葉山冠治

葉山冠治 コロナウイルス感染症に関する医学的な(エビデンスに基づく)ご説明の?

12/02/2022

ピーク
コロナウイルス感染症第6波は頂上を超えたのでしょうか。オミクロン株の感染力はこれまでと異なりきわめて強く、毎日10万人前後の感染者が出ています。無症状の方も含めればもっと多いはずです。先日発熱外来を担当した時には午前中の約3時間で30人ほどを診察しました。病院全体では6時間に100人が受診しました。ほとんどの方の症状はインフルエンザより軽いようですが、ワクチンを打っていない方はデルタ株以前と変わらないこともあるようです。
第5波の時に150人を超えた私たちの臨時感染症病棟は現在70人程度が入院しています。約2/3は80歳以上で平均年齢は80歳を超えています。コロナ以前も医療機関や老人ホームは冬にはインフルエンザ感染を厳重に注意していました。オミクロン株はインフルエンザより感染力が強いようです。80歳以上で入院している方はもともと体力がないことが原因で入院が必要な中等症になったので、感染が収まっても退院は容易ではありません。
感染症の方が増えたことによって、一般の医療に手が回らない状態が起きています。緊急には何としても対応しなければならないので、待てる疾患の入院や手術はできない状態です。ここまできてしまうと時間を待つしか方法がないのではないかと思います。多分もう少しです。
11日の報道では政府が「出口戦略」を考え始めたと伝えています。感染症を政争の種にして揚げ足をとったり、国を閉じようとしたりするのではなく、感染症と共存する道を早く見つけないと世界からおいて行かれてしまいます。お隣の大国が止まっている間に再始動しないと。世界標準の入国検疫、国内防疫に転換する時期ではないでしょうか。これだけ大変な状況でも緊急事態宣言を望んでいる医療関係者は多くはありません。この点は第5波までとは大きく異なります。笑うときに口元を隠すご婦人の習慣もありました。幸い日本人はマスクが嫌いではないようです。行動制限を緩めてもいきなり感染を広げるような行動をとる人はもう少ないだろうし、重症者が増えることもないのではないかと思います。3回目のワクチン接種は現在の波に対しては間に合わなかったようですが、次の波を遅らせ低くする効果はあるでしょう。
「急を要さない疾患」でもそのご本人にとっては重大な問題です。早く通常の医療、生活ができるようになると良いですね。
#コロナウイルス感染症
#COVID19
#第6波
#ワクチン

オミクロン株感染力が強いと考えられる新たな変異株が各国で報告されています。今わかっている事を整理すると、まずこの変異はワクチン接種率が低い地域で発生した事です。ワクチンの効果をかいくぐって生じた変異ではありません。しかしこの地域は過去の感染...
10/12/2021

オミクロン株
感染力が強いと考えられる新たな変異株が各国で報告されています。
今わかっている事を整理すると、まずこの変異はワクチン接種率が低い地域で発生した事です。ワクチンの効果をかいくぐって生じた変異ではありません。しかしこの地域は過去の感染率が高く、感染後にできた抗体が効きにくい可能性はあります。したがってワクチンによる抗体も効きにくくなっているかもしれません。
大切なのは重症化する率が高くはないとの報告です。多くの感染を繰り返すうちに無数に生じた変異の中で、症状が軽く無症状の方も多く、感染した方の社会的な活動が落ちずにいられる変異株による感染が必然的に広まっているのだと思います。これはウイルスにとって都合が良い変異だからです。しかし感染予防という観点からは人間にとっては厄介です。
防疫によってわずかに時間稼ぎはできるでしょうが、近い将来に国内に広がります。すべての入国者を長期間隔離するなど無意味です。
ワクチン接種によって免疫ができるのは疑似感染のような状態が体で起こり抗体ができるためです。症状がでない感染で抗体ができればワクチンと同等の効果があります。しかしこう決めつけるのは時期尚早です。まだ情報が少なく、重症化のリスクを持った方もいらっしゃいます。
インフルエンザワクチンはその年に流行すると予測される4種類の型のウイルスを弱毒化したものを混合したワクチンです。つまり同じA型でも相互に免疫が働かない型があるのです。コロナウイルスでもこのような事が起これば、デルタ-オミクロン混合ワクチンなどが必要になるかもしれません。
今後もウイルスは変異を続けギリシャ文字最後のオメガまで行くことでしょう。爆発的な感染拡大を抑制し、リスクを持った方を守りながら、社会生活を維持し、近い将来に気にならない程度の感染症になるまで引き続き感染予防に努めましょう。
#コロナウイルス感染症
#オミクロン株
#変異
#ワクチン

飛行機COVID19感染症はさらに減少しています。ウイルスが増殖できなくなるような変異が日本で起きたから、という報道もありますがこの変異と感染者が減ったことは関連がないと考えます。ウイルスに限らず遺伝子は分裂を繰り返すと一定の割合で変異しま...
15/11/2021

飛行機
COVID19感染症はさらに減少しています。ウイルスが増殖できなくなるような変異が日本で起きたから、という報道もありますがこの変異と感染者が減ったことは関連がないと考えます。ウイルスに限らず遺伝子は分裂を繰り返すと一定の割合で変異します。それが生存に有利であれば受け継がれるし、不利であれば淘汰されます。増殖できないような変異が起こる事もあるでしょうがその遺伝子は淘汰され、変異していないウイルスが増殖し続ける事になります。日本で感染が抑制されているのは前述したように、多くの人の抗体価が高いと考えられること、行動抑制、マスクなどが徹底されているためと思います。ワクチン接種歴がある方を優遇するなど一定の感染予防を講じた上で今のうちに経済活動を再開しないと世界に遅れてしまいます。また「失われたOO年」になってしまいます。第6波はいずれ来るでしょうが、重症、死亡の数は多くはならないでしょう。一定程度の免疫を持っている方が多いからです。
出張で飛行機に乗る機会がありましたが混雑していました。空港の待合室の椅子は一つおきにしか座れないようになっています。しかし飛行機内は近い間隔で満席です。矛盾しています。もっと矛盾しているのは隣の乗客が弁当を食べ始めたのです。もちろんマスクははずしています。そう言えばロビーでは売り子が声をあげて「空弁」を売っていました。ロビーであれば逃げられますが、飛行機内では移動できません。弁当は乗機前に食べてもらって、持ち込み食は禁止するべきであると思います。国内線程度の時間で空腹で問題が起こる事はありません。国内線では隣の乗客がワクチン接種が済んでいるか、PCR陰性かどうかわからないのです。弁当を食べて良いなら、ワクチン接種かPCR検査陰性を搭乗条件とすることが必要と思います。このような矛盾した対策、形だけの対策が増えれば、皆が感染予防策をとらなくなる可能性もあるのではないでしょうか。
#コロナウイルス感染症
#変異株
#ワクチン接種
#感染予防策

新規感染者がさらに減少しています。多くの人達の努力のおかげです。ここまで減ればしばらくは大丈夫でしょうが引き続き感染予防に務めましょう。この一年半、誰が何をして何を言ったか思い出して選挙に行きましょう。既得権にしがみついていた人、反対してい...
30/10/2021

新規感染者がさらに減少しています。多くの人達の努力のおかげです。ここまで減ればしばらくは大丈夫でしょうが引き続き感染予防に務めましょう。
この一年半、誰が何をして何を言ったか思い出して選挙に行きましょう。
既得権にしがみついていた人、反対していただけの人、無料PCR検査だけを主張していた人、国を閉じようとしている人、嘘ついていた人、思い出しましょう。

16/10/2021

8月には新型コロナウイルスの感染者が過去最多を記録した日本だが、最近は急激な減少傾向が続いている。これについて、英紙「ガーティアン」が「崖っぷちからの復活:日本はどのようにしてコロナの驚きのサクセス

感染減とインフルエンザ新型コロナウイルス新規感染者が急激に減少しています。10月になって自粛が一部解除されても幸いに感染が大きく増える気配はありません。その原因は色々と言われていますが以下のようではないかと思います。1. ワクチン2回接種が...
07/10/2021

感染減とインフルエンザ
新型コロナウイルス新規感染者が急激に減少しています。10月になって自粛が一部解除されても幸いに感染が大きく増える気配はありません。その原因は色々と言われていますが以下のようではないかと思います。
1. ワクチン2回接種が済んだ方が60%を超えました。米国より多くなり、免疫を持つ方が増えました。
2. 第5波は特に大きく、多くの若者がかかりました。若者では感染しても症状がでない方もいます。生活習慣を自粛できないような一部の方の多くがすでにかかってしまって自然に免疫ができているのかもしれません。
3. 日本ではワクチンの打ち始めが遅くワクチンを打ってから時間が経っていません。欧米に比べてまだ抗体価が高いまま体内に残っている方が多い事が考えられます。
上記のような事が複合して働いているのだと思います。次の波はいずれ来るでしょうが、一定程度の免疫を持った方が多く、感染の波は高くはならないのではと思います。
新しいワクチン担当大臣が「希望する方に早く2回の接種を済ませる事が大切」と、年初から菅総理や河野大臣が言い続けている事を就任の挨拶で言っていました。今後が心配です。もう担当大臣はポストのためだけの大臣になってしまったようです。
一方、昨年感染がほとんど起こらなかったインフルエンザは、多くの人の体内での抗体価が下がっている事が考えられます。インフルエンザワクチンの接種と早めの受診、タミフルなど抗インフルエンザ薬の使用が必要です。

抗体カクテル療法抗体はウイルスに結合して無力化します。感染したり、ワクチンを接種すると人の体内でウイルスに対抗する抗体が作られますが、それには一定の時間がかかります。感染してしまい、十分な量の抗体がすぐに必要になった時に、他所で作られた抗体...
07/09/2021

抗体カクテル療法
抗体はウイルスに結合して無力化します。感染したり、ワクチンを接種すると人の体内でウイルスに対抗する抗体が作られますが、それには一定の時間がかかります。感染してしまい、十分な量の抗体がすぐに必要になった時に、他所で作られた抗体を点滴で注入するのが抗体療法です。
コロナウイルに対する抗体カクテル療法は2種類の抗体を同時に投与するのでカクテルと呼ばれます。この薬剤は日本では特例承認といって治験を行わずに海外の結果だけで緊急的に採用された薬剤です。データは全て海外のものですが、感染の比較的初期に投与すると重症化を70%防げるとされています。症状が出てから7日以内で、重症化リスク因子を持った方に投与されます。リスク因子とは50歳以上、肥満、心血管疾患、慢性肺疾患、糖尿病、慢性腎障害、慢性肝疾患、免疫抑制状態と定義されています。
発症から8日以上経ったり、酸素が必要なほど重症化してから投与すると悪化する危険があることが報告されています。変異株に対する効果は不明ですが、有効である可能性が示唆されています。ワクチンを接種した方にも投与できますが、抗体を打つと90日間はワクチンは接種できません。
海外での治験827人では重症のアレルギー反応であるアナフィラキシーは起きていませんが、他の薬剤同様にアナフィラキシーが起こる可能性は否定できません。また0.2%の頻度でインフュージョンリアクションという反応が起こることが報告されています。頭痛、めまい、悪心などで重篤なものではありませんでした。
血中濃度が半分になるには20日程度かかります。
20分以上かけて点滴で投与する必要があります。
抗体カクテル療法を往診で行う治療をしました。患者さんの家では換気やふき取りによる清潔維持が十分とは言えず、訪問した家では感染して症状がない子供達がマスクをせずに走り回っていました。アナフィラキシーに対応した機材を持参して1時間以上滞在しなければなりません。比較的軽症の方が対象の治療法であり、外来または1泊程度の入院で行うべき治療と思いました。
#新型コロナウイルス感染症
#抗体カクテル療法

離島とうとう観光客が来ない島にも感染が広がってしまいました。始まりはカラオケスナック、人口6800人程度の島で感染者は87人です。すべての感染源を追うことができて、広がりは止まっています。結びつきが強く規律が保たれた島では、自粛しない人はい...
04/09/2021

離島
とうとう観光客が来ない島にも感染が広がってしまいました。始まりはカラオケスナック、人口6800人程度の島で感染者は87人です。すべての感染源を追うことができて、広がりは止まっています。結びつきが強く規律が保たれた島では、自粛しない人はいなくなりました。この島ではまだ65歳以下のワクチン接種ははじまったばかりなのですが、それでも感染の広がりは止まりました。ワクチン接種が進まない状態では人流を抑制することが感染制御の唯一の方法です。沖縄や北海道の感染がなぜ多いのか、どこから感染が起こっているかを考えると、「要請」の頼りなさが改めてわかります。
そんな訳で、先月末から、お手伝いに来ています。私が来た時には感染の広がりはほぼ収まっていたので、混乱はありませんでした。島唯一の医療機関の奮闘が治療、重症化の予防、感染拡大の抑制に大きく貢献しています。診察、外来治療、入院治療、重症化した人の島外への搬送だけでなく、自宅療養中の人へ毎日の電話診察も院長自らしています。院内感染を起こしてしまっては島の医療は崩壊します。すべての職員が緊張して業務しています。
感染流行が始まって1年半が経って、感染者への初期対応、治療、院内感染の予防法などが標準化されていることも感染制御に重要です。治療経験が豊富な医師や看護師、事務方が法人内の他の病院から応援に来ています。
ワクチン接種がいきわたるまでもう少しです。
#コロナウイルス感染症
#離島
#医療崩壊
#クラスター
#ワクチン
#自粛
#要請

31/08/2021

ワクチンパスポート
東京都の感染者数は減少に転じています。しかし増え続けている地区も少なくありません。人の流れは減少していないと報道されています。感染しやすい生活をしている方に感染が広がりきって、他方ワクチンを打った方も増えて、東京では感染の広がりが抑えられているのでしょうか。アルコールが感染を広げているのではありません。これだけ自粛を求められているのに、アルコールを提供する店、そこに集まる人達、そのような思考行動パターンが感染を広げているのです。そしてそこから二次、三次的に感染した人達も少なくはありませんが、始まりは感染しやすい行動、のようです。
このような行動を抑制するためには、罰則を伴った強い行動抑制、ロックダウンが法的に可能になるようなことも必要だと思います。しかし、国会の混乱などをみているともう間に合いません。せめてワクチンを打った方にワクチンパスポートのようなものを配布し、行動の自由を許可することが必要なのではと思います。例えば店員全てがワクチンを打っていて、ワクチンを打った客のみを入れる飲食店では、アルコール提供や深夜営業を許可するのです。出張で飛行機に乗る機会がありましたが、定員の1/10程度以下しか乗客がいません。これでは経済は回りません。ワクチンは完ぺきな防御ではありませんが、ほかに経済回復との両立はないと思います。ワクチン接種者を増やすために、ワクチンを打った人への優遇策をとることが必要と思います。打てない事情がある人への配慮ももちろん必要です。選挙対策の従来の経済対策では経済回復は望めないでしょう。

27/08/2021

デルタ株とワクチンと医療崩壊
感染の増加が続いています。デルタ株による感染が広がっているからです。
デルタ株は実効再生産数が5.0-9.5程度あると言われています。一人が5人以上にうつすと言う事です。これは感染力が強いと言われている水痘9.0-10.0に近い値です。コロナウイルス従来株は2.3-2.7、季節性インフルエンザが1.0-2.0であることからもいかに感染力が強いかがわかります。デルタ株は感染後体内でウイルスが増加するスピードが速く、しかも鼻腔ぬぐい液の中のウイルス量は従来株の1000倍にもなります。感染させやすい、重症化しやすいのはこのためです。
ワクチンを接種した方に比べて、未接種の人は3倍感染し易く、10倍以上重症化しやすいと言われています。ワクチンを接種してもデルタ株に感染する可能性がありますがワクチンは有効です。
ワクチンには副反応がありますがほとんどが一過性のものです。ワクチン接種後に死亡した方が報道されています。2006年の田辺直仁氏の論文によると突然死する方は年齢と伴に増加し、日本では年間10万人当たり60-74歳では73-370人、75歳以上では1000-1700人が突然死すると報告されています。75歳以上の方の100人に一人以上が毎年突然死しているという計算です。私の親類でも少なくても3人の老人が突然死しています。75歳以上の方で突然死する方は毎日10万人当たり1000/365から1700/365人いらっしゃり、接種後7日間に突然死する方は(1000/365)x7から(1700/365)x 7、つまり19.2-32.6人いらっしゃる計算です。75歳以上の方10万人にワクチンを接種してその後1週間に亡くなる方がこの数字を越えなければ、ワクチンによって死亡が引き起こされたとは言えません。
医療の現場はかなり混乱しています。コロナウイルス感染症を受け入れている高度な医療機関では、一般の入院が制限されている所が増えています。私たちのところへは先日1日に70台以上の救急車が来ました。他では受け入れられないからです。その中にはコロナウイルス感染症の方もいます。そのために当院では予定した手術や入院ができない状態になっています。状態が落ち着いた方であっても、介護が必要であったり、いろいろな状況ですぐには帰れない方も少なくありません。
他国の例をみても、感染拡大を食い止めるには他には方法はありません。どうか皆様順番を待ってワクチンを接種してください。他の疾患で入院中で、退院可能な方はご自宅や施設に帰れるようにご協力ください。
#コロナウイルス感染症
#デルタ株
#実効再生産数
#ワクチン
#医療崩壊
#副反応

12/08/2021

第5波
皆がオリンピックに注目していた陰に隠れて新規感染者の数は増え続けています。今までの波を大きく超えたのは感染力が強いデルタ株(インド株)のためです。幸いに老人や医療関係者へのワクチン接種はぎりぎり間に合ったので、老人施設や病院内でのスラスターや、高齢者の感染は減少していますが、活動量の多い年齢の方によって感染はさらに広まる傾向にあります。
これを抑えるには、要請ではなく、命令を伴った規制を強化するか、ワクチン接種が進むのを待つかしかないと思います。当初から想定していましたが、要請の限界だと思います。
医療崩壊
現在の感染の主体は若年者ですが、それでも重症化する方は少なくありません。感染症を診ることができる、高度な施設と職員教育を行っている病院に中等症以上で入院する方がどんどん増加しています。そのような病院では感染症以外でも心臓病や外傷など高度な医療を行っていますが、感染症病棟に場所や人手をとられて、通常の手術数を減らす必要が出てきています。神奈川県でもこのような医療崩壊が今週から起こっています。つまり急を要さない手術はしばらくできない、ということです。たとえば、膝関節の手術は命に関わらないから先に延ばすことができる、といっても、膝が痛くて動けないお年寄りを手術しなければ、動けない間に体が衰えていく可能性もあります。不要不急の医療などほとんどありません
世界一病床数が多いのになぜ使えないのか、というワイドショーのコメンテーターの発言は今に至ってあまりにも勉強不足です。設備や教育が不十分な病院に感染症患者を入院させることは破滅的な結果をもたらします。
感染症法上の分類変更
法律で決められたコロナウイルス感染症に対する感染症管理の基準を軽いものにしようという動きがあります。インフルエンザと同様の管理になります。希望者全員にワクチン接種がすめばこれが必要と思います。インフルエンザであっても私たちは以前から必要に応じて厳格な管理を行ってきました。しかし、現状では感染者が自由に街を動くようになると感染はとどめなく増加するでしょう。時期尚早と思います。
ワクチン
強い規制を伴ったロックダウンができないのであれば、残された方法はワクチンしかありません。ワクチンの効果は100%ではありません。しかし感染予防、重症化予防に効果は認められています。前述したように現在では老人に感染者が少ない事もこれを証明しています。若年者では接種後に発熱などの副反応があるので休暇をとれるようにするなどの方策が必要です。ワクチンに関するデマが何に起因するのか、誰かの利益になっているのかわかりませんが、不安に付け込んだデマはいつでも起こりうるので、政府、そして私達医療関係者は正しい情報をお知らせする努力をしなければなりません。
欧米の基準で検証されたワクチンではその効果や副反応に大きな違いはなさそうです。現状ではワクチン以外に感染を抑制する有効な方法はありません。自分と社会を守るためにワクチン接種を行ってください。自治体の接種は多くのところで高齢者から順に進められています。離島の小学生が接種したなどと、美談のように報道されていましたが、限られたワクチンは感染の機会が高い人に優先するべきだと思います。また職域接種は大企業などから進められており不公平感があります。できる限り公平に速やかに、無駄なく進めていいただきたいと思います。
皆様もう少しの辛抱です。ワクチン接種がすみ、感染者に免疫ができれば、多分第6波はありません。何とかこの大きな第5波を乗り切りましょう。
#コロナウイルス感染症
#COVID19
#医療崩壊
#ワクチン
#感染症法

オリンピック今日は老人ホームと自治体のワクチン接種を行いました。半分程度は二回目の方でしたが問題なく終了しました。オリンピックが開かれることになりました。プロ野球や相撲など他の競技でも、多分オリンピックを想定して、観客を入れて開催されていた...
24/06/2021

オリンピック
今日は老人ホームと自治体のワクチン接種を行いました。半分程度は二回目の方でしたが問題なく終了しました。
オリンピックが開かれることになりました。プロ野球や相撲など他の競技でも、多分オリンピックを想定して、観客を入れて開催されていたので、観客を入れて行う事は想定通りかと思います。想定と異なるのは変異株です。日本でも感染し易い変異株にどんどん置き換わっています。オリンピックが秋の開催ならワクチンがぎりぎり間に合ったのでしょうが、あと1か月では間に合いません。諸外国とは異なりワクチン接種を済ませた人とそうでない人を区別する事も出来ないようで、再度の感染の広がりは治まりそうにもありません。
会場でのアルコールは泣く泣くあきらめたようですが、オリンピックを見るためなら都県境を越えてもよい、役員は観客ではないので多数が観覧可能、など、「デザートは別腹」みたいな決定を、喜ぶ人はいないでしょう。IOCのトーマス・バッハ会長は「満員の観客が入るところを見たい」と言ったようですが、私たちは次々と運ばれてくる患者さんを見たくはありません。菅氏も丸川氏もまた尊敬されるような決定や発言ができていないようです。
昨年「人類がコロナウイルス感染症に勝った証としてオリンピックを開催する」言ってしまった菅総理は発言を後悔しているでしょう。感染者が増加している現在の状況からして、1か月後には無観客でのオリンピック開催を余儀なくされるのではないでしょうか。今回の「観客上限1万人」の決定を後悔する事がなければ良いのですが。
この間違えたサインを送ってしまったことによって、人々の動きがさらに活発になって感染が広がる事がないように、心から祈るしかありません。政治は祈るだけでなく、決断や発信をして欲しいと思います。
#コロナウイルス感染症
#ワクチン
#オリンピック
#観客

住所

Chuo-ku, Tokyo

ウェブサイト

アラート

葉山冠治がニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

共有する

Share on Facebook Share on Twitter Share on LinkedIn
Share on Pinterest Share on Reddit Share via Email
Share on WhatsApp Share on Instagram Share on Telegram

カテゴリー