29/11/2025
🏞️ 大井川鐵道とダム開発の物語 ― 写真の風景とつながる深い歴史
こんにちは、Noriです😊
前回の投稿でご紹介した大井川鐵道の歴史。
今回は、その中でも特に大切な 「ダム建設を支えた鉄路」 のお話を、写真の風景と結びつけながら分かりやすくお届けします。
🚂 大井川鐵道:日本の近代化を支えた“命綱”
今でこそ、大井川鐵道といえばSLが走る観光路線として人気ですが、実はその裏に “日本の戦後復興と電源開発を支えた鉄道” という顔があります。
写真に写る巨大なダムたち。
その存在が、大井川鐵道の歴史の核心を物語っています。
📜 始まりは林業、そしてダム建設へ
大井川鐵道が最初に担ったのは、上流の豊かな森林資源を運ぶ「林業鉄道」としての役割でした。
ところが戦後、日本の電力需要は急増。
深い渓谷を持つ大井川は、水力発電所建設の“理想の地”となります。
しかし——
❗ 当時は道路がない
山奥にダムを建てるためには、
・大量のセメント
・巨大な重機
・鉄骨や資材
などが必要ですが、当時の大井川上流には「まともな道路」が存在しませんでした。
❗ そこで鉄道が“命綱”に
大井川鐵道こそが、ダム建設の資材を山奥へ運び込む 唯一の輸送手段。
この鉄路がなければ、現在のような巨大ダム群は完成していなかったと言われています。
写真にある壮大なダムたちは、すべて鉄道によって支えられた「歴史の産物」なのです。
🏞️ 今に残る「電源開発の遺産」
ダム建設のため延びていった路線の一部は、今の 南アルプスあぷとライン(アプト式鉄道) として姿を変えながら生き続けています。
そしてSLが走り続ける理由は、観光だけではありません。
それは、
✨ 日本の発展を支えた地域の誇り
✨ 使命のために鉄路を守り抜いた人々の情熱
これらを次世代へ伝える “生きた歴史” だからです。
🔍 大井川鐵道に乗る時は、少し目を凝らして…
深い山々、激しい流れの大井川、そして堂々とそびえるダムたち。
それらすべてが 一本の線路 で結ばれていた歴史を、きっと感じることができるはずです✨
次回は、実際のダムの名前や工事の裏話など、もう一歩踏み込んだ内容をお届けします!
どうぞお楽しみに🚂
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