奈良県立医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科学

奈良県立医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科学 このページは奈良県立医科大学あるいは耳鼻咽喉科、頭頸部外科に興味のある医大生、研修医、医師を含めた方々への情報発信のためのものです。

昨日、B病棟8階合同忘年会を行いました。医局員や看護師さんだけでなくコメディカルの方々などたくさんの関係者にご参加をいただくことができました。また、同時に12月末を持ちまして奈良県総合医療センターに異動することになった大塚進太郎先生の送別会...
03/12/2025

昨日、B病棟8階合同忘年会を行いました。医局員や看護師さんだけでなくコメディカルの方々などたくさんの関係者にご参加をいただくことができました。
また、同時に12月末を持ちまして奈良県総合医療センターに異動することになった大塚進太郎先生の送別会も行いました。大塚先生には、専門である小児耳鼻咽喉科領域だけでなく、今後の奈良県の耳鼻咽喉科医療の中心としてのご活躍を期待しております。

少し早いご挨拶になりますが、来年もよろしくお願いいたします。

若手耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師の頭頸部腫瘍手術手技の向上を目指して継続していた頭頸部手術手技勉強会。若手医師を中心に頭頸部腫瘍手術に関連する様々な手術手技の基本、医療機器の安全な使用などを考えるための会として第8回(2020/2/7開催)ま...
03/12/2025

若手耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師の頭頸部腫瘍手術手技の向上を目指して継続していた頭頸部手術手技勉強会。若手医師を中心に頭頸部腫瘍手術に関連する様々な手術手技の基本、医療機器の安全な使用などを考えるための会として第8回(2020/2/7開催)まで進めました。残念ながらコロナ禍で途絶えたままになっていました。この度、2025/12/12に第9回頭頸部手術手技勉強会(頭頸部外科手術手技の基本セミナー)を開催(復活)することとなりました。今回の会では、豚臓器を用いたハンズオンセミナーを予定しています。甲状腺周辺の基本手術解剖、エナジーデバイスの止血・剪断機序、およびエナジーデバイス使用のピットフォールの理解を深める良い機会と思います。若手耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師、研修医、看護師の皆様の参加をお待ちしております。

2025年11月27-29日に福島県郡山市で開催された第68回甲状腺学会で、当科の西村在助教がランチョンセミナーに講師としてと登壇し、演題「レンバチニブのスコアリングシステムー現状と改良に向けた展望ー」を発表しました。甲状腺学会は内分泌内科...
01/12/2025

2025年11月27-29日に福島県郡山市で開催された第68回甲状腺学会で、当科の西村在助教がランチョンセミナーに講師としてと登壇し、演題「レンバチニブのスコアリングシステムー現状と改良に向けた展望ー」を発表しました。
甲状腺学会は内分泌内科や外科、耳鼻咽喉頭頸部外科の診療科横断の学会であり、他診療科の先生方とも交流することができました。

いよいよ今日から12月です。奈良医大の学生さんが『誰でも5分で対処できるめまい問診法』を、今年6月の耳鼻咽喉科臨床学会で発表し、今年12月の耳鼻咽喉科臨床誌で論文にしてくれました。是非、耳鼻咽喉科臨床の今月号、第118巻12号に掲載の『めま...
30/11/2025

いよいよ今日から12月です。
奈良医大の学生さんが『誰でも5分で対処できるめまい問診法』を、今年6月の耳鼻咽喉科臨床学会で発表し、今年12月の耳鼻咽喉科臨床誌で論文にしてくれました。
是非、耳鼻咽喉科臨床の今月号、第118巻12号に掲載の『めまい診断を円滑に実施するための問診』をご一読ください。

めまい診療を苦手とする先生方のめまい診療スキルはどうすればアップできるか、常に考えています。
長年めまい診療にたずさわってきた結果、最近めまい患者さんを簡単な問診でおおよそ2群に分けられることに気付きました。
めまいエピソードについて問診したとき、発作回数と持続時間をはっきり回答できる人とはっきり回答できない人の2群、すなわち自発性めまい患者さんと誘発性めまい患者さんの2群に分けられることに気付いたのです。

誘発性めまい、例えばBPPVや起立性調節障害の患者さんは、BPPVは頭を動かすたび、起立性調節障害は立って歩くたびにふわふわ感を自覚します。
そして、そのふわふわ感はそれら特定の動作をするたび1日何回も自覚しますし、毎日自覚しますので、めまいエピソードの発作回数や持続時間を回答できないのです。
さらに、患者さんはそのふわふわ感の誘発因子をまったく意識してませんので、「ここ何ヶ月、何の誘因も無く、ずーっとふわふわしています」と回答してしまうのです。

奈良医大耳鼻科YouTubeに、自発性めまいを自分の頭の中の卵が勝手にヒビ割れてめまいが起こり一定の時間が経つと勝手にヒビが修復されてめまいが止まることに喩え、
https://www.youtube.com/watch?v=izrVDVBpWmg
誘発性めまいを自分の頭の中の卵を自分が揺らすとめまいが起こり揺らすのを止めるとめまいは収まることに喩えたアニメーション動画をアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=t4FtJaN_kSk

まずは頻度の低い疾患は後回しにして、
発作回数と持続時間をはっきり回答できれば=自発性めまい疾患と考え、前庭性発作症、メニエール病、前庭性片頭痛、前庭神経炎、めまい突難の5者択一から絞り込み、確定診断に至るための検査に進みましょう。
発作回数と持続時間をはっきり回答できなければ=誘発性めまい疾患と考え、BPPV、起立性調節障害、前庭代償不全、PPPDの4者択一から絞り込み、確定診断に至るための検査に進みましょう。

第84回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会「めまい診療の未来を探る」が11月27日、28日の2日間、パシフィコ横浜ノースにて開催されました。当科および関連病院から、特別企画に5題、口演、ポスターに12題と多数参加させていただきました。瀬尾...
27/11/2025

第84回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会「めまい診療の未来を探る」が11月27日、28日の2日間、パシフィコ横浜ノースにて開催されました。
当科および関連病院から、特別企画に5題、口演、ポスターに12題と多数参加させていただきました。瀬尾 徹会長ならびに聖マリアンナ医科大学関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

奈良医大めまい難聴センターは第39回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会秋季大会に参加しています。当センターから今井貴夫先生がvHIT/VOR講義、塩崎智之先生がvHIT/VOR実技を担当します。また、西村忠己先生が補聴器相談医実技講習にて耳型採型...
23/11/2025

奈良医大めまい難聴センターは第39回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会秋季大会に参加しています。当センターから今井貴夫先生がvHIT/VOR講義、塩崎智之先生がvHIT/VOR実技を担当します。また、西村忠己先生が補聴器相談医実技講習にて耳型採型、特性測定を担当します。
参加された皆様、お疲れ様でした。

当科頭頸部腫瘍グループはこれまでも積極的に国内留学を斡旋し、多くの優秀な頭頸部外科医・内科医を育てています。田中瑛久先生もその一人として、国立がん研究センター中央病院・頭頸部外科の吉本世一先生に師事し、英語論文を書き、来春診療助教として帰学...
18/11/2025

当科頭頸部腫瘍グループはこれまでも積極的に国内留学を斡旋し、多くの優秀な頭頸部外科医・内科医を育てています。田中瑛久先生もその一人として、国立がん研究センター中央病院・頭頸部外科の吉本世一先生に師事し、英語論文を書き、来春診療助教として帰学します。今後の活躍に期待!

11月10日発行の「美楽」12月号はめまい(BPPVとメニエール病)のセルフケアについて。表紙・イラストの山本由伸投手と内容は何ら関係ございません。
18/11/2025

11月10日発行の「美楽」12月号はめまい(BPPVとメニエール病)のセルフケアについて。表紙・イラストの山本由伸投手と内容は何ら関係ございません。

週明け11月17日月曜夕刻、奈良医大いつかし会館から、現地とWEBのハイブリッドセミナー「Hypoglossal Nerve Stimulation with Inspire」を開催します。Dr. Thomas Heinemanが米国アイオ...
14/11/2025

週明け11月17日月曜夕刻、奈良医大いつかし会館から、現地とWEBのハイブリッドセミナー「Hypoglossal Nerve Stimulation with Inspire」を開催します。
Dr. Thomas Heinemanが米国アイオワから来日され、米国における豊富なHNSの経験からご講演いただきます。ご期待ください。
併せてANL 52: 152-157, 2025の論文も参考に。

von Hippel Lindau病の新規治療に関する研究会が、URO科を中心に科の垣根を越えた研究会として、グランドメルキュール奈良橿原にて開催されました。von Hippel Lindau病は常染色体顕性遺伝性疾患で、国内に200-30...
12/11/2025

von Hippel Lindau病の新規治療に関する研究会が、URO科を中心に科の垣根を越えた研究会として、グランドメルキュール奈良橿原にて開催されました。
von Hippel Lindau病は常染色体顕性遺伝性疾患で、国内に200-300家系存在すると考えられています。腫瘍は主として脳脊髄血管芽腫、網膜血管芽腫として高率に発症、その他様々な臓器に発症します。
耳鼻咽喉科医の担当は内リンパ嚢腫瘍になりますが、von Hippel Lindau病の約10%に合併します。参考文献にありますように、臨床経過がメニエール病に極めて類似し、グリセロール試験が陽性であったり、V2受容体が過剰発現しているなど、おそらく腫瘍の影響で水腫が実際に存在するためであると考えます。
内リンパ嚢腫瘍は側頭骨と後頭蓋窩にまたがる腫瘍(腺腫/腺癌)であり、以前は成長進展してから発見され、脳神経外科的に手術治療になるため、この腫瘍性疾患が報告されるようになった2000年代のQ1ジャーナルへの報告のほとんどは脳神経外科医からのものです。
近年、小腫瘍のうちに発見されるようになりましたが、やはり手術治療となると内耳損傷、すなわち高度感音難聴と平衡障害という後遺症を残すことになります。VHLタンパクの機能喪失を補完する新規治療薬ウェリレグ®️の台頭は、本疾患患者のQOLを著しく改善させる期待が持てると考えます。

本日は奈良県耳鼻咽喉科治療セミナー。私が研修医の頃から全くラインナップの変わらなかった点耳薬ですが、このたびコムレクス®️が台頭して参りました。副作用も非常に少なく、短期投与で鋭敏に効くイメージ。是非一度お試しくださいませ。自治医科大学の伊...
08/11/2025

本日は奈良県耳鼻咽喉科治療セミナー。私が研修医の頃から全くラインナップの変わらなかった点耳薬ですが、このたびコムレクス®️が台頭して参りました。副作用も非常に少なく、短期投与で鋭敏に効くイメージ。是非一度お試しくださいませ。
自治医科大学の伊藤真人先生、お忙しい中ご遠方をありがとうございました。来年10月の第36回日本耳科学会@奈良市を盛り上げてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

本日は神戸大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科のめまい難聴グループから、横井 純先生が当めまいセンターを見学に来てくれました。めまい手術治療の内リンパ嚢開放術に始まり、塩崎先生の前庭リハビリ、和田先生の前庭機能検査とご覧いただき、最後に当めまいセ...
06/11/2025

本日は神戸大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科のめまい難聴グループから、横井 純先生が当めまいセンターを見学に来てくれました。
めまい手術治療の内リンパ嚢開放術に始まり、塩崎先生の前庭リハビリ、和田先生の前庭機能検査とご覧いただき、最後に当めまいセンターにおけるめまい診療のコツ『ざっくり問診しっかり検査』を講義させていただきました。明日からのめまい専門外来で、原因不明のめまい症が半減すること間違いない、と考えます。
今晩の慰労会は、グータッチで親交を深めさせていただきました。是非、めまいにご興味のある医師、ST、PTの方々。当めまいセンターまでお気軽にお運びください。お待ち申し上げます。

住所

奈良県 橿原市 四条町 840
634-8522

アラート

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