エルムス動物医療センター 症例報告

エルムス動物医療センター 症例報告 東京都 杉並区の犬猫専門の動物病院です。
健康診断やワクチンなどの予防診療はもちろん、CT・MRIなど最新機器を使った高度医療、救急対応も可能な動物病院です。
専門科診療も行っております。 エルムス動物医療センター
院内MRI・CT設置の犬・猫専門動物病院。

15歳、小型犬肝臓に腫瘤ができたため、手術のセカンドオピニオンの為に来院されました。高齢なことや、その他の基礎疾患もあった為飼い主様は悩まれておりましたが、数ヶ月の間に腫瘍の増大傾向が見られたため、手術を行うことになりました。左の外側左葉に...
13/11/2023

15歳、小型犬

肝臓に腫瘤ができたため、手術のセカンドオピニオンの為に来院されました。
高齢なことや、その他の基礎疾患もあった為飼い主様は悩まれておりましたが、数ヶ月の間に腫瘍の増大傾向が見られたため、手術を行うことになりました。

左の外側左葉に発生した腫瘍

病理組織の結果は肝細胞癌という結果でした。

肝臓の腫瘍は手術の難易度は高めですが、しっかり摘出されていれば癌であっても根治が見込める病気です。

1歳、猫2日前からの食欲不振と、頻回の嘔吐の主訴で来院。他院様より腸閉塞疑いとのことで紹介をいただき、当院で検査を行いました。画像検査では確かに腸閉塞を疑うような所見があった為、試験開腹を行うことになりました。胃〜小腸にかけて、チュールの袋...
16/09/2023

1歳、猫
2日前からの食欲不振と、頻回の嘔吐の主訴で来院。
他院様より腸閉塞疑いとのことで紹介をいただき、当院で検査を行いました。
画像検査では確かに腸閉塞を疑うような所見があった為、試験開腹を行うことになりました。
胃〜小腸にかけて、チュールの袋と糸が絡まって”紐状”になった異物が認められました。
今回の症例では比較的早期の対応であったため、胃や腸を複数箇所小さく切開することで全て取り除く事ができました。飼い主様の稟告により早期発見に繋がる場合も多々ありますので、日頃から愛猫の食性や行動パターンは観察しておくといいかもしれません。

小型犬、11歳もともと膀胱結石や、尿道結石の治療歴があった症例です。急な元気消失・食欲不振を認めたため当院で検査を行ったところ、お腹の中に尿が貯留している事が分かりました。腹尿は比較的緊急性の高い状況で、可能性としては尿路系(腎臓→尿管→膀...
04/09/2023

小型犬、11歳
もともと膀胱結石や、尿道結石の治療歴があった症例です。
急な元気消失・食欲不振を認めたため当院で検査を行ったところ、お腹の中に尿が貯留している事が分かりました。
腹尿は比較的緊急性の高い状況で、可能性としては尿路系(腎臓→尿管→膀胱→尿道)のどこかの損傷により発生します。原因としては、交通事故などによる外傷であったり、尿路にできる結石や、腫瘍などに関連してくる場合があります。
この症例では、CT+血管造影検査で右側の尿管の損傷が疑われ、損傷部位の付近に尿管結石も認められました。

尿路の損傷は放置しておくと致死的になる場合もある為、この症例ではすぐに開腹手術を行いました。術前の予想通り右側の尿管に結石と、そのすぐそばに尿管の損傷部位が確認できました。
炎症は重度であったものの、尿管の状態はそこまで悪くなかったので、結石の除去と損傷部位のデブリードメント+縫合を行い、最後にお腹をよく洗浄して手術を終了としました。術後の尿もれは腹腔内に吸引ドレーンを設置することでモニタリングしましたが、特
に漏れはなく経過良好でしたので、5日間程度で退院することができました。
現在、特に合併症も起こさず元気に過ごしてくれています。

大型犬、10歳脾臓にできた、大型の腫瘤(15cm大、総重量2kg)のCT検査画像です。食欲不振、元気消失の症状がみられたため近医を受診したところ、腹腔内出血とエコー検査で大型の腫瘤があるということで当院へご紹介いただきました。大型犬というこ...
12/08/2023

大型犬、10歳
脾臓にできた、大型の腫瘤(15cm大、総重量2kg)のCT検査画像です。
食欲不振、元気消失の症状がみられたため近医を受診したところ、腹腔内出血とエコー検査で大型の腫瘤があるということで当院へご紹介いただきました。

大型犬ということもありますが、このぐらい大きなサイズの腫瘍になるとCT検査での診断が必要になる場合もあります。
この症例では腹腔内に出血もしていたため、早めに手術を行い脾臓ごと腫瘍を全摘出しました。

病理診断の結果は「造血性結節性過形成」、良性の病変でした。
悪性度が高くないからこそ、気づかずにここまで成長してしまったというのもあるのかもしれません。手術の時はあまりの大きさに少しヒヤヒヤしましたが、特にトラブルもなく元気いっぱいで退院していってくれました。

膀胱結石の症例です。小型犬、5歳膀胱内結石に加えて、尿道結石も併発した症例です。おしっこのキレが悪い、ポタポタしか出ないという症状で来院されました。膀胱内結石というと療法食などで溶解させるような治療をする場合もありますが、この症例ではもとも...
30/07/2023

膀胱結石の症例です。
小型犬、5歳
膀胱内結石に加えて、尿道結石も併発した症例です。
おしっこのキレが悪い、ポタポタしか出ないという症状で来院されました。
膀胱内結石というと療法食などで溶解させるような治療をする場合もありますが、この症例ではもともと検査で療法食でも溶解されない「シュウ酸カルシウム結石」の疑いが強かったことや、尿道内にも多量の結石が詰まり、比較的重度な臨床症状を呈していたことから、外科手術による治療を行いました。

今回の手術では、「膀胱切開」による膀胱内結石の摘出と、「尿道切開」による尿道内の結石の摘出を同時に行いました。
尿道内の結石は取り切るのが難しい場合もありますが、その場合は閉塞部の後ろの尿道に代わりの排泄口を形成する「尿道造瘻術」を行う場合もあります。
膀胱・尿道の石を摘出した後尿路をよく洗浄し、カテーテルを留置して終了となりました。
その後カテーテルは数日留置して、術後1週間程度で退院になりました。現在排尿も特に問題なく、とても元気に過ごしてくれています。今後は定期的な尿検査も行いながら、再発を予防していきます。

ちょっと珍しい猫の椎間板ヘルニアの症例。急性後肢麻痺と背部痛で来院されました。内科治療での症状改善に乏しかったため、MRI検査を行ったところ椎間板ヘルニアとの診断。当院ですぐに手術を行いました。かなり神経の炎症が強いタイプのヘルニアでしたが...
03/06/2023

ちょっと珍しい猫の椎間板ヘルニアの症例。

急性後肢麻痺と背部痛で来院されました。
内科治療での症状改善に乏しかったため、MRI検査を行ったところ椎間板ヘルニアとの診断。
当院ですぐに手術を行いました。

かなり神経の炎症が強いタイプのヘルニアでしたが、なんとか回復してくれることを祈ります。

子宮蓄膿症の症例。高齢・未避妊犬の食欲不振、元気消失という主訴で来院されました。以前ほど多くは見かけませんが、今でも緊急手術になる事が非常に多い病気です。状態によっては命の危険を伴う場合もあります。適切な時期に避妊手術をしてあげることで、病...
07/05/2023

子宮蓄膿症の症例。

高齢・未避妊犬の食欲不振、元気消失という主訴で来院されました。
以前ほど多くは見かけませんが、今でも緊急手術になる事が非常に多い病気です。状態によっては命の危険を伴う場合もあります。
適切な時期に避妊手術をしてあげることで、病気の予防が可能です。

犬の脛骨粗面/成長版骨折子犬の時期に落下事故などがあると、脛骨(脛の骨)の靱帯付着部の成長版骨折がたびたび起こります。大きな骨折と比べると診断が遅れ治療が大変になることもたびたびです。ほとんどの場合には治療には手術が必要ですが、なるべく早め...
28/04/2023

犬の脛骨粗面/成長版骨折

子犬の時期に落下事故などがあると、脛骨(脛の骨)の靱帯付着部の成長版骨折がたびたび起こります。
大きな骨折と比べると診断が遅れ治療が大変になることもたびたびです。

ほとんどの場合には治療には手術が必要ですが、なるべく早めに診断ができればその分、負担の少ない手術も可能となります。

今回の子も早めに病院に連れてきてくれてすぐに診断ができ、まだ骨のずれも少なかったので即日手術を実施。
手術時間は15分ほどで、傷も小さくすみました。

猫ちゃんの右腕の腫瘍。この子は病理検査の結果、リンパ腫と診断されました。見た目は痛々しいですが、幸いこの症例では抗がん剤治療で縮小が認められています。いずれにしても、悪性腫瘍は早期発見と診断が重要になります。
27/04/2023

猫ちゃんの右腕の腫瘍。
この子は病理検査の結果、リンパ腫と診断されました。
見た目は痛々しいですが、幸いこの症例では抗がん剤治療で縮小が認められています。
いずれにしても、悪性腫瘍は早期発見と診断が重要になります。

心タンポナーデ咳の主訴で来院されました。診察室に入った時点でチアノーゼ、血圧などのバイタルサイン低下が認められたため、救急処置が必要になった症例です。今回は心臓にできた腫瘤が原因でした。健康診断の時期には、血液検査だけでなくエコーやレントゲ...
16/04/2023

心タンポナーデ

咳の主訴で来院されました。
診察室に入った時点でチアノーゼ、血圧などのバイタルサイン低下が認められたため、救急処置が必要になった症例です。
今回は心臓にできた腫瘤が原因でした。
健康診断の時期には、血液検査だけでなくエコーやレントゲンなどの画像検査も重要です。

先日の手術日は、犬の頸部椎間板ヘルニアの手術(ベントラルスロット)、犬の橈骨尺骨骨折の整復(創外固定)を行いました。橈尺骨骨折は落下などが圧倒的に多いのですが、今回は他の犬に噛まれてしまって(咬傷)骨折を起こしてしまいました。落下などでの骨...
15/04/2023

先日の手術日は、
犬の頸部椎間板ヘルニアの手術(ベントラルスロット)、犬の橈骨尺骨骨折の整復(創外固定)を行いました。

橈尺骨骨折は落下などが圧倒的に多いのですが、今回は他の犬に噛まれてしまって(咬傷)骨折を起こしてしまいました。
落下などでの骨折は通常は骨、筋肉などは外部からの菌などが入らず綺麗なので術後トラブルが少なく管理も患者も楽なプレート固定を行うことが多いですが、今回のように噛まれ傷の場合、菌が入ってしまっているのでプレート固定を行うとプレートに菌が定着してしまい最悪骨の感染症(骨髄炎)などを起こしてしまう可能性が高くなります。
そのため、今回は創外固定という方法で骨折の固定を実施しています。

肺水腫治療中の猫さん。来週で18歳になりますが、とても頑張って元気になってきています。ご飯もよく食べて、退院に向けて治療中です。症例:17歳去勢雄日本猫
08/04/2023

肺水腫治療中の猫さん。
来週で18歳になりますが、とても頑張って元気になってきています。
ご飯もよく食べて、退院に向けて治療中です。

症例:17歳去勢雄日本猫

住所

東京都杉並区1-14/4
東京都杉並区, Tokyo
168-0074

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