日本ユニバーサルリハビリテーション協会

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🦠 PCR・抗原・抗体検査って何が違うの?あなたが知っておくべき検査の基礎知識と注意点こんにちは! 新型コロナウイルス感染症が流行して以来、「PCR検査」や「抗原検査」、「抗体検査」といった言葉をニュースなどで聞かない日はありませんよね。 ...
22/11/2025

🦠 PCR・抗原・抗体検査って何が違うの?あなたが知っておくべき検査の基礎知識と注意点

こんにちは! 新型コロナウイルス感染症が流行して以来、「PCR検査」や「抗原検査」、「抗体検査」といった言葉をニュースなどで聞かない日はありませんよね。 でも、「結局この3つは何が違うの?」「自分が受けるべき検査はどれ?」と、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。 特にこの冬は、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザの同時流行も警戒されています。今日は、それぞれの検査の特徴と、私たちが検査を受けるときに注意すべきポイントを、わかりやすく解説していきますね。 🔬 「今、感染しているか」を調べる2つの検査 まず、新型コロナウイルスの検査は、大きく分けて3種類ありますが、このうち**「今、体内にウイルスがあるかどうか」、つまり現在感染しているかを判定する**のに適しているのは、「PCR検査」と「抗原検査」の2つです。 1.PCR検査 何を見るの?:ウイルスの設計図である「RNA」が、唾液や鼻・喉に存在するかどうかを調べます。 特徴:微量のRNAでも増幅させて検出できるため、一般的に感度(感染者を正しく陽性にする割合)が高いとされています。 2.抗原検査 何を見るの?:ウイルスの体表面にあるタンパク質(スパイクなど)が、唾液や鼻・喉に存在するかどうかを調べます。 特徴:PCR検査と同様に、十分な量のウイルスがあれば陽性と判定されます。最近では、1回の検体採取で新型コロナとインフルエンザの感染を同時に判定できるタイプの検査も登場しており、同時流行対策として注目されています。 どちらの検査も、ウイルスが体から消えれば陰性となります。 ⚠️ 「抗体検査」は今の感染判定には適しません 一方、「抗体検査」は、上の2つの検査とは目的が大きく異なります。 3.抗体検査 何を見るの?:免疫細胞によって作られる、ウイルスに対抗するための物質である「抗体」が体内にあるかどうかを調べます。 注意点:たとえウイルスに感染していても、感染初期の数日間は、まだ体内で抗体が十分に作られていません。そのため、このタイミングで抗体検査を受けても「陰性」となってしまうのです。 つまり、抗体検査の陽性は**「過去にウイルスが体内にあった」**ことを意味するものであり、現在感染しているかどうか、そして非感染の証明にはならないことに注意が必要です。現在感染しているかどうかを知るには、必ずPCR検査または抗原検査を行う必要があります。 🎯 どの検査も完璧ではない!「偽陽性・偽陰性」の可能性 ここで、どの検査にも共通する、とても重要な注意点があります。それは、検査はどれも完璧ではないということです。 検査には、次のような可能性が常につきまといます。 偽陽性:本当は感染していないのに、「陽性」と判定されてしまうこと。 偽陰性:本当は感染しているのに、「陰性」と判定されてしまうこと。 感度(感染者を正しく陽性にする割合)や特異度(非感染者を正しく陰性にする割合)は検査方法によって異なりますが、PCR検査や抗原検査でも、感度は70%程度、特異度は99%程度と報告されています。 検査の種類 検査の仕組み・判定 検体・方法 PCR検査 唾液や鼻・喉などの粘膜に、新型コロナウイルスの遺伝子配列をもつRNAが存在しているかどうかを調べる検査です。十分な量のウイルスがあれば陽性と判定されます。 「唾液」もしくは「咽頭のぬぐい液」で検査します。 抗原検査 唾液や鼻・喉などの粘膜に、新型コロナウイルスに特有のタンパク質が存在しているかどうかを調べる検査です。十分な量のウイルスがあれば陽性と判定されます。 「唾液」もしくは「咽頭のぬぐい液」で検査します。 抗体検査 血液中に、新型コロナウイルスに対する抗体が存在しているかどうかを調べる検査です。感染してから抗体ができるまでの数日間は陽性になりません。 「血液」で検査します。 💡 偽陽性・偽陰性を減らすために この偽陽性や偽陰性をできる限り減らすためには、**「本当に感染している可能性が高い人」**を対象に検査を行うことが有効だとされています。 発熱や咳などの症状がある方や、無症状でも感染が強く疑われる方を対象に検査態勢を充実させる取り組みが進められているのは、このためです。 もしあなたが検査を受ける必要があるときは、医師や医療機関の指示に従い、ご自身の状況を正しく伝えて、適切な検査法を選んでくださいね。 ご自身の体の状態を知ることは、大切な人を守ることにも繋がります。この情報が、皆さんの不安を少しでも和らげる助けになれば幸いです。

こんにちは! 新型コロナウイルス感染症が流行して以来、「PCR検査」や「抗原検査」、「抗体検査」といった言葉を…

【冬の注意】COVID-19と「血栓」リスク【冬の注意】COVID-19と「血栓」リスク — 心・脳・腎を守るために今できること 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、全身で血液が固まりやすくなる「血栓(けっせん)」のリスクが高...
21/11/2025

【冬の注意】COVID-19と「血栓」リスク

【冬の注意】COVID-19と「血栓」リスク — 心・脳・腎を守るために今できること 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、全身で血液が固まりやすくなる「血栓(けっせん)」のリスクが高まることが知られています。特に寒い季節は血管が収縮しやすく、在宅勤務などで長時間座る機会が増えると血栓リスクがさらに上がります。本記事では「なぜ血栓が起きるのか」「どの臓器にどんな影響があるか」「予防と受診の目安」についてわかりやすくまとめます。 血栓って何が問題? — できる仕組みを簡単に 血栓は血管の中で血液が固まった「かたまり」です。血栓ができて血管を塞ぐと、その先に血液が行かなくなり、臓器や組織に酸素や栄養が届かなくなります。医学的には〈血流の停滞〉〈血管の傷害〉〈血液の凝固能亢進〉の3つがそろうと血栓ができやすくなります。COVID-19では炎症や血管(内皮)の障害、凝固系の亢進が同時に起こるため、血栓リスクが高まるのです。 血栓が狙う代表的な臓器:心臓・脳・腎臓 図1:心臓と冠動脈 — 冠動脈が血栓で閉塞すると心筋梗塞を起こします。 心臓 — 冠動脈(心臓に酸素を送る血管)が詰まると「急性心筋梗塞」になります。またCOVID-19は心筋炎(心臓の筋肉の炎症)を引き起こし、心機能を低下させることもあります。胸の強い痛み、急な息苦しさ、冷や汗、意識低下などが出たら速やかな救急受診が必要です。 図2:脳の血管構造 — 動脈が詰まると脳梗塞(脳への血流遮断)を起こします。 脳 — 脳の血管が血栓で閉塞すると「脳梗塞」を生じ、運動麻痺や言語障害、視力障害、意識障害などが現れます。若年のCOVID-19患者でも急性脳梗塞の報告があるため、片麻痺や急な言語障害などが出た場合は一刻も早く救急へ。 腎臓 — 腎臓は血液をろ過して尿を作る臓器です。腎血管が詰まると急性腎障害(急性腎不全)を引き起こすことがあり、重症例では透析が必要になることもあります。糖尿病や慢性腎疾患がある人は特に注意が必要です。 どんな検査や治療が行われるの? 医療の現場では、血栓の疑いがあると血液検査(D-ダイマー、凝固系の検査、血小板など)や画像検査(下肢エコー、CT肺動脈造影、心エコー、脳CT/MRIなど)で評価します。治療の基本は抗凝固療法(血液を固まりにくくする薬)で、症状や重症度に応じて投与量や薬剤が決まります。急性の大きな血栓では血栓溶解療法や外科的処置が検討されますが、出血リスクとのバランスが常に重要です。 冬とテレワークで高まるリスク — 今すぐできる予防法 寒さ対策をしっかり:手足・首元を温め、屋内でも重ね着を。血管の収縮を抑えます。 こまめに動く:長時間の座位は避け、30分ごとに立ち上がって脚を動かす(足首回し、かかと上げ下げ、短い歩行)。 適切な水分摂取:脱水は血液の粘度を上げ、血栓をつくりやすくします。 喫煙・過度の飲酒は控える:これらは血栓リスクを高めます。 基礎疾患がある方は医師と相談:心疾患、糖尿病、肥満、過去の血栓歴、がん治療中などは要注意。 高リスクで長距離移動する場合:弾性ストッキングの着用や医師との相談で一時的な予防的抗凝固の検討が必要になることがあります。移動が長時間に及ぶ場合は休憩を取り、足を伸ばすなど血流改善を心がけてください。 すぐに救急を要する症状(出たら迷わず受診) 強い胸痛、激しい息苦しさ、急な頻脈や意識障害 片側の下肢の突然の腫れ・痛み(深部静脈血栓の可能性) 片側の麻痺、言語障害、視力障害、急激な激しい頭痛(脳梗塞の疑い) 最後に:不安なときは一人で悩まず相談を COVID-19は血栓リスクを増やしますが、適切な予防と早期対応で危険を減らせます。特に冬は寒さと生活様式の変化(テレワークなど)でリスクが上がりやすいため、「冷やさない」「こまめに動く」「水分をとる」を日常の習慣にしてください。基礎疾患がある方や過去に血栓の既往がある方はかかりつけ医と相談し、必要なら検査や予防策を検討しましょう。 参考:臨床報告や総説ではCOVID-19と血栓の関連が多数報告されています。急性期の管理や抗凝固療法の適応については医療機関のガイドラインに従ってください。 (解説作成:日本ユニバーサルリハビリテーション協会向け簡易まとめ)

【冬の注意】COVID-19と「血栓」リスク — 心・脳・腎を守るために今できること 新型コロナウイルス感染症…

睡眠は本当に必要か?「science」からの最新知見「睡眠は本当に必要なのでしょうか?」世界各地で睡眠に関する講演を行っている私は、この質問をしばしば受ける。答えは明快だ。「はい。どんな人間であっても眠らなければなりません」。喉の渇きや食欲...
20/11/2025

睡眠は本当に必要か?「science」からの最新知見

「睡眠は本当に必要なのでしょうか?」世界各地で睡眠に関する講演を行っている私は、この質問をしばしば受ける。答えは明快だ。「はい。どんな人間であっても眠らなければなりません」。喉の渇きや食欲、性欲と同様に、睡眠欲求は生理的な本能である。しかし、人生の3分の1を無意識で過ごすことが、具体的にどのような恩恵をもたらすのかについては、長い間、科学者にとっても謎であった。 睡眠研究の第一人者アラン・レヒトシャッフェン(Allan Rechtschaffen)は、睡眠の機能が完全には解明されていないことを認めた上で、1978年に次のように述べている。「もし睡眠に生命維持の機能がまったくないのだとしたら、睡眠は進化が犯した最大のミスだ。」さらに1990年代、著名な睡眠研究者J.アラン・ホブソン(J. Allan Hobson)は、「睡眠の唯一確かな機能は眠気の解消だ」と皮肉を込めて語った。 しかし、過去20年間の研究によって、睡眠の必要性の一部が徐々に明らかになってきた。確実に言えることは、睡眠には複数の目的があるということだ。免疫機能、ホルモンバランス、精神の健康、学習・記憶、脳内の老廃物の除去など、多岐にわたる生物学的プロセスを最適化するのに不可欠であると考えられている。ただし、睡眠が不足するとこれらの機能が完全に止まるわけではない。むしろ、睡眠は各システムの“性能を最大化”する役割を果たしているようだ。とはいえ、睡眠なしに何カ月も生きられる人間はいない。 こうした理解に到達するまでには長い時間を要した。かつては、皮膚表面から血液が引くことや、胃から温かい蒸気が上昇することが睡眠を誘発すると信じられていた。しかし20世紀末以降、脳波、呼吸、ホルモン分泌の日内変動などの詳細な測定が進み、睡眠の恩恵とそのメカニズムが徐々に特定されてきた。 皮肉なことに、睡眠が心身の健康に不可欠であるという研究が増える一方で、現代人が夜にモルペウス(ギリシャ神話の夢の神)のもとで過ごす時間は減り続けている。 ■■■ 命取りとなる不眠症 睡眠が生命に不可欠であることを示す最も明確な例は、1989年にレヒトシャッフェンの研究室にいたキャロル・エパーソン(Carol Everson)が発表した実験である。彼女は、完全に睡眠を奪われたラットは1か月以内に死亡することを発見した。特に、ラットがレム睡眠(急速眼球運動を伴う睡眠段階)に入るのを阻止するだけでも致死的であった。 しかし、四半世紀以上経った今でもラットの死因は不明である。ストレス、過剰な代謝、体温調節異常、免疫不全などの可能性は調査されたが、どれも直接の原因とは認められなかった。 断眠による死亡はラット特有ではない。致死性家族性不眠症(Fatal Familial Insomnia: FFI) は人間の遺伝性疾患であり、不眠が進行して死に至る。1986年、イタリア・ボローニャ大学のルガレシ(Elio Lugaresi)とメドリ(Rossella Medori)が、53歳男性の難治性不眠症と死の症例を報告した。彼の親族も同様に世代を超えて死亡していた。 男性の脳では、視床の2つの領域の神経細胞が大量に失われていた。視床は感覚入力の中継点として知られるが、感情記憶や睡眠紡錘波の生成にも関与している。その後、1990年代後半、メドリらの研究により、病因はプリオン(異常な立体構造をとるタンパク質)であることが判明した。スクレイピーや狂牛病(BSE)と同様のメカニズムだが、FFI のプリオンは食事由来ではなく、遺伝的に受け継がれる。 幸いなことに、FFI患者を除き、断眠が直接の死因となった一般人の症例は報告されていない。しかし、人間が数カ月以上完全に眠らずに生存した例も存在しない。 ■■■ 抗体とホルモン:睡眠不足の具体的影響 睡眠不足は免疫機能、ホルモン作用、代謝、脳機能に大きな影響を与える。以下は代表的な研究である。 ● ワクチン免疫の低下 2003年の研究では、A型肝炎ワクチンを接種した学生の半数に徹夜を指示した。4週間後の抗体量は、睡眠をとったグループが、徹夜したグループより97%高い値 を示した。 別の研究では、家庭での睡眠を記録し、B型肝炎ワクチン接種後の抗体量を測定したところ、睡眠1時間の増加で抗体量が56%増加した。 さらに6か月後、平均睡眠6時間未満の人は、免疫が不十分になるリスクが7倍に上昇した。 ● 代謝と肥満のリスク シカゴ大学のヴァンコーター(Van Cauter)らの研究では、睡眠時間を4時間に制限すると、インスリン作用が40%低下した。 別研究では、睡眠不足により食欲ホルモン・グレリンが28%増加し、空腹感が23%増した。 50以上の研究で、睡眠不足と肥満リスク増加の関連が裏づけられている。・子ども(6~9歳):睡眠不足 → 肥満リスク1.5〜2.5倍

「睡眠は本当に必要なのでしょうか?」世界各地で睡眠に関する講演を行っている私は、この質問をしばしば受ける。答え…

ついに「室温超伝導」が実現か?水素,硫黄,炭素をまぜた試料にタイヤ圧の100万倍の圧力をかけると超伝導についに「室温超伝導」が実現か? 水素,硫黄,炭素をまぜた試料にタイヤ圧の100万倍の圧力をかけると超伝導に。 電力の損失がゼロの送電ケー...
18/11/2025

ついに「室温超伝導」が実現か?水素,硫黄,炭素をまぜた試料にタイヤ圧の100万倍の圧力をかけると超伝導に

ついに「室温超伝導」が実現か? 水素,硫黄,炭素をまぜた試料にタイヤ圧の100万倍の圧力をかけると超伝導に。 電力の損失がゼロの送電ケーブル、高速で人や物を運ぶリニアモーターカー、これらの実現に欠かせないのが、電気抵抗がゼロの状態である「超伝導」だ。 しかし、物質を超伝導状態にするためには、物質を非常に低い温度まで冷やす必要があり、それにはコストがかかる。 そのため、「室温」で物質を超伝導状態にすることが待望されていた。 そしてついに今回、超高圧下ながらも、室温での超伝導が実現したと報告された。 室温超伝導の意義 「**室温超伝導**」は、科学者や技術者にとって長年の夢でした。もし、特別な冷却装置なしに、私たちが普段生活している温度(室温)で超伝導現象が起きれば、送電ロスがゼロになり、**エネルギー効率**が劇的に向上します。また、MRIやリニアモーターカーなどの超伝導技術の利用コストも大幅に下がり、より広範な応用が可能になります。今回の発見は、その究極の目標に向けた重要な一歩と位置づけられます。 物理学と最新の発見 2020年10月14日、『Nature』で、**$14.55^\circ\text{C}$**という室温環境下で超伝導が実現されたとの研究論文が発表された。 1911年に極低温下で超伝導現象が発見されてから、100年ごしの快挙となった。 ⚡ 超伝導とは 超伝導とは、簡単にいうと、物質の電気抵抗がゼロになる現象だ。 超伝導になる物質のことを「**超伝導体**」という。 常伝導と超伝導のメカニズム 常伝導(超伝導ではない、電気を通す状態)の物質の内部では、物質を構成する原子が格子状に並んだ「**結晶格子**」とよばれる構造がつくられている。 この中を電子が移動することで電流が生じるが、結晶格子は熱によって振動したりするため、電子と衝突し、その結果、電気抵抗が生じ、発熱により電力の一部が熱になって失われてしまう。 補足説明:常伝導状態の電力損失 常伝導体(通常の導体)で電気が流れるとき、電子は物質内の原子の振動(熱運動)とぶつかります。この衝突が電気抵抗の本質であり、その抵抗によって**ジュール熱**が発生し、電力の一部が熱として外部に逃げてしまいます。これが送電ケーブルなどで発生する**送電ロス**の原因です。 超伝導になると、二つの電子がペア(**クーパーペア**)を形成するようになり、結晶格子と衝突することなく移動できるようになるため、直流送電では**電力がいっさい失われない**(エネルギーの損失がゼロ)。 超伝導体は、電気抵抗がゼロになるほか、磁石の上に乗せると浮くという特徴ももつ。これは「**マイスナー効果**」と呼ばれ、超伝導体から磁場が完全に排除される現象である。 💡 超伝導の応用 超伝導体は、すでに多数発見されており、さまざまな場面で利用されている。 たとえば、JR東海が進めているリニアモーターカーの「**超伝導電磁石**」がある。 これを使うと、品川〜名古屋をわずか40分で移動できるようになるという。 超伝導は、革新的な技術開発につながる物理現象なのだ。 補足説明:具体的な応用例 **医療分野**: **MRI (磁気共鳴画像装置)**の強力な磁場生成に超伝導磁石が不可欠です。 **エネルギー分野**: **超伝導送電ケーブル**による電力ロスゼロの送電、核融合炉の強力な磁場閉じ込め。 **交通分野**: **リニアモーターカー**の浮上・推進システム。 **科学計測**: 高精度な**SQUID**(超伝導量子干渉素子)を用いた微弱な磁場の検出など。 🌡️ 極低温環境の課題 電力損失ゼロの送電ケーブルとして超伝導体を実用化することには課題がある。 なぜなら、通常、物質を超伝導状態にするためには、**極低温になるまで冷やさなければならない**からだ。 これには、**液体窒素や液体ヘリウム**などの超低温の液体で冷やす必要があるが、液体をつくること自体にコストがかかるという問題がある。 室温超伝導実現への道のり 「室温超伝導の実現」という夢に向かって、多くの研究者が長年にわたり試行錯誤をつづけてきた。 🔬 今回の発見 アメリカ、ロチェスター大学の**ランガ・ディアス博士ら**の研究チームが、**水素、硫黄、炭素**を実験装置の中に入れ、標準的なタイヤ圧の100万倍にあたる**267ギガパスカル (GPa)**という圧力をかけた。 すると、それによってできた物質の電気抵抗がゼロになり、「マイスナー効果」という超伝導に特有の現象も確認されたという。 今回の研究で、水素・硫黄・炭素からなる物質が、超高圧下ながらも、ついに**室温超伝導を達成**した。 転移温度は**$287.7\text{K}$($267\text{GPa}$)**である。 🔑 かぎは「水素」...

ついに「室温超伝導」が実現か? 水素,硫黄,炭素をまぜた試料にタイヤ圧の100万倍の圧力をかけると超伝導に。 …

🚀 人類はふたたび月に降り立つ人類が月で持続的に活動する時代の とびらを開く 「アルテミス計画」 アメリカは現在、2名の宇宙飛行士を2024年に月面に着陸させる「アルテミス計画」を主導している。2020年10月13日、この計画に参加する8か...
17/11/2025

🚀 人類はふたたび月に降り立つ

人類が月で持続的に活動する時代の とびらを開く 「アルテミス計画」 アメリカは現在、2名の宇宙飛行士を2024年に月面に着陸させる「アルテミス計画」を主導している。2020年10月13日、この計画に参加する8か国が宇宙探査のためのガイドライン「アルテミス合意」に署名した。各国が思いえがく、月探査の展望をレポートする。 協力 筒井史哉 宇宙航空研究開発機構(JAXA)国際宇宙探査センター・センター長 宇宙開発 アメリカ、イタリア、オーストラリア、カナダ、日本、ルクセンブルク、アラブ首長国連邦、イギリスの8か国は2020年10月13日、「アルテミス合意」に署名した。この合意は、国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」の参加国が尊重すべき13の項目からなる。平和的な目的で月探査活動を行うことや、月の資源利用を適切に行うことなどがうたわれている。ただし、この合意は、各国の共通認識を示すことを目的とした政治的宣言で、法的強制力はない。 半世紀ぶりに月をめざす 「アルテミス計画」 1969年にアメリカのアポロ11号が史上はじめて有人月面着陸に成功した。それから1972年までの4年間で計6回の月面着陸が行われ、計12人の宇宙飛行士が月に降り立った。この「アポロ計画」以降、人類は50年近く月を訪れていない。 そこで、ふたたび人類を月に送りこんで、地球外の天体で持続的に活動するための技術を確立し、最終的には有人での火星着陸をめざそうという野心的なプロジェクトが立ち上がった。それがアルテミス計画だ。 アルテミス計画のかぎとなるのが、「ゲートウェイ(月近傍有人拠点)」だ。 現在、宇宙飛行士は、地球の周囲をまわるISS(国際宇宙ステーション)に滞在し、活動を行なっている。ゲートウェイは、いわば「月のISS」として機能し、地球と月を行き来する際の、月の「玄関口」としての役割をになう。 地球から月への玄関口となる「ゲートウェイ」の完成予想図 右端の太陽電池パネルをもつモジュールが最初に打ち上げられる電力推進モジュールで、それ以外の各モジュールも順に打ち上げられ、接続される。左端にえがかれているのがオリオン宇宙船だ。 宇宙飛行士は、新型宇宙船「オリオン」に搭乗して、ゲートウェイに向かう。その後、ゲートウェイ上で月着陸船「HLS」に乗りかえ、月面への着陸を行う。月面での活動を終えた飛行士は、ふたたびHLSでゲートウェイにもどり、オリオンに乗って地球に帰還する計画だ。 今のところ、2024年の月面着陸までに、3回のミッションが予定されている。 2021年の「アルテミスI」では、無人のオリオンで地球と月の往復試験が行われる。 つづく2022年の「アルテミスII」では、実際に宇宙飛行士をオリオンに搭乗させ、月の裏側をまわり地球に帰還させる試験を行う。これと並行して、ゲートウェイの建設を開始する。 そして2024年の「アルテミスIII」で、2名の宇宙飛行士がHLSで月の極域に着陸し、約6日間にわたって月面で活動する計画だ。この2名は、「The first woman and the next man」だと発表されている。これは、「宇宙飛行士としてはじめて月面に降り立つ女性と、アポロ計画につづいて月面に立つ男性」という意味だ。 2025年以降は毎年1回程度、宇宙飛行士の月面探査ミッションが行われる。さらに、観測装置などを月面に送りこむ「CLPS」というミッションも行われる予定だ。また、2020年代後半からは、月面に「アルテミス・ベースキャンプ」とよばれる基地が建設される。 民間と国際 月着陸船「HLS」(右上) に搭乗して月面に着陸し、探査活動を行う宇宙飛行士たちのイメージ。HLSはブルーオリジンやスペースXなど3社が研究開発を進めている。 これほどの巨大プロジェクトにもはや予算的にもNASA(アメリカ航空宇宙局)単独で実行することはできない。「そのため、アルテミス計画では当初から、民間と国際という二方面のパートナーと共同して計画を進めることがうたわれています」。そう話すのは、JAXA国際宇宙探査センターの筒井史哉センター長である。 アルテミス計画のうち、HLSの開発やCLPSは民間企業によって行われる。 オリオン宇宙船のサービスモジュール(太陽電池パネルがついている部分)はESA(ヨーロッパ宇宙機関)が開発を担当する。 ゲートウェイにはESA、JAXA、ROSCOSMOS(ロシアの国営企業)などが開発を担当するモジュールが接続される。 日本はESAと共同で居住棟の開発を担当するとともに、「こうのとり(HTV)」の後継機によって物資補給も行う計画だ。 また、JAXAは、月着陸技術の確立をめざす小型月着陸実証機「SLIM」を2022年度の打ち上げを目標に開発を進めている。 2020~2030年代には、アルテミス計画に参画していない国々も月探査を行うことになるという。たとえば、2019年に「嫦娥4号」を世界ではじめて月の裏側に軟着陸させた中国は、今年中に「嫦娥5号」を打ち上げ、月の試料を地球にもち帰る計画を立てている。2023~2024年には、ISRO(インド宇宙研究機関)がJAXAと共同して月の極域を探査する「LUPEX」ミッションが計画されている。 持続的な月資源利用の ルールが求められている 人間が月面に長期滞在するためには、基地の資材や飲料水、燃料などを、ある程度は月で調達する必要がある。ところが、そのための天然資源を自由に採掘・利用してよいかという点で、各国の意見が一致していないのだ。「宇宙条約という国際法では、天体の領有禁止などは定められているものの、今のところ、資源利用については具体的な規定が存在しません」(筒井センター長)。 このように、さまざまな国や企業が続々と月をめざす時代に入ったが、心配な点もある。とくに考えなければならないのは、月の資源利用だ。 今回のアルテミス合意は、アメリカと近い考えをもつ8か国が、意見の集約をめざして、指針をいち早く打ちだした図式になっている。ほかの国々も、今後国内で意見がまとまれば合意に署名するとみられ、月という舞台で国際協力がうまくいくかどうかに注目が集まっている。 文部科学省は2020年10月23日、日本人宇宙飛行士を13年ぶりに募集すると発表した。具体的な募集要領は2021年秋に発表される予定だ。近い将来、日本人宇宙飛行士が月面に降り立つ日がくるかもしれない。 (執筆:中野太郎)

人類が月で持続的に活動する時代の とびらを開く 「アルテミス計画」 アメリカは現在、2名の宇宙飛行士を2024…

医療の現場に携わる皆さん、今日は京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の髙橋淳所長が語った「iPS細胞治療の現在と未来」について、一緒に歩くようにお話ししていきましょう。 2025年4月。京大病院とCiRAが連携して行ったパーキンソン病の医師...
14/11/2025

医療の現場に携わる皆さん、今日は京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の髙橋淳所長が語った「iPS細胞治療の現在と未来」について、一緒に歩くようにお話ししていきましょう。 2025年4月。京大病院とCiRAが連携して行ったパーキンソン病の医師主導治験が、大きな成果を発表しました。iPS細胞から作った神経細胞を脳に移植し、実際に症状が改善した――この一報に、再生医療の世界は静かに、でも確かに沸き立ちました。 このプロジェクトを率いたのが、脳外科医としてのキャリアを持ちつつ、「壊れた部位を取り除くより、正常なものをつくりたい」と語る髙橋淳先生です。彼の言葉には、医療を「再生」へと導く情熱がにじんでいます。 治験に至るまでの道のりは、想像を超える試行錯誤の連続でした。前例がないがゆえに、どこまで安全性を確かめればいいのか、指標すら存在しなかった。たとえば造腫瘍性の試験――がん化リスクの検証です。研究チームは、実験動物の脳内に最大量の細胞を移植し、その動物が死ぬまで観察を続けました。約50週。まさに「命を通しての安全性評価」でした。その経験が、今では39週という観察期間の“標準”を作り上げたのです。誰かが道を切り開いたから、次の世代の研究者がスムーズに進める。医療の歴史には、そんな「無名の基準」がいくつもあります。 治療効果の手応えも少しずつ見えてきました。移植されたiPS細胞由来の神経細胞は脳内でしっかり生着し、ドーパミンを産生。ただ、量としてはまだ正常に遠く、症状の重い患者を回復させるには至っていません。次のステップは、移植する細胞の量を増やして検証すること。そして、レボドパ製剤との併用によって、既存治療の効果を高める可能性にも期待が寄せられています。 髙橋先生は「レボドパ製剤は神経細胞があってこそ効く薬。iPS細胞で神経を取り戻せば、薬の力も本来の輝きを取り戻す」と話します。なるほど、既存医療と再生医療が“手を取り合う”イメージが浮かびますね。 もちろん、現実的な課題もあります。それはコスト。iPS治療はまだ高額で、採算性はほとんど見込めません。だからこそ、髙橋先生は「患者数の多い疾患から導入していく」と話します。さらに、同じ技術で治療できる疾患を“疾患群”としてまとめれば、研究や生産のスケールメリットも得られる。そして、国内だけでなく海外にも展開することで、技術としての持続可能性を確保する構想もあります。 一方で、技術革新のスピードも加速しています。AIやロボットを用いた細胞培養、DX化による標準作業の自動化――これまで熟練技術者の経験に頼っていた部分が、確実に「システム」に置き換わりつつあります。手作業によるばらつきが減り、培養コストも下がる。髙橋先生は「5年、10年後には驚くような進展がある」と、静かな確信をもって語ります。 最後に、未来の話をしましょう。髙橋先生は、こう言います。「iPS細胞、遺伝子編集、そしてデリバリー技術――この3つが融合する時代が来る」それはまるで、スティーブ・ジョブズが“iPhone”を発表したときのように、いくつもの革新が一つに集約され、新たな医療のかたちを生み出す瞬間。 これからの主役は若い世代。けれど、その礎には、命をかけて「安全性」を見つめ続けた研究者たちの時間があります。 私たち医療従事者に求められるのは、技術を追うだけでなく、その“意味”を理解すること。患者の「これから」を変える一歩が、静かに、でも確実に始まっている――そう感じさせてくれる、髙橋淳先生の言葉でした。

医療の現場に携わる皆さん、今日は京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の髙橋淳所長が語った「iPS細胞治療の現在…

1. 概要 iPS細胞(induced pluripotent stem cell: iPSC)の発見から約20年。再生医療、創薬、疾患モデル研究など、基礎から臨床応用への橋渡しが本格化している。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、その...
13/11/2025

1. 概要 iPS細胞(induced pluripotent stem cell: iPSC)の発見から約20年。再生医療、創薬、疾患モデル研究など、基礎から臨床応用への橋渡しが本格化している。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、その中核を担う研究機関として、再生医療・遺伝子治療・個別化医療の3領域を中心に大きな進展を遂げている。 2. パーキンソン病へのiPS再生医療応用 ◾ 髙橋淳 所長による治験報告 2025年4月の治験結果発表により、iPS細胞由来ドーパミン産生神経細胞の移植療法が安全性および有効性の初期的指標を示した。 対象:7例(2年間経過観察6例) 結果: 重篤な有害事象なし 生着およびドーパミン産生を確認 6例中4例で臨床症状改善(UPDRS改善) ◾ 医学的意義 この結果は、iPSC由来神経細胞が長期生着・機能維持可能であることを実証した世界初の臨床例の一つであり、神経変性疾患に対する細胞補填療法の臨床的成立可能性を示した。 ◾ 今後の課題 分化効率の最適化と成熟度の均一化 移植細胞の生着率・神経接続形成の向上 免疫寛容誘導による拒絶反応の最小化(HLAマッチング/HLA欠失細胞) 複合治療戦略:薬物・リハビリ・遺伝子治療との併用モデル構築 3. iPS細胞による多因子疾患の機能解析と個別化医療 ◾ 北川瑶子 助教の研究 北川氏は、遺伝子多型(SNP)に基づく多因子疾患の病態解析をiPS細胞で行っている。特に、環境因子(加齢・生活習慣)を排除した状態で遺伝的差異が細胞機能へ及ぼす影響を直接解析できる点にiPSCの優位性がある。 ◾ 研究例:COVID-19重症化リスク多型の解析 対象:免疫関連遺伝子SNPを有する患者由来iPSC 手法:iPSC→マクロファージ分化→ウイルス応答解析 結果:リスク多型保持細胞でマクロファージの貪食能・ウイルス除去能の低下を確認 ◾ 医学的意義 この手法は、遺伝的リスクと免疫応答の機能的関連性...

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本日は「皮膚の日」をテーマに、健康・美容を科学的に(そして大胆な仮説で)考察したランキングを作成しました。 📅 今日のテーマ:【皮膚の日】🔬 ユニリハ科学が選ぶ!【TOP10】地球上で最も肌を「覚醒」させる奇跡の場所(環境)ユニリハの自然科...
12/11/2025

本日は「皮膚の日」をテーマに、健康・美容を科学的に(そして大胆な仮説で)考察したランキングを作成しました。 📅 今日のテーマ:【皮膚の日】🔬 ユニリハ科学が選ぶ!【TOP10】地球上で最も肌を「覚醒」させる奇跡の場所(環境)ユニリハの自然科学、特に**「量子皮膚学」と「環境情報科学」に基づき、肌細胞の最も深いレベルで「自己再生能力を覚醒させる」と仮定される環境因子を総合評価しました。このランキングは、単なる湿度や温度ではなく、場所が持つ固有のエネルギー周波数と、空気中に存在する微細な生体活性分子(バイオアクティブ・エアロゾル)**の濃度を基準に決定しています。 誰も文句は言えません。なぜなら、これは私たちの仮説なのですから! ユニリハ科学が選ぶ!【TOP10】地球上で最も肌を「覚醒」させる奇跡の場所 ユニリハ科学が選ぶ! 【TOP10】地球上で最も肌を「覚醒」させる奇跡の場所(環境) ※本ランキングは、ユニリハの「量子皮膚学」と「環境情報科学」に基づく大胆な仮説です。 ↓ スクロールしてカウントダウン! ↓ #10 北欧の白樺林(春の樹液抽出シーズン) 根拠(仮説): [環境情報科学] 白樺樹液に含まれるキシリトールやミネラルが空気中に微量に拡散し、肌細胞の水分保持機能をサポートする。 #9 イタリア・トスカーナ地方のオリーブ畑 根拠(仮説): [量子皮膚学] オリーブオイルの揮発成分が周囲の電磁波ノイズを吸収し、肌細胞の「情報伝達エラー」を低減するシールド効果がある。 #8 深海 熱水噴出孔周辺(水深2,000m超) 根拠(仮説): [環境情報科学] 極限環境微生物が産生する特殊なエクトインなどの浸透圧保護物質が、肌の保湿能力を飛躍的に高める。高圧も肌に作用。 #7 ハワイ・キラウエア火山の蒸気孔周辺 根拠(仮説): [量子皮膚学] 地球深部の熱によって温められた水蒸気に含まれる硫化水素が、細胞のシグナル伝達を助け、コラーゲン合成を間接的に促進する。 #6 フランス・ボルドー地方 古代のワインセラー 根拠(仮説): [環境情報科学] 湿度が高く、空気中に微量のレスベラトロール(抗酸化物質)がエアロゾルとして存在し、肌表面の微細炎症を抑制すると仮定。 #5 チベット高原 標高5,000m 根拠(仮説): [量子皮膚学] 低気圧環境と強い宇宙線が肌に「適度なストレス」を与え、細胞の防御・修復システムを極限までブースト(Adaptation Effect)。 #4 日本・立山連峰 標高2,500m付近の雷鳥生息地 根拠(仮説): [環境情報科学] 紫外線と酸素が結合して生まれる「超微細オゾンクラスター」が、細胞のミトコンドリアを適度に刺激し、細胞活性化を促すホルミシス効果を発揮。 #3 アイスランド・ブルーラグーン 底層付近 根拠(仮説): [量子皮膚学] シリカとミネラルが特殊な**超伝導性ナノ結晶**を形成し、皮膚組織の電気的インピーダンスを最適化。地熱エネルギーが細胞代謝を活性化させる。...

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1.論文・研究概要 研究論文: 藤原 祐一郎 助教(大阪大学医学系研究科/構造生物学・生理学系)の研究グループが、電位依存性プロトンチャネル(H⁺チャネル)である Hv1(別名 VSOP/Voltage-sensing H⁺ channel...
12/11/2025

1.論文・研究概要 研究論文: 藤原 祐一郎 助教(大阪大学医学系研究科/構造生物学・生理学系)の研究グループが、電位依存性プロトンチャネル(H⁺チャネル)である Hv1(別名 VSOP/Voltage-sensing H⁺ channel 1)について、「温度依存性ゲーティング(チャネルがオン/オフする挙動)が体温域で起こる仕組み」を明らかにした論文「The cytoplasmic coiled-coil mediates cooperative gating temperature sensitivity in the voltage-gated H⁺ channel Hv1」が 2012 年に発表されました。 Nature+2大阪大学 研究者総覧+2 また、チャネルの二量体構造(2つのサブユニットが絡み合ったもの)や膜貫通部と細胞質側結合部(コイルドコイル構造)に関して、さらに詳細な構造解析も行われています。 RUPress+1 主な発見ポイント: Hv1チャネルは免疫細胞(特に白血球・貪食細胞等)に発現しており、H⁺(プロトン)を透過させることで、活性酸素(ROS)産生や血液中・細胞内での細胞応答を助ける役割があると報じられています。 スプリング8+1 この研究では、チャネルの「温度感受性(温度が変わることでゲーティング挙動が変わる)」が、チャネルを構成する2つのサブユニット間の結合ドメイン──細胞質側のコイルドコイル構造(“coiled-coil”)に大きく依存していることを実験的に示しました。 Nature+1 具体的には、コイルドコイル構造の熱安定性(thermostability)が高いほど、チャネルの開口(オン)するための温度が高く、逆に熱安定性を変える変異を入れると温度依存性がずれるというデータが得られています。 Nature+1 さらに、チャネルは二量体(dimer)を形成しており、この二量体構造が「協調ゲーティング(一方のサブユニットの動きがもう一方を誘導する)」を可能にしており、この協調性も温度依存性に寄与しているという指摘があります。 Nature+1 研究で使われた手法: たとえば、X線結晶構造解析、円二色性スペクトロスコピー(CDスペクトルを用いて二次構造変化を評価)、電気生理学的測定(チャネル電流・ゲーティング特性の温度変化追跡)など、構造生物学・生理電気学双方の手法が組み合わされています。 Nature+1 また、報道記事にもあるように、大型放射光施設(SPring‑8)等を用して構造検討またはタンパク質の高精度解析を行った可能性が提示されています。 2.研究メカニズムの詳しい解説 2-1 Hv1チャネルとは何か? Hv1(VSOP)は、通常「電位依存性 H⁺チャネル」と呼ばれるイオンチャネルの一種で、細胞膜の電位変化に応じてプロトン(H⁺)を透過させる役割があります。 大阪大学 研究者総覧+1 通常の典型的なイオンチャネル(例:K⁺チャネル、Na⁺チャネル)は「電位センサー部(VSD)+透過部(poreドメイン)」という構造を持ちますが、Hv1は透過部分が特殊で、VSD構造自身がプロトンの通路として機能するという特徴があります。 Nature+1 免疫細胞(好中球・マクロファージ・ナチュラルキラー細胞など)において、活性酸素(ROS)を発生させる際や、pH変化を伴う細胞応答にこのチャネルが寄与しているという研究があります。 大阪大学 研究者総覧 2-2 二量体・コイルドコイル構造と温度依存性ゲーティング Hv1チャネルは2つのサブユニット(モノマー)が結合して「二量体(dimer)」を形成します。 Nature+1 各サブユニットの末端(細胞質側)に「コイルドコイル(αヘリックスが絡み合った構造)」があり、この構造がサブユニットどうしを結びつけ、協調的なチャネル開閉(ゲーティング)を可能にします。 Nature+1…...

1.論文・研究概要 研究論文: 藤原 祐一郎 助教(大阪大学医学系研究科/構造生物学・生理学系)の研究グループ…

😩 導入:共感と問題提起「最近、どうも疲れやすい」「夕方になると足がパンパン」「集中力が続かない...」 これらは、デスクワークに励む多くの方が抱える悩みではないでしょうか。 もしかしたら、その原因は「年のせい」でも「運動不足」だけでもなく...
11/11/2025

😩 導入:共感と問題提起「最近、どうも疲れやすい」「夕方になると足がパンパン」「集中力が続かない...」 これらは、デスクワークに励む多くの方が抱える悩みではないでしょうか。 もしかしたら、その原因は「年のせい」でも「運動不足」だけでもなく、**「座りすぎ」**にあるかもしれません。 今、世界では、長時間座り続ける生活習慣によって引き起こされる健康リスクが深刻な問題として認識されており、これは**「Sitting Disease(座りすぎ病)」**と呼ばれ警鐘が鳴らされています。 「座っているだけなのに、なぜ病気のリスクが?」—そう思われるかもしれません。 この記事では、あなたの身体に何が起こっているのかを理解し、いますぐデスクでできる1分の簡単リセット術をご紹介します。まずは、あなたの体のSOSに気づくことから始めましょう! 🔬 主要トピック1:【知識】座りすぎが体に起こす「3つの悪影響」人間は狩猟採集の時代から、立ったり歩いたりするよう設計されています。長時間座っている状態は、身体にとって非常に不自然です。座りすぎがあなたの身体機能に与える具体的な悪影響を見てみましょう。 1. 姿勢の崩れ(ストレートネック、猫背)デスク作業中、無意識に頭が前に突き出し、背中が丸まっていませんか? 長時間同じ体勢でいると、背中や腰の筋肉が緩み、逆に首や肩の筋肉は緊張し続けて硬くなります。 これが慢性的な猫背やストレートネックを引き起こし、肩こりや頭痛の原因となります。 2. 血流の滞り(むくみ、冷え)座っているとき、特に太ももの裏側やお尻は体重で圧迫されています。 圧迫により血流が阻害されると、老廃物が排出されにくくなり、足のむくみやだるさにつながります。 血流が滞ると全身に温かい血液が循環しにくくなり、冷え性を悪化させる原因にもなります。 3. 代謝機能の低下(肥満リスク、心疾患リスク)座りすぎの最大のリスクは、**「活動量が極端に減ること」**です。 座っていると、体内で最も大きい筋肉である**下半身の筋肉(大腿四頭筋、大臀筋など)**の活動が停止します。 筋肉が働かないとエネルギー消費が低下し、血糖値や中性脂肪の処理能力が落ちます。これが肥満リスクや心疾患リスクを高めることに繋がると考えられているのです。 📝 主要トピック2:【チェック】あなたの座りすぎ度は?危険度診断チェックリストあなたの「座りすぎ」リスクをチェックしてみましょう。当てはまる項目の合計数を確認してください。 🚨 診断結果: 0〜1個: 低リスク。今の習慣を維持しましょう。 2〜3個: 中リスク。意識的に立ち上がる習慣が必要です。 4個以上: 高リスク。いますぐ、仕事中の習慣を見直しましょう! 💪 【実践】今すぐリセット!1分でできる「座り姿勢」リセットストレッチ 危険度が高かった方もご安心ください!座りすぎによる体の固まりは、わずか1分でリセット可能です。休憩時間や気分転換に、この**「ちょい立ち」リセット術**を試してみてください。 1. 股関節リセット:「大股ひらき」ストレッチ 長時間座って固まった**股関節(腸腰筋)**を伸ばすことで、腰の緊張を和らげます。 立ち上がり、両足を大きく前後に開きます。(大股一歩分) 前の足の膝を曲げ、体重をゆっくり前方にかけます。(後ろの足の付け根が伸びるのを感じます) 深く息を吐きながら15秒キープ。左右入れ替えて行います。 2. 肩甲骨リセット:「天井パンチ」ストレッチ 猫背で固まった背中や胸の筋肉を開放し、血流を促します。 立ち上がり、両手を頭の上で組みます。 息を吸いながら両腕を思い切り天井に向かって突き上げ、上半身を上に引き伸ばします。 息を吐きながら、組んだ手を後ろに大きく反らすように広げます。(肩甲骨が中央に寄るのを感じます) この動作を5〜10回繰り返します。 ✨ まとめ:体のSOSに気づくこと、それが第一歩 今回の記事で、「座りすぎ」が単なる**“疲れ”ではなく、あなたの身体機能に深く関わる“リスク”**であることをご理解いただけたかと思います。 まずは、1時間に1回立ち上がって、たった1分のストレッチやリセット術を行うことから始めてみましょう。あなたの小さな行動が、未来の健康を大きく左右します。 次回の記事では、デスクから離れられない方のために、「座りながら」できる効果的な姿勢改善と、身体機能アップに役立つ最新健康グッズをご紹介します。どうぞお楽しみに!

😩 導入:共感と問題提起「最近、どうも疲れやすい」「夕方になると足がパンパン」「集中力が続かな…

1️⃣ 序章:愛と平和は「抽象」ではなく「生理現象」 私たちは「愛」や「平和」を精神的・哲学的な概念として語りがちです。しかし近年の神経科学・心理生理学の研究によって、これらの感情や社会的状態が明確な“身体反応”を伴う生理現象であることがわ...
10/11/2025

1️⃣ 序章:愛と平和は「抽象」ではなく「生理現象」 私たちは「愛」や「平和」を精神的・哲学的な概念として語りがちです。しかし近年の神経科学・心理生理学の研究によって、これらの感情や社会的状態が明確な“身体反応”を伴う生理現象であることがわかってきました。 たとえば、人と人が信頼関係を築くときには「オキシトシン」というホルモンが分泌され、心拍変動(HRV)が安定し、副交感神経優位な状態になります。つまり、愛=自律神経の安定化、そして平和=集団的な神経調律といえるのです。 2️⃣ 愛がつくる「身体の調和」:オキシトシンと心拍のリズム 「愛する」「支える」「触れる」——これらの行為によって脳の視床下部から分泌されるオキシトシンは、ストレスホルモン(コルチゾール)を抑制し、血圧や心拍数を安定させます。 研究では、 パートナーや子どもと手をつなぐだけで心拍リズムが同調する 介護やリハビリの現場で「やさしい声かけ」や「安心感」が痛みを軽減する といった現象が報告されています。 愛は単なる感情ではなく、「生理的な治療因子」なのです。 3️⃣ 平和がもたらす「社会神経の安定」:ポリヴェーガル理論の視点から 神経生理学者スティーブン・ポージェスが提唱したポリヴェーガル理論によると、人間の社会的つながりは「迷走神経複合体」によって制御されています。 この神経は「安全・共感・安心」のサインを感じ取ると活性化し、筋緊張を緩め、呼吸を深くし、消化を促進します。つまり、平和とは社会全体で“安全信号”を共有できる状態。 争いや不信が続く社会では、この神経系が慢性的に抑制され、個々の免疫・睡眠・再生力までもが低下してしまいます。生理学的にも、平和は生命維持に直結しているのです。 4️⃣ 医学とリハビリテーションへの応用 ユニリハのようなリハビリ現場においても、「愛と平和の生理学」は具体的な臨床効果をもたらします。 触覚刺激とオキシトシン分泌の促進による筋緊張の緩和 安心感・信頼関係によるリハビリ参加意欲の向上 グループ活動や共感的なコミュニケーションによる社会的神経調整 つまり、愛=治療の起点であり、平和=回復の土壌なのです。 5️⃣ 結語:つながりこそが「人類の治癒力」 最新の神経科学は、古来からの人類の直感——「愛は癒し」「平和は命を守る」——を裏付けつつあります。 一人の呼吸が整い、隣の人に安心が伝わるとき、社会全体の自律神経が静かに共鳴しはじめます。そこにこそ、医学が目指すべき「ユニバーサルなリハビリテーション」が存在するのです。 🩵 医学が進むほどに、私たちは原点に戻る。「愛」と「平和」は、最も古くて、最も科学的な“治療”なのです。

1️⃣ 序章:愛と平和は「抽象」ではなく「生理現象」 私たちは「愛」や「平和」を精…

最新の研究で、レビー小体が関わる認知症が大気汚染と関連している可能性が示された。 汚染された空気が肺に害をなすことは広く知られている。では、脳にはどうだろうか。最新の研究で、大気汚染が、ある代表的なタイプの認知症のリスクを高める可能性が示さ...
09/11/2025

最新の研究で、レビー小体が関わる認知症が大気汚染と関連している可能性が示された。 汚染された空気が肺に害をなすことは広く知られている。では、脳にはどうだろうか。最新の研究で、大気汚染が、ある代表的なタイプの認知症のリスクを高める可能性が示されている。(参考記事:「PM2.5などでの肺がんが世界で増加、台湾では患者の2/3が非喫煙」) 対象となる認知症:レビー小体が関わる認知症 それは、「レビー小体型認知症」と「パーキンソン病認知症(認知症を伴うパーキンソン病)」だ(編注:以下では2つのタイプをあわせて「レビー小体が関わる認知症」と呼ぶ)。 どちらも、「$\alpha$(アルファ)-シヌクレイン」というタンパク質を主な成分とする「レビー小体」という塊が脳内に過剰に蓄積し、健康な細胞に広がって死滅させることで引き起こされる。 厚生労働省によれば、日本ではアルツハイマー型、血管性に次いで3番目に多い認知症である。 研究の概要と結果:「最も説得力のある証拠」 研究チームは米国の入院患者の記録5600万件を分析した。 PM2.5への慢性曝露とリスク その結果、PM2.5(直径2.5マイクロメートル以下の微小な粒子状物質)に慢性的にさらされていた人々は、レビー小体が関わる認知症の入院リスクが高かったことが明らかになった。 科学的メカニズムの示唆 今回の研究では、大気汚染が有害な$\alpha$-シヌクレインの蓄積にどう影響しているのかについて、可能性のあるメカニズムが示されている。 実験では、PM2.5によって、$\alpha$-シヌクレインから新たな物質ができることが判明した。 この物質は、レビー小体が関わる認知症の患者に見られる異常な$\alpha$-シヌクレインに非常によく似ているという。 「私たちの研究は、一般的な環境汚染物質とレビー小体が関わる認知症との間に存在しうるメカニズムを示した最初の研究の一つです」 — 論文の共著者、米コロンビア大学の生物統計学准教授 シャオ・ウー氏 専門家の評価 カナダ保健省の環境衛生研究員ホン・チェン氏は、研究結果の**高い一貫性**と、さまざまな側面からの知見の結びつき(「三角測量」)に感銘を受けたと述べている。 「私の知る限り、PM2.5とレビー小体が関わる認知症との関連を示すものとして、これまでで最も説得力のある証拠です」 — カナダ保健省 環境衛生研究員 ホン・チェン氏 このタイプの認知症の発症メカニズムが解明されれば、治療法や治療薬の開発に一歩近づけるかもしれない。 関連性の証拠と疫学データ 対象と方法: 米国の入院患者の記録5600万件という大規模なデータを分析し、PM2.5(直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質)への慢性的な曝露と、レビー小体が関わる認知症(レビー小体型認知症およびパーキンソン病認知症)の入院リスクとの関連を調査しています。これは疫学研究の一種です。 結果の信頼性: 研究結果の高い一貫性と、さまざまな側面からの知見の結びつき(三角測量)により、専門家(ホン・チェン氏)から「これまでで最も説得力のある証拠」と評価されています。 2. 生物学的メカニズムの可能性...

最新の研究で、レビー小体が関わる認知症が大気汚染と関連している可能性が示された。 汚染された空気が肺に害をなす…

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火曜日 10:00 - 17:00
水曜日 10:00 - 17:00
木曜日 10:00 - 17:00
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