東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門

東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門 当科は、現在14床のICUを有しており、その全患者を集中治療科が中心となって管理をしています。米国式集中治療を身につけた指導医の下、重症患者の管理を、各専門科・コメディカルと連携して行っています。

ICUで他科と意見が対立したら?可能な限り、相手の希望を叶えてあげるのがICU医の仕事。部長の言葉があります。「我々の顧客は患者だけじゃない。主治科も顧客だ。」その言葉を胸に、エビデンス・生理学・そして“文化”という三つの根拠のあいだで揺れ...
09/11/2025

ICUで他科と意見が対立したら?
可能な限り、相手の希望を叶えてあげるのがICU医の仕事。

部長の言葉があります。
「我々の顧客は患者だけじゃない。主治科も顧客だ。」

その言葉を胸に、エビデンス・生理学・そして“文化”という
三つの根拠のあいだで揺れながら舵を取るのがICUフェロー。

ICUは、治療の場であり、文化の交差点。
外科という国、循環器という国、腎臓内科という国――
それぞれの“文化外交”を調整するのが私たちの仕事です☕️

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こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター(TBMC) 集中治療部門のフェローです。 同じ日本にあるはずなのに、施設が変われば“使われてる言葉”も、“治療の中身”も違う。 それはICUの中でも同じ。 診療科が違えば....

ICUで働いていると、毎日が“意思決定”の連続です。「判断できる/できない」で線を引くのは簡単。でも実際の人の意思は、もっと滑らかで、ゆらぎのあるものです。医療の現場では、すべての意思決定に同じレベルの判断能力を求めるわけではありません。リ...
02/11/2025

ICUで働いていると、毎日が“意思決定”の連続です。

「判断できる/できない」で線を引くのは簡単。
でも実際の人の意思は、もっと滑らかで、ゆらぎのあるものです。

医療の現場では、すべての意思決定に同じレベルの判断能力を求めるわけではありません。
リスクが高い決定ほど高い理解が必要で、リスクが小さい決定では、わずかな理解でも尊重される。

だからこそ、「痛いのはいや」「このマスク、息苦しい」「抑制を外してほしい」——
そんな一言にも、その人なりの意思が隠れています。

ICUで日々感じる“グレーの意思”と、それをどう拾い上げるか。
noteで書きました👇

こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター(TBMC) 集中治療部門のフェローです。 ICUで働いていると、毎日が“意思決定”の連続です。 どこまで治療するか、どの薬をやめるか、人工呼吸器を外すか、当直飯は出前館.....

こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター 集中治療部門のフェローです。かつては「魚の釣り方」を教わった世代。PubMedの海でEBMという竿を振り、論文という魚を釣る時代でした。でも今、AIが一瞬で魚を釣ってきてくれます。便利な一方で、私...
26/10/2025

こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター 集中治療部門のフェローです。

かつては「魚の釣り方」を教わった世代。
PubMedの海でEBMという竿を振り、論文という魚を釣る時代でした。

でも今、AIが一瞬で魚を釣ってきてくれます。
便利な一方で、私たちは“魚の見分け方”と“捌き方”を忘れかけているのかもしれません。

AI時代における「学び方」と「臨床判断」を、少しユーモラスに考えました。
ぜひご一読ください👇

🎣 魚の釣り方を教わった世代、AIの魚を捌く世代へ
https://note.com/tbmccc/n/n1b43f3958ff9

#医学教育 #集中治療

こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター(TBMC) 集中治療部門のフェローです。 医学教育の世界ではよく、「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」と言われます。 私たちの世代はまさにその教えを受けて育ちま.....

ICUでは、声の大きい人の意見が通りやすいことがあります。でも「声が大きい人」が決めてはいけない場面も、たしかにある。朝の申し送りで部長が言いました。「四原則の中で一番大事なのは、Autonomyだよね。」患者さんの意思を尊重すること。それ...
19/10/2025

ICUでは、声の大きい人の意見が通りやすいことがあります。
でも「声が大きい人」が決めてはいけない場面も、たしかにある。

朝の申し送りで部長が言いました。
「四原則の中で一番大事なのは、Autonomyだよね。」

患者さんの意思を尊重すること。
それは“声の大きさ”とは無関係であるべきもの。

フェローの目線で、Autonomyと医療倫理の四原則を少し真面目に、少し笑いながら書きました。
ぜひ読んでみてください。

👉 四原則で一番大事なものとは…!?

チームで方針を決める時とか、どうしても声が大きい人の意見が通りやすいですよね。 まあ医学的な多くのことって、絶対的な正解というのが少ないので、誰かしらが方針を決めないといけない場面が多いと思います。 一....

ICUでご家族に説明していると、「さっきも言いましたよね?」と思う瞬間があります。でもその裏にあるのは、“理解していない”ではなく、“まだ心が追いついていない”という現実。そんなときに部長が放った一言――「だーかーらー!と思ったら、NURS...
12/10/2025

ICUでご家族に説明していると、「さっきも言いましたよね?」と思う瞬間があります。
でもその裏にあるのは、“理解していない”ではなく、“まだ心が追いついていない”という現実。

そんなときに部長が放った一言――
「だーかーらー!と思ったら、NURSEやで。」

怒る代わりに、共感で返す。
ICUでの“ツッコミをトリガーとした共感のスキル”を、考えてみました。

👇

こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター(TBMC) 集中治療部門のフェローです。 集中治療室で働いていると、患者さんご本人だけでなく、ご家族とお話しする時間もとても多くなります。 時に命に関わる重大な話を.....

ICUでの身だしなみについて書きました。面談前に靴を替える理由、夜のERでネクタイを締めていた先輩の話、白衣からスクラブに落ち着いた経緯。そして、患者さんのメガネが“人らしさ”を少し取り戻す場面について。特別な話ではありませんが、現場で感じ...
05/10/2025

ICUでの身だしなみについて書きました。
面談前に靴を替える理由、夜のERでネクタイを締めていた先輩の話、白衣からスクラブに落ち着いた経緯。
そして、患者さんのメガネが“人らしさ”を少し取り戻す場面について。
特別な話ではありませんが、現場で感じていることをそのまままとめました。

こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター(TBMC) 集中治療部門のフェローです。 皆さんは身だしなみに気をつけていますか? 私は今でこそローファーが好きですが、 過去には半袖、ハーパン、島ぞうりがデフォルト....

28/09/2025

ICUの片隅で働くフェローが「趣味は何か」と聞かれたとき、思い出すのは、
研修医時代の牛丼屋、Z会の休憩室、そして国土地理院跡のこと。

散歩中に思い出すような、どうでもいいことをnoteにしてみました。
たぶんこれも、20年後に「そんなこと書いたな」と思い出すんだと思います。

▶︎ https://note.com/tbmccc/n/na828e76fb291

21/09/2025

新しいnoteを公開しました📖

テーマは ICUでの身体抑制 です。
抑制ゼロが理想なのは間違いないけれど、現場には現場なりの事情があります。
当院ICUでは「本当に必要かどうか」をチェックリストで判断し、さらに“スピーチロック”=言葉での拘束も避けるよう工夫しています。
最も大切にしているのは、患者さんの尊厳です。

現実的な抑制との付き合い方について、ぜひご覧ください👇
https://note.com/tbmccc/n/n6f7f6a7bf553

学びの“コスパ/タイパ”、本当に大事なのは速さより未来への投資⁉︎ICUの現場で「望ましい困難(Desirable Difficulty)」の仕込み方――🧠 想起 ⏳ 間隔 🔀 交互 ✍️ 生成フェロー目線で、教育のコスパ、タイパについて考...
14/09/2025

学びの“コスパ/タイパ”、本当に大事なのは速さより未来への投資⁉︎
ICUの現場で「望ましい困難(Desirable Difficulty)」の仕込み方――
🧠 想起 ⏳ 間隔 🔀 交互 ✍️ 生成
フェロー目線で、教育のコスパ、タイパについて考えました。
ぜひ読んで、チームの学び設計を“未来の自律性”基準に。👇
https://note.com/tbmccc/n/n597451384658

#医療教育

こんにちは、東京ベイ・浦安市川医療センター(TBMC) 集中治療部門のフェローです。 "desirable difficulty = 望ましい困難"ってご存知ですか? この間Podcastを聞いていたら出てきました。 No pain, no gain… と言いたくなる考え方で...

07/09/2025

「それ、エビデンスあるんですか?」──ICUで新しいことを始めるとき、立ちはだかる“空気”の正体とは?

今回は、エヴェリット・ロジャースの【イノベーション普及理論(Diffusion of Innovations Theory)】をもとに、現場での変化の広まり方を読み解いてみました。

ICUにサウナを導入する案を真面目に考察した記事です。
新しい文化を“ととのえる”には、コツがあります。
▼記事はこちら
https://note.com/tbmccc/n/ne875e612c0ab

31/08/2025

🩺 ICUフェローの真価は、指示の片隅に宿る?

ICUのフェローが毎日行う、ちょっと地味だけどめちゃくちゃ重要な仕事。
それが「指示チェック」です。

「この指示、ほんまに要る?」
朝の回診で方針が変わっても、オーダーが変わってなかったらアウト。
誰もが見落としがちな指示の更新を丁寧に行うことで、
看護師さんが迷わずに動ける、チームが滑らかに機能する、
そして何より――ICUが安全に回る。

そんな“地味だけど核心”な日常を、ユーモア交えて書いてみました👇
https://note.com/tbmccc/n/n59a86e1dfc5b

24/08/2025

ICUで働く靴は、単なる消耗品ではありません。
長時間の立位回診に耐えるクッション性、滑らない靴底、安全文化に基づくルール、そして履く人の個性まで──。

今回の記事では、フェロー目線で当院ICUの足元事情を紹介しています。
ブランド分布、過去の「穴あきクロックス禁止ルール」の背景、そして“怖すぎる足音”の思い出。

靴を通して見えてくる、ICUの働き方や文化を覗いてみませんか。

▼記事はこちら
https://note.com/tbmccc/n/ne684375c7a21

住所

当代島3-4/32
Urayasu, Chiba
2790001

電話番号

047-351-3101

ウェブサイト

https://note.com/tbmccc, https://x.com/TBMCICU

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