】
・どんな効果が何%あるのか？
・どんな副作用が何%あるのか？
・論文には乗らないメリット(当院見解)

配慮無く親御さんの決断が否定される事が多々あります。
色々調べて、考えた結果なのにも関わらず経験則で言われてしまう事もしばしばです。

個人の経験則は重要ですが、何千何万と積み重なった知見も同様に重要です。
これまでの決断やこれからの決断の役に立てばと思います。
#ボトックス
#脳性麻痺
#エビデンス

30/06/2024

腰痛の約85%は原因が不明と言われてきましたが、近年、原因を特定できるのが80%で、原因不明なのは20%にすぎないのではないかという説が出てきました。今回の勉強会はその説を唱える論文「山口県腰痛Study」を考察しなが....

13/04/2024

【自宅でのお風呂介助に革命】

ベッドに寝たままシャワーが浴びられる！！
その名も「スイトルボディ」
・水を出す
・洗剤を出す
・水を吸い取る
を同時に行うこので可能にする製品です。

肢体不自由児のお風呂介助はご家族にとって喫緊の課題です。お風呂に移動せず、ベッドも濡らさずに清潔を保てる革命的な製品です。

詳細はリンクを参照してください。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC176WH0X10C24A1000000/

31/01/2024

【脳性麻痺は慢性炎症状態！？】
〇ポイント
・中枢神経内(脳～脊髄)で炎症が起きている
・鍼通電療法の治療ターゲットになるかも

この論文では脳性麻痺は炎症反応と抗炎症反応のバランスが不均等であり免疫調節不全であると報告しています。

脳性麻痺の脳脊髄液を調べると数種類の炎症メディエーターが高値であり中枢神経内で炎症が慢性的に起きている可能性が高いと考えられます。

脳で長期的に炎症が起きていては正常な機能をキープすることは難しいと思われます。

【鍼通電で炎症を抑える】
足三里への低強度での鍼通電は抗炎症効果(カテコールアミン分泌)がある為、副作用の少ない治療アプローチとして適用できるかもと考えています。

脳性麻痺の壮年期における難治性の痛みにも中枢神経内の炎症は関与している可能性もあると思います。
#脳性麻痺

Inflammation conditions are associated with autism spectrum disorder (ASD) and cerebral palsy (CP), primarily observed in the peripheral immune system. However, the extent of neuro-inflammation and neuro-immune dysregulation remains poorly studied. In this study, we analyzed the composition of cereb...

24/01/2024

【症例報告】脳震盪の対応

肢体不自由児は姿勢保持能力が低く脳震盪のリスクが高いと再認識しました。
従事するセラピストの方は脳震盪の概要把握が必要だと感じましたのでシェアします。

●対象児童
小1女児　脳室周囲白質軟化
両下肢の麻痺、右半身がより目立つ。
座位保持は可能だが体幹機能は弱くふらつく。

●状況
座位保持椅子に乗り込む際、お尻の位置を直そうとした時。お母さんが一瞬下の子に目線を移した際に落下。

高さ約60〜70cmの座位保持椅子から落下し右側頭部を床に強打。
●直後の症状
・記憶障害
・状況に合わない発言
・激しい嘔吐
・脱水(発生から1時間後程度)

救急搬送、入院。3日後に退院、退院した日に訪問。

●病院での検査(聞いた範囲)
・CTは所見なし

●訪問時の様子
・体幹の脱力感
・元気がない
・焦点の合いにくい目
・頚部痛(−)
・撓骨動脈の脈の弱さ
・足背動脈の脈の極端な弱さ
→脈の強さは安静臥位と座位で同程度
・脈拍数は正常
・ツルゴールサイン、爪圧迫テストともに(−)

●判断と対応
・判断
末梢の脈が弱く、座位(抗重力姿勢)でも脈が弱いためマッサージは施行せず。
姿勢変化による血圧コントロール機能が弱く、筋肉をゆるめリラックスさせる事で立ちくらみ様の症状からの再転倒、最悪セカンド・インパクト・シンドローム(1ヶ月以内2回目は重症化、死亡率30〜50%)を助長すると判断。

・対応
訪問日が水曜、翌日からの登校を検討されていましたが休んで週明けからの登校を提案。
また可能な限りTVゲームやスマホなどは控える様にお願いしました。(ガイドラインでは2週間の活動制限、読書などの脳活動も制限ありの為)

●ご家族への説明
・CT所見なしでも神経へのダメージは必発
・安静が必要で最低1週間は活動制限が必要
・新生児期の脳出血と異なり回復する
・セカンドインパクト症候群は1回目から1ヶ月間が目処、もし発生したらすぐに救急搬送

●その後の様子
退院した日は何となく元気が無く、目に力が無かったが翌日に飲料水を一部ポカリスエットに変えた所、元気になって来たとの事(電解質不足？)
翌週月曜日にはいつも通りの様子、体幹の力感の無さは若干残。
発生から8〜9日後に体幹の脱力感が消失。
やはりガイドラインの2週間安静は妥当だと感じた。

小児は以下の特性から出血を起こしやすく、また状態が急速に悪化しやすいので救急搬送が原則です。

・頭蓋骨が小さく出血による内圧上昇の影響を受けやすい
・脳血管が細く柔らかいので破断しやすい

●脳震盪ハンドブックのリンク
https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/business/female_athlete/tabid/1822/Default.aspx

#脳性麻痺
#脳室周囲白質軟化
#脳震盪

02/01/2024

【被災から子供を守る】
「自己治癒遊び」をご存知ですか？
理解しにくい事をごっこ遊び等を通して把握、消化するコーピングの一種です。

東日本大震災の時にも見られた現象で、被災から約2ヶ月が経過した頃から子供達が地震や津波にまつわるごっこ遊びをし始めたそうです。

大人からすると不謹慎で止めたくなる様な事ですが、子供達は不安や恐怖、ストレスをどうにか消化しようとしている最中と言えます。

この投稿が被災者の方に届くかはわかりませんが、時間が経つと恐らく子供達は「地震のごっこ遊び」を始めます。
どうか見守ってほしいと思います。

リンクは自己治癒遊びについての論文です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jschildstudy/19/0/19_35/_article/-char/ja/

#自己治癒遊び
#令和6年能登半島地震

20/12/2023

【遂につわりの原因を特定！！】
つわりには胎児が産生するGDF15というホルモンが関係するとの事。
GDF15は脳幹の摂食中枢に作用して、食欲などを調整しています。

#つわり
#悪阻

「つわり」は妊娠中の母親が胎盤を通じて胎児から受けとる特定のホルモンに関連しているとする研究論文が、英科学誌『Nature（ネイチャー）』に掲載された。長年医学的に不明とされていたつわりの原因解明につながる研...

06/12/2023

【冬の体調管理の定番】
エビデンス・ベースのケア。
何をどのくらい、どこにやったら良いのか？
これらが明確な記事となっています。

【もくじ】
注意点
低温ヤケドとは？
一般的な熱源の温度
リスクの高い部位
脳性麻痺児の場合
エビデンス・ベース・ケア
用意する物
目的別の温めケア
経験的にオススメなケア
まとめ

#脳性麻痺
#肢体不自由児

お子さんの体調管理に気を揉んでいる親御さんは多いと思います。 今回は体を温めることで体調管理が出来ますよ！という内容です。 当記事が対象として設定しているのは小学生くらいまでです。中高生や成人は温める時....

02/12/2023

小児の骨の特徴についてのnoteを加筆修正しました。3500文字とちょっと長いですが脳性麻痺などの肢体不自由児に対して施術をするセラピストは知っておくと良いと思います！

【目次】
●成人の骨
●骨の力学的構造
●小児の骨
　軟骨が豊富
　骨端軟骨が存在する
●力学的特徴
●小児の関節
●骨の発育
　成長ホルモン
　外力・負荷
●脳性麻痺の骨
　低い骨密度
　股関節の作りが甘い
　下肢骨のねじれ
●骨折のリスク因子
　運動障害の重症度
　抗てんかん薬やACTH療法の治療歴
　栄養の偏り
　睡眠障害
●脳性麻痺に対する施術における注意点
　大腿骨の捻じれと長管骨の特性に注意
　強く把持しない
　ストレッチの強さに注意
　体重を乗せたマッサージに注意
　皮膚の状態に注意

#脳性麻痺

今回の記事は小児の骨・関節の特徴について。 この記事を読むと ・小児の骨、関節の特徴を理解出来る ・施術する上でのリスクがわかる 粗暴な操作でケガをさせたケースもあると聞きます。状態を良くしようとして施術.....