11/11/2025
【北海道スキンタッチ会・不登校支援研修会終了しました!】
2025年11月9日(日)札幌エルプラザにて、北海道スキンタッチ会の秋の研修会を開催しました。
今回は北翔大学 教育文化学部 准教授 澤聡一先生をお招きし、演題『「不登校」を取り巻く状況と現代青年のこころの健康』としてご講話いただきました。
不登校支援とは銘打っておりましたが、臨床で出会う親子さんたちへの接し方はもちろん、そして小4と小1の子どもを持つ身としても、思わず膝を打つ話や胸に刺さる話がてんこ盛りの2時間でした。
澤先生にはその後のランチ会でも一つ一つの話題に丁寧にお答えいただき、贅沢な時間を過ごさせていただきました。
何よりも「傾聴」をこれほどまでに地で実践されている澤先生の在り方にとても感銘を受けました。
運営としては山程課題があった今回ですが、このように素晴らしい先生にご講話いただき、そしてつながりを持つことができたという一点において、実りのある研修会だったと自負しております。
以下、講演中の私のメモから。
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・不登校の理由がはっきりとわからないことは多々あるということ。
・不登校、行きしぶりは「問題」ではなく個人と環境のミスマッチから生じる「現象」だという理解は目から鱗だった。
・上記二点から、理由を尋ねることは不登校の原因をその子(やその家庭)に求めることにもつながりかねないことに気づいた。(我が子に行きしぶりが起こった際、しつこく「理由」を聞き出そうとしてしまっていたことを反省…💦)
・小4の壁について(自己と他者、そしてそれらを行き来する視点を身につけたことによって本人に悩みが生じ、親や周囲とも葛藤が生じやすくなるということ。インサイドヘッド2観なければ。)
・COCOLOプラン、チーム学校、不登校支援ポータルサイトなど行政が用意している仕組みを知ることができたこと。
・スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとのつながり方
・ゲームやスマホへの依存もサバイバル技術であるという視点
・つぼイメージ法という心理支援の仕方について
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点と点がつながっていろんな回路が同時に回り始める、あの感覚。
良い研修会のあと特有の脳の疲労感が心地よい一日でした。