株式会社 心理オフィスk

03/12/2025

「ミルトン・エリクソンの実践から心理療法を振り返る」セミナーの一部をYOUTUBEで視聴できるようにしました。良ければご覧ください。

オンデマンド視聴「ミルトン・エリクソンの実践から心理療法を振り返る」サンプル動画講師：長谷川明弘 先生（帝京大学文学部心理学科、臨床心理士、公認心理師）本編の視聴時間：約5時間00分（ワーク含む）本編の視.....

02/12/2025

長谷川明弘先生をお招きし「ミルトン・エリクソンの実践から心理療法を振り返る」のセミナーを開催しました。ミルトン・エリクソンの魅力が伺える素晴らしいセミナーでした。現在、このセミナーはオンデマンドで視聴可能です。ご興味ある方は以下からお申し込みください。

ミルトン・エリクソンの心理療法を学ぶオンライン研修会です。催眠療法やブリーフセラピー、家族療法の発展に大きな影響を与えた彼の実践や人となりを紹介し、実際の臨床にどう活かせるかを考えます。講義だけでなく...

26/11/2025

本郷三丁目のカロッツェでスモークサーモンとホウレンソウのクリームパスタを食べる。前菜も盛り沢山で満足です。

22/11/2025

私が担当する講座とゼミをご紹介します。
日々の実践に精神分析的なエッセンスを入れ、より深みのある、より豊かさのある臨床にしていけるような学びを提供できればと考えています。

【新春講座】精神分析的心理療法
https://portocuore.jp/seishinbunseki
精神分析的心理療法ゼミ
https://portocuore.jp/kitagawazemi

22/11/2025

この週末は臨床心理士資格の二次試験があるとのこと。面接は緊張するかもしれませんが、頑張ってください。日頃からしていることや考えていることを率直に話すことが合格の秘訣です。

20/11/2025

渥美正彦先生より「ぐっすり! 1万人を治療した専門医が教える最強の睡眠メソッド」（徳間書店）をご恵贈いただきました。 渥美先生は、私が以前勤めていたクリニックの院長で、睡眠医療の専門家として大変お世話になった先生です。 拝読するのが楽しみです。

https://amzn.to/3LQ26TJ

20/11/2025

監修させていただきました。よろしければ是非ご覧ください。

ほしのりんご (著)「白嘘姫: ある精神科患者のヘルパー利用体験記(LODOGLOBE)」

一部のプロモーションは他のセールと組み合わせることができますが、それ以外のプロモーションは組み合わせることはできません。詳細については、これらのプロモーションに関連する規約をご覧ください。

17/11/2025

11/30開催予定の「ミルトン・エリクソンの実践から心理療法を振り返る」の配布資料の一部を公開します。ミルトン・エリクソンを知る良い機会かと思います。是非ご参加ください。ご参加は以下のページからお願いします。
https://s-office-k.com/product/semi-milton-erickson-psychotherapy

15/11/2025

財政制度分科会は、「スクールカウンセラー（SC）の配置によって不登校児童生徒数の増加に歯止めがかかっている状況とは言えず、予算・人員の拡充ではなく、より効果的な活用策を模索すべきである」との見解を示しています。しかしながら、この指摘には慎重な検討が必要であると考えます。

確かに、不登校児童生徒数は近年増加傾向にあります（参考： https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm ）。しかし、その増加が「スクールカウンセラーの配置にもかかわらず生じている」とする根拠は、財政制度分科会の資料からは明確ではありません。

一方で、文部科学省による調査のまとめでは、不登校増加の背景として以下の二点が主要因として挙げられています（参考：https://www.mext.go.jp/content/20231004-mxt_jidou01-100002753_2.pdf ）。

・児童生徒の休養の必要性を明示した「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」の趣旨が浸透する中で、保護者の学校に対する意識が変化したこと。
・長期化するコロナ禍に伴う生活環境の変化により生活リズムが乱れやすくなったこと、さらに学校生活における制限の中で友人関係を築きにくく、登校意欲が生じにくい状況が続いたこと。

これらは社会的・環境的要因に基づく変化であり、スクールカウンセラー配置の効果とは直接的な因果関係は示されていません。むしろ、スクールカウンセラーの配置校では、統制されたRCT研究ではないものの、暴力行為・不登校・いじめの発生状況がいずれも 13.3～21.4％程度減少していることが報告されています（参考： https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/066/gaiyou/attach/1369863.htm ）。このように、一定の効果が示唆されている点は見逃せません。

そもそも、スクールカウンセラー制度の導入目的は「不登校の減少」そのものではありません。文部科学省は次のように整理しています（参考： https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/066/gaiyou/attach/1369846.htm ）。

すなわち、スクールカウンセラーが扱う相談内容は不登校のみならず、いじめ、友人関係、親子関係、学習、発達障害、精神疾患、自傷行為など多岐にわたり、学校現場ではより高度で多様な心理支援ニーズが生じています。こうした背景から、学校外の専門家を積極的に活用し、学校におけるカウンセリング機能を充実させることが導入の主目的とされています。

さらに、不登校支援の理念そのものが「登校という結果のみを目標としない」方向へ明確に転換されている点も重要です。「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」では、不登校児童生徒支援について、児童生徒が主体的に進路を考え社会的に自立することを目指すべきであり、不登校の時期が時に休養や自己理解のための積極的意味を持ちうることにも留意する必要があると示しています（参考： https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm ）。

以上の点を踏まえると、財政制度分科会が示した「スクールカウンセラー配置の効果が不登校数の抑制に結びついていない」とする見解は、現行の制度目的や不登校支援の理念、さらには既存データや調査結果を十分に踏まえたものとは言い難い側面があります。むしろ、スクールカウンセラーは多様化する児童生徒の心の問題に対し不可欠な役割を果たしており、その効果を単に「不登校数の増減」で測定することは適切ではありません。

2025-11-12 SCの効果的な活用模索を 学校規模の適正化不可欠、財政審
https://www.kyobun.co.jp/article/2025111203?ref=trend

財務相の諮問機関である財政制度等審議会の財政制度分科会は11月11日、文教・科学技術予算に関する検討を行い、義務教育について少子化を踏まえた学校規模の適正化などの適切なダウンサイジングが必要との見解を示し.....

14/11/2025

著者割で購入させていただきました。ありがとうございました。また読ませていただきます。

藤山直樹（著）『精神分析の深みへ』金剛出版 2025年
https://amzn.to/4p9IacM

13/11/2025

「精神分析の古典を読む会-精神分析の基礎理論-」は年間全12回の開催ですが、現在残り4回となりました。それに伴い、参加費を4400円に減額いたしました。残りの4回はライブ参加が可能で、既に終了した8回分はオンデマンドで視聴いただけます。参加を是非ご検討ください。

2025年度の精神分析の古典を読む会では精神分析の基礎理論をテーマにして、議論します。毎月1回、第2水曜日の19:00～21:05の開催です。年間12回の開催予定です。講師は北川清一郎です。費用は4,400円です。

10/11/2025

現代は、多様性が尊重される時代になっています。性別や国籍、考え方や生き方の違いを受け入れ、互いを尊重し合うことが社会の基本的な姿勢として求められています。差別や偏見は許されず、他者の異なる在り方を理解しようとすることが重要であると、多くの人が感じていることでしょう。

しかし一方で、社会の分断は深刻な問題になっています。SNSなどの場では、ある人が別の人に対して「多様性を尊重していない」と批判する光景をしばしば目にします。ところが、その批判がかえって新たな分断を生み出してしまう場合も少なくありません。なぜなら、そのような批判の多くは「自分は正しい」「相手は間違っている」という強い思い込みから発せられているからです。

多様性を守ろうとする立場にいながら、その姿勢自体が他者を傷つけたり、攻撃したりしてしまうことがあります。差別や偏見に反対しているはずが、結果的に他の誰かを差別し、偏見の目で見てしまう。分断をなくそうとしているのに、気づけば分断を広げてしまう。そうした矛盾が、現代のSNS社会では特に目立っています。それは喜劇でもあり、悲劇でもあります。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。それは、「多様性」や「分断」といった言葉が、他人を責めるための道具として使われてしまっているからです。本来、これらの言葉は他人を裁くためのものではなく、自分自身を振り返るためのきっかけであるはずです。

分断は社会の中に固定的に存在するのではありません。むしろ、一人ひとりの心の中にある対立や不一致が、社会の姿として表れているのです。人の心は善意や優しさだけでできているわけではなく、誰の心の中にも怒りや嫉妬、悪意のような感情が少なからずあります。自分の中にそうした感情があることを受け入れられないと、それを外の世界で見つけようとし、他人を責める気持ちが強くなるのです。そうして「自分は正しい、相手は間違っている」という考えに滑り落ち、結果として社会の分断が広がっていきます。

差別や分断をなくすためには、まず自分の心の中にある偏りや攻撃的な気持ちに気づき、それを見つめることが大切です。もっとも、自分自身を振り返る作業は決して容易ではありません。自らの中にある不快な感情や弱さと向き合うことは、ときに痛みを伴います。だからこそ、多くの人にとって他者を批判したり、正しさを主張したりする方がはるかに簡単で、心の負担が少なく感じられるのです。それでも、自分の中にもそうした部分があると認めることが、自らを省みる余裕をもたらし、他者への理解を深めることにつながります。

他人を批判する前に自分を省みることこそが、多様性を真に尊重する第一歩なのです。他者を分断や差別の観点から批判している限り、分断や差別はなくならず、多様性が本当に尊重される社会は実現しないでしょう。