28/02/2026
【健康講話 2026年3月】健診結果を”活かす”読み方(その2) ― 受診の判断と、将来の健康管理に役立てるために
前回は、BMI、血圧、脂質、血糖、肝機能といった、生活習慣病に関係する主要項目について解説しました。 今回は、普段あまり意識されにくいものの、長期的な健康管理の観点から重要な、 腎機能 尿検査 貧血 心電図 胸部X線 について整理します。 腎機能(クレアチニン・eGFR):腎臓の「ろ過能力」 参考基準値(日本人間ドック学会など) eGFR:60 mL/分/1.73㎡ 以上(目安) クレアチニン:男性 約0.65〜1.07 mg/dL女性 約0.46〜0.79 mg/dL(施設差あり) 腎臓は、体内の老廃物や余分な水分を排出する、重要な役割を担っています。 eGFRは、腎臓のろ過機能を推定する指標であり、数値が低下するほど、腎機能が低下している可能性を示します。高齢になるにつれてeGFRは自然に低下する傾向があり、年齢や経年変化を踏まえた評価が重要です。 腎機能の低下は、高血圧や糖尿病と密接に関連しており、心血管疾患のリスクとも関係することが知られています。 健診でeGFRの低下を指摘された場合には、一度医療機関で評価を受け、経過や背景因子を確認しておくことが、今後の健康管理の観点から重要です。 尿検査(尿蛋白・尿潜血・尿糖):体からの基本的なサイン 参考基準値(日本人間ドック学会など) 尿蛋白:陰性 尿潜血:陰性 尿糖:陰性 尿検査は、腎臓や尿路の状態、糖代謝の状態を、比較的早い段階で反映する検査です。 尿蛋白陽性は、腎臓のフィルター機能に変化が生じている可能性を示すことがあります。 尿潜血は、尿路結石や炎症など、さまざまな原因でみられることがあり、持続する場合には、追加評価が推奨されます。女性では月経の影響で一時的に陽性となることもあり、再検査で確認することが大切です。 尿糖陽性は、血糖が一定以上になると出現することがあり、糖代謝異常のサインとなる場合があります。 健診で尿検査異常を指摘された場合には、一時的な変動かどうかも含めて、再検査や医療機関での評価により、状態を確認しておくことが望まれます。 貧血(ヘモグロビン):酸素を運ぶ力 参考基準値(日本人間ドック学会など) ヘモグロビン:男性 13.0 g/dL 以上女性 12.0 g/dL 以上...
前回は、BMI、血圧、脂質、血糖、肝機能といった、生活習慣病に関係する主要項目について解説しました。 今回は、普段あまり意識されにくいものの、長期的な健康管理の観点から重要な、 腎機能 尿検査 貧血 心電図 胸部...