医療生協さいたま 所沢診療所 通所リハビリテーション「結」

医療生協さいたま 所沢診療所 通所リハビリテーション「結」 皆様の人生において、共に過ごせる貴重なお時間をいただけたことに感謝し、「結」の名の如く、人と人とのご縁を大切に、日々邁進して参ります。

「地域と共に歩んだ2025年度」責任者の山口です。2025年度の「結」の実績を振り返る中で、あらためて感じるのは、この一年は“共につくり上げてきた一年”だったということです。年度別の延べ利用者数は、2020年度の6,260人から回復・増加を...
06/04/2026

「地域と共に歩んだ2025年度」

責任者の山口です。

2025年度の「結」の実績を振り返る中で、あらためて感じるのは、この一年は“共につくり上げてきた一年”だったということです。
年度別の延べ利用者数は、2020年度の6,260人から回復・増加を続け、2025年度は11,603人に到達しました。

この数字だけを見ると「増えた」という一言で終わってしまうかもしれませんが、私たちはこの数字を単なる実績とは捉えていません。
この11,603人という数字は、利用者様お一人おひとりの積み重ねであり、ご家族の支えであり、そして地域の皆さまとのつながりの中で生まれたものです。

通ってくださること、続けてくださること、時には大変な中でも足を運んでくださること…。
その一つひとつが積み重なり、この数字になっています。

また、日々のリハビリテーションの関わり、何気ない声かけ、利用者様の変化に気づく視点、そしてチームとして支え合う姿勢。
そのような現場のスタッフの想いがオーケストラのように響いた一年だったよう感じます。

通年で続けてきた「今週のポイント」や「マイライフノート」、ADOCを活用した目標設定など、一見地道な取り組みを継続し続けてきました。
その積み重ねが利用者様の生活の変化につながり、「また来たい」「続けたい」という想いにつながり、結果としてこの数字を生み出しているのだと思います。

さらに地域の中では、介護予防教室や健康チェック、医療・介護懇談会、訪問リハビリの開始など、結の取り組みは確実に広がっていますし、慢性疼痛と転倒の研究が評価され、学会での受賞や国際発信へとつながったことも、この一年を象徴する出来事でした。これらすべては結だけで成し得たものではなく、地域の皆さまと共に歩んできた結果だと感じています。

改めて、利用者様、ご家族の皆さま、地域の皆さま、そして日々現場を支えてくださっているスタッフの皆さんへ、この一年を共につくり上げてくださり本当にありがとうございました。

結の使命は「地域の方々の生活を元気にすること」です。

これからも、通所の2時間が在宅の164時間を変える、そんな実践を大切にしながら、一人ではなく“共に”歩むリハビリテーションを続けていきたいと思います。

2026年度もどうぞよろしくお願いいたします。

「一人でも多くの方に“結”を届けるために」責任者の山口です。最近、毎日のように見学の方が「結」に来てくださっています。その一方で、現在は特に午後の部の送迎枠が満員となっており、ご利用にあたって調整が必要な状況となっています。所沢市内では介護...
03/04/2026

「一人でも多くの方に“結”を届けるために」

責任者の山口です。

最近、毎日のように見学の方が「結」に来てくださっています。
その一方で、現在は特に午後の部の送迎枠が満員となっており、ご利用にあたって調整が必要な状況となっています。

所沢市内では介護保険を利用される高齢者の方が増えている一方で、通所リハビリの施設数は大きく変わっていません。
そのため、今後、曜日の変更などをお願いさせていただく場合があります。

「結」は、地域の皆さまが元気に暮らし続けられることを支えることを使命としています。
限られた中でも、一人でも多くの方にリハビリの機会を届けていきたいと考えています。

皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

↓↓↓ 本日の午後の様子です…。

「外の空気はやっぱりおいしい 〜安東様の春の一日〜」利用者様の安東様より、心温まる近況のご報告をいただきました。ご家族との再会とともに、春の陽気の中で航空公園へ。広い芝生や自然の中で過ごされた時間は、とても心地よいひとときだったことが伝わっ...
02/04/2026

「外の空気はやっぱりおいしい 〜安東様の春の一日〜」

利用者様の安東様より、心温まる近況のご報告をいただきました。

ご家族との再会とともに、春の陽気の中で航空公園へ。
広い芝生や自然の中で過ごされた時間は、とても心地よいひとときだったことが伝わってきます。
安東様の言葉をご紹介させていただきます。

**************************

3月22日(日)、町田市に住んでいる長男夫妻が来宅。
朝早く家を出て、わが家に着いたのは10時30分ごろ。
近くの食事所「華屋与兵衛」で昼食。今日の来客第1号とか。
お彼岸、晴天で日曜日とあってはお店が混むであろうかと、予め11時に食事と決めていたのだ。

食後、「航空公園に行ってみませんか」との明子さん(長男の連れ合い)の勧めで航空公園へ。
駐車場はすでに満杯、でも運よくはいることができた。
久しぶりの航空公園だ。
広い、余計な建造物のない芝生、起伏に富んだ遊歩道。
桜、梅、蠟梅、バラ、コスモスなどの花を咲かせるものがあちこちに。
駐車場から補助車を押しながら広場へと進む。
「ユウカリ」の巨木の前で「はい、チーズ」。
久しぶりの航空公園。やはり外の空気はおいしい!
これからもこんな機会を作りたい。
楽しい一日だった。
(2026.3.22)

53名の実習生さんが教えてくれた、結のリハビリテーション今年度、結には延べ53名の理学療法・作業療法の実習生さんが来てくださいました。見学実習・評価実習・総合実習と、それぞれの段階で多くの実習生さんと関わらせていただいた一年でした。写真は、...
30/03/2026

53名の実習生さんが教えてくれた、結のリハビリテーション

今年度、結には延べ53名の理学療法・作業療法の実習生さんが来てくださいました。
見学実習・評価実習・総合実習と、それぞれの段階で多くの実習生さんと関わらせていただいた一年でした。

写真は、実習生さんが、利用者様の脇にそっと寄り添い、お話をされている様子です。

53名という数字は、単なる人数ではなく、53通りの学びと、53通りの出会いがあったと感じております。
実習を終えた実習生さんから、心のこもったお手紙をいただきました。

●「利用者様一人ひとりの生活背景を大切にしながら関わっておられた姿が印象的でした」
●「一人一人に寄り添ったコミュニケーション技術を身につけることができました」
●「利用者様が主体的に取り組むリハビリテーションの大切さを学ばせていただきました」
●「多職種で情報共有を行い、チームで支援することの意義を学びました」

さらに、

●「体操の場面では、それぞれが目標を持ち、身体機能の維持・向上や日常生活動作の改善を意識して取り組まれている姿が印象的でした」
●「何気ない会話の中から、その方の背景や思いを汲み取ることの大切さを実感しました」
●「疾患や症状だけでなく、生活背景や生活歴を含めて全体像を捉える視点が重要であると学びました」

そして、最後にこんな言葉もありました。

●「利用者様の言葉の背景を考えながら関わることは簡単ではありませんでしたが、スタッフの皆さんの関わり方を見て学ぶ中で、リハビリは身体機能の改善だけでなく、その方の生活を支えるものであると強く感じました」

これらの言葉を読ませていただき、私たちが日々大切にしていることが、確かに実習生さんに届いていたのだと感じ、とても嬉しく思いました。

結でのリハビリテーションは、単に身体機能の改善を目指すものではありません。
その人がこれまでどのような生活を送り、どのような思いで日々を過ごしているのか。
その背景を理解し、その人の人生に寄り添いながら関わることを大切にしています。

また、リハビリテーションは「してさしあげるもの」ではなく、「その人が主体となって取り組むもの」です。
体操ひとつをとっても、それぞれの利用者様が目標を持ち、生活につながる意味を意識しながら取り組まれています。

限られた時間の中で、これだけ深く感じ取り、言葉にしてくださった学生さんの姿に、私たちも多くの学びをいただいています。

これから現場に出ていく実習生さん一人ひとりが、今回の経験を胸に活躍されるであろう、その姿を想像すると、とても楽しみであり、心から応援したい気持ちになります。

結での出会いと学びが、これからの実践の中で生き続けていくことを願っています。

在宅リハビリテーションエキスパート・ジェネラリストコースを修了して責任者の山口です。このたび、在宅リハビリテーションエキスパート・ジェネラリストコースを受講し、無事に修了・合格することができました。↓↓↓ EGコースの概要ですhttps:/...
30/03/2026

在宅リハビリテーションエキスパート・ジェネラリストコースを修了して

責任者の山口です。

このたび、在宅リハビリテーションエキスパート・ジェネラリストコースを受講し、無事に修了・合格することができました。

↓↓↓ EGコースの概要です
https://day-care.jp/kenshu-eg

約7か月、全5クールにわたる研修は、決して簡単なものではありませんでしたが、それ以上に、これからのリハビリテーションの在り方を深く考える、とても大きな学びの時間となりました。
最終日には、100問という試験もあり、とても刺激的な緊張感も味わせていただきました。

今回の研修の中で、特に印象に残っているのは「リハビリテーションマインド」という考え方です。
それは、単に身体機能の回復を目指すのではなく、その人の人生そのものを見つめ、生活を再構築していく視点です。
病気や障害だけを見るのではなく、「その人がどのように生きていきたいのか」そこに寄り添い続けること。
この視点は、私たちが日々関わらせていただいている利用者様との関係を、より深く、より意味のあるものにしてくれると感じました。

在宅リハビリテーションは、一つの職種だけで完結するものではありません。
医師、看護師、ケアマネジャー、介護職、地域の資源…。多くの人たちとつながりながら、その人の生活を支えていく必要があります。

今回の研修を通して強く感じたのは、専門職に求められるのは「治す力」だけでなく、人と人、場所と場所をつないでいく「つなぐ力」であるということです。
「結」もまた、地域の中でその役割を担う存在でありたいと、改めて感じました。

今回の学びは、日々の通所リハビリの実践にもそのままつながっています。
目標設定を考えるとき、「できる・できない」だけでなく、その人の人生全体を見据えること。
通所という場を、単なる運動の場ではなく、「生活を再構築する場」として捉えること。
そして、利用者様の何気ない言葉の中にある想いを、丁寧にすくい上げていくこと。
これまで結で大切にしてきたことが、今回の学びによって、より確かなものになったと感じています。

今回の学びは、私一人の中で完結するものではなく、全ての方とともに育てていくものだと感じています。
日々、利用者様と向き合う中で生まれる気づきや実践と重なり合いながら、この学びが少しずつ形になり、結という場をより豊かにしていく…。
そんな循環を、これからも大切にしていきたいと思います。

このような貴重な機会をいただけたことに、心より感謝しています。
そして何より、日々関わらせていただいている利用者様の存在が、私たちの学びの原点であると改めて感じています。

そして次は、ぜひ多くのスタッフの皆さんとこのチャレンジを共有し、それぞれの実践の中で新たな一歩につながっていけたら嬉しく思います。

全日本民医連 第47回定期総会に参加して責任者の山口です。先日、全日本民主医療機関連合会の第47回定期総会に参加してきました。全国から多くの医療・介護の仲間が集まり、それぞれの地域での実践や課題、そしてこれからの方向性について語り合う、とて...
28/03/2026

全日本民医連 第47回定期総会に参加して

責任者の山口です。
先日、全日本民主医療機関連合会の第47回定期総会に参加してきました。

全国から多くの医療・介護の仲間が集まり、それぞれの地域での実践や課題、そしてこれからの方向性について語り合う、とても大きな学びの場となりました。

私自身は、第3分散会にて発言の機会をいただき、「尊厳を支える医療・介護の一体的実践」というテーマで、結での取り組みについてお話しさせていただきました。
さらに最終日の総評では、700を超える発言の中から、結の取り組みに触れていただく機会があり、大変ありがたく、身の引き締まる思いでした。

↓↓↓ そのときの動画です…。
https://youtube.com/shorts/ZqlTN2Xea28?feature=share

結で日々利用者様と関わらせていただく中で、私たちが強く感じてきたことがあります。
それは、「尊厳」とは、言葉だけで語られるものではなく、日々の関わりや仕組みの中で支えられるものだということです。

私たちはこれまで、「結・未来プロジェクト」として、誰もが魅力を感じる職場づくりを進めてきました。
職員一人ひとりが専門性を発揮し、誇りを持って関われる環境を整えること。
それが、利用者様の尊厳を支える土台になると考えてきたからです。

その中で、私たちが直面してきた大きな課題の一つが「慢性疼痛」でした。
痛みがあることで外出の機会が減り、役割を失い、生活が少しずつ縮小していく。
それは決して特別なことではなく、地域で暮らす多くの方の生活の中にある現実です。

しかし、利用者様との関わりを続ける中で、私たちはある大切なことに気づかされました。
それは、「痛みが完全に消えなくても、人は前を向くことができる」ということです。

生活の中に目標や役割が戻ることで、表情が変わり、行動が変わり、再び人とのつながりが生まれていく。
そこにこそ、医療と介護が一体となる意味があるのだと感じています。

医療と介護の一体的提供とは、単にサービスを並べることではありません。
その方の人生を途切れなく支えること。
そして、地域の中で「その人らしく生きる」ことを支える仕組みをつくることだと、私たちは考えています。

慢性疼痛のように、身体面だけでなく、心理面や社会面も大きく関わる課題に対しては、医療だけでも、介護だけでも十分に支えきれません。
だからこそ必要なのは、「つながること」であり、その実践こそが、これからの医療・介護のあり方そのものなのだと思います。

今回の総会を通して、全国の仲間の実践に触れ、改めて感じたことがあります。
それは、現場の実践こそが、これからの医療・介護をつくっていくということです。

結という一つの事業所の取り組みは、小さな実践かもしれません。
しかし、日々の実践を積み重ね、それを言葉にし、発信していくことで、共感が生まれ、仲間が増え、次の実践へとつながっていく。
実際に、ブログでの発信を通して想いが広がり、新たな出会いや採用にもつながってきました。

今回の発言の最後に、私は次のようにお伝えしました。
「尊厳は、理念として語るものだけではなく、仕組みとして守るものです」

この言葉は、結での実践の中で、利用者様から教えていただいたものでもあります。

これからも、利用者様とともに学び、考え、実践を積み重ねながら、
「その人らしく生きること」を支える取り組みを続けていきたいと思います。
そして、この学びを結の中だけにとどめず、地域へ、さらに全国へと広げていけるよう、これからも挑戦を続けていきます。

「痛み」と暮らしの関係を明らかにする研究が始まりました~神奈川県立保健福祉大学・平瀬研究室との共同研究の取り組み~地域在住要介護高齢者の痛みに関する実態調査 -健康関連アウトカムへの影響-今年1月より、神奈川県立保健福祉大学 平瀬研究室との...
15/03/2026

「痛み」と暮らしの関係を明らかにする研究が始まりました
~神奈川県立保健福祉大学・平瀬研究室との共同研究の取り組み~
地域在住要介護高齢者の痛みに関する実態調査 -健康関連アウトカムへの影響-

今年1月より、神奈川県立保健福祉大学 平瀬研究室との共同研究として、通所リハビリテーションを利用されている高齢者の方々の「痛みの実態」と健康状態の関係を調べる研究が正式にスタートしました。

この研究では、地域で暮らす高齢者の方々を対象に、
・痛みの状態
・転倒歴
・身体機能
・睡眠
・生活の質(QOL)
などを多角的に調査し、痛みが生活にどのような影響を与えているのかを明らかにすることを目的としています。

現在は倫理審査を経て、年明けからデータ収集を開始しました。
現時点では少しずつではありますがデータが集まり、研究は進み始めています。

調査では、事前に問診票をお渡しし、ご自宅で記入していただいた後、通所リハビリ利用時に身体機能などの評価を行っています。
評価には認知機能検査(MMSE)や歩行速度、握力などが含まれ、全体で30分ほどの時間で実施しています。

現段階のデータを見ると、対象となる方の多くは70〜80代で、転倒経験がある方が約半数いらっしゃいました。
また、腰や下肢の慢性的な痛みを抱えている方も多く見られています。

通所リハビリを利用されている方は、比較的身体機能が保たれている方も多く、痛みと身体機能、転倒との関係が今後どのように明らかになっていくのかが期待されています。

この研究では、最終的に100名以上のデータ収集を目標に進めています。
データが蓄積されることで、痛みと転倒、身体機能、生活の質との関係がより明確になっていくと考えられます。

また今回の研究では、測定した結果を利用者様にもお返しする予定です。
握力や歩行速度などの測定結果を同年代の平均値と比較できる形でまとめ、レポートとしてフィードバックすることで、ご自身の身体の状態を知るきっかけにもつなげていきたいと考えています。

自分の体の状態を知ることは、健康への意識を高め、リハビリへの意欲にもつながります。
研究で得られたデータが、利用者様の生活の質の向上にもつながればと願っています。

さらに今後は、半年ごとに継続的な評価を行い、通所リハビリの介入によってどのような変化が見られるのかも検討していく予定です。
これにより、リハビリテーションの効果や悪化を防ぐための支援のあり方を、客観的なデータとして示していくことができると期待されています。

痛みは、高齢者の生活に大きく関わる問題の一つです。
痛みがあることで外出が減り、活動量が減少し、転倒のリスクが高まることも少なくありません。
今回の研究は、日々のリハビリの現場で感じている疑問を、研究という形で明らかにしていく取り組みでもあります。

そして何より、この研究は利用者様と共につくり上げていく研究でもあります。
ご協力いただいている利用者様お一人お一人の声やデータが、これからの高齢者リハビリテーションのあり方を考える大切なヒントになると感じています。

私たちリハビリテーション専門職には、日々の支援を行うだけでなく、より質の高いリハビリテーションを提供するために学び続け、探究し続ける責務があると感じています。

利用者様と共に集めたこの大切なデータを、研究としてまとめ、社会へ発信していくことも、現場で働く専門職としての役割の一つだと思っています。

医療介護懇談会を終えて62名が集った「人生100年時代の歩み方」~安東様との対談から見えてきた、地域で共に生きる力 ~↓↓↓当日の動画ですhttps://youtu.be/dKRvvuI8Whc?si=YdqS1HrQeJcli0PZ当日は...
13/03/2026

医療介護懇談会を終えて
62名が集った「人生100年時代の歩み方」
~安東様との対談から見えてきた、地域で共に生きる力 ~

↓↓↓当日の動画です
https://youtu.be/dKRvvuI8Whc?si=YdqS1HrQeJcli0PZ

当日は62名もの方にご参加いただき、会場は満席でした。
急遽椅子を追加し、資料が足りなくなるほど、多くの皆様に足を運んでいただきました。

参加された方からは、
■「学びの多い内容でした」
■「自分の人生について考える時間になりました」
■「早めに介護保険について知ろうと思いました」

といった感想をいただき、地域の中でこれからの暮らし方を考える大切な機会になったと感じています。

今回の懇談会では、93歳で地域に暮らす安東さんをお招きし、作業療法士である私・山口が聞き手となり、対談形式でお話を伺いました。

私はこれまで22年間、終末期医療の現場で多くの看取りに関わってきました。
その経験の中で、ずっと心に残っている思いがあります。
「人生の最後だけを良くしようとしても遅いのではないか。
その前の時間を、もっと大切にする必要がある・できることがあるのではないか。」

懇談会では、私自身のことも少しお話しました。
私は現在、重度の認知症の父と虚弱な母を介護する家族でもあります。
■「もっと早くベッドの高さを調整してあげればよかった」
■「もっと早く手すりをつけてあげればよかった」
専門職であっても、家族として介護に向き合うと、つい自分たちだけで抱え込んでしまうことがあります。

しかし、家族だけで介護を続けるには限界があります。
早い段階で
・専門職の視点を入れる
・介護保険につながる
そのことが、結果として家族の負担を減らし、笑顔を守ることにつながるのだと身をもって感じています。

対談させていただいた安東さんは93歳のお方です。
歩行車を使いながら生活されていますが、ご自身でパソコンを使って資料を作り、Facebookで交流を楽しまれるなど、まさに生涯現役の方です。

一方で、ヘルパーさんの排泄介助について「申し訳ない気持ちがあるんです」と率直に語ってくださいました。
そこには、高齢者の多くの方が抱えるプライドや尊厳、そして申し訳なさという複雑な思いがありました。

安東さんが日々大切にしていることとして話された言葉があります。
「外の空気を吸うこと」
それは単なる外出ではなく、社会とつながり続けること。
誰かと話すこと、誰かに必要とされること、誰かの話を聞くこと…。
そのようなつながりが、人の生きるエネルギーになるのだと感じました。

講演の最後に、安東さんが書いてくださった言葉があります。
「共に生きる」
年齢を重ねても、体が思うように動かなくなっても、お互いに支え合いながら生きていく。
今回の懇談会は、私自身にとってもその大切さを改めて考える時間となりました。

そしてもう一つ、強く感じたことがあります。
それは、当事者の声こそが、同じ立場にある人の心に一番届くということです。
専門職の言葉も大切ですが、同じように年齢を重ね、悩み、工夫しながら暮らしている方の言葉には、何よりも大きな力があります。

これからも地域の中で、当事者が主体となり、主人公となるような場面をたくさん作っていきたいと思います。

誰かの経験が、次の誰かの勇気になる。

そんな「共に生きる地域」を、皆さんと一緒に育てていけたら嬉しく思います。

最後になりますが、ご参加くださった皆様、そして貴重なお話を聞かせてくださった安東さんに心より感謝申し上げます。

これからも所沢診療所では、地域の皆様と共に学び、支え合う取り組みを続けていきたいと思います。

人生100年時代、自分らしい「歩み方」を一緒に考える時間へ皆さま、こんにちは。日々、利用者様と関わる中で、私たちはよくこんな言葉を耳にします。「この先、どう暮らしていけばいいんだろう」「人の手を借りることに、まだ少し戸惑いがあるんです」年齢...
05/02/2026

人生100年時代、自分らしい「歩み方」を一緒に考える時間へ

皆さま、こんにちは。

日々、利用者様と関わる中で、私たちはよくこんな言葉を耳にします。
「この先、どう暮らしていけば

いいんだろう」
「人の手を借りることに、まだ少し戸惑いがあるんです」

年齢を重ねることは、できることが増える一方で、今まで当たり前だったことが少しずつ変化していく時間でもあります。

今回、所沢診療所で開催される医療介護懇談会では、90代で独り暮らしを続けながら地域で前向きに生きている安東さんをお迎えし、結の作業療法士・山口が聞き手として対談を行います。

山口自身も、近隣に住む両親の介護に関わりながら仕事を続けています。
専門職としてだけでなく、一人の家族としての葛藤や想いを感じる日々の中で、「支えるとは何か」「自分らしく生きるとは何か」を考え続けています。

だからこそ今回の対談は、答えを示す場ではなく、それぞれの人生にそっと寄り添うような時間にしたいと思っています。

安東さんの言葉の中には、長い人生の中で積み重ねてきた重みと、それでも前を向いて歩み続ける強さがあります。

そして今回は、対談を聞くだけではなく、参加者同士で語り合うディスカッションの時間も設けています。

誰かの経験に触れることで、「まだできることがあるかもしれない」と感じたり、「これからの自分の歩み方」を見つめ直すきっかけになるかもしれません。

人生100年時代。正解は一つではありません。
だからこそ、一緒に悩み、語り、未来を想像する…。
そんな温かな時間を、ぜひご一緒できたら嬉しいです。

多くの方のご参加を、お待ちしております。

☁️✈️☁️「ひこうき雲」に掲載していただきました ~結の痛みの研究の取り組み~☁️✈️☁️このたび、所沢診療所だより「ひこうき雲」にて、結の慢性疼痛研究の取り組みをご紹介いただきました。日々の通所リハビリの中で、利用者様と一緒に積み重ねて...
04/02/2026

☁️✈️☁️「ひこうき雲」に掲載していただきました ~結の痛みの研究の取り組み~☁️✈️☁️

このたび、所沢診療所だより「ひこうき雲」にて、結の慢性疼痛研究の取り組みをご紹介いただきました。
日々の通所リハビリの中で、利用者様と一緒に積み重ねてきたことが、こうして形になったことをとても嬉しく感じています。

痛みは、外からは見えにくく、時には周囲にも伝わりにくいものです。
しかし、その方の生活や気持ちに大きく影響する大切なテーマでもあります。
私たちは、「痛みをなくすこと」だけを目標にするのではなく、痛みと上手につきあいながら、利用者様の生活を続けていくことを大切にしてきました。

運動の工夫や日々の振り返り、考え方へのアプローチなど、小さな取り組みの積み重ねが、少しずつ地域の中で広がってきています。
今回の掲載は、利用者様、そして支えてくださる皆さまと一緒に歩んできた時間そのものが評価されたのだと感じています。

これからも結は、痛みを抱えながら暮らす方が安心して地域で生活できるよう、現場から学び、地域へつなげる取り組みを続けていきます。

🌿責任者 山口より🌿
日々の実践の中で生まれる小さな気づきが、誰かの安心や希望につながると信じています。これからも皆さまと一緒に、結らしい歩みを大切に続けていきたいと思います。
今後とも、通所リハビリテーション結をよろしくお願いいたします。

住所

Tokorozawa-shi, Saitama
3591143

アラート

医療生協さいたま 所沢診療所 通所リハビリテーション「結」がニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

共有する

カテゴリー