地域医療振興協会 北海道へき地医療支援センター

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4月14~18日の1週間、浦河赤十字病院で診療支援をしてきました。浦河町は札幌から3時間弱、日高の真ん中あたりに位置し、競走馬の産地として有名です。人口は約1万1千人。浦河赤十字病院は、同町周辺の様似町~襟裳岬周辺まで、合わせて2万人程度の...
26/04/2025

4月14~18日の1週間、浦河赤十字病院で診療支援をしてきました。
浦河町は札幌から3時間弱、日高の真ん中あたりに位置し、競走馬の産地として有名です。人口は約1万1千人。
浦河赤十字病院は、同町周辺の様似町~襟裳岬周辺まで、合わせて2万人程度の2次医療を担っている病院です。
病床146床、常勤医師は9人(うち内科3人)で、道内の他のへき地医療機関同様、少ない医師でなんとか現場を回している状況です。
もともと、日赤の系列内の病院などから定期的に支援の医師が派遣されているのですが、今回欠員が出てしまったため、旧知の医師から依頼があり、支援に至った次第です。
日中はおおむね新患(予約外)外来や救急対応、夜間の当直も行いました。
同じ道内ですが、これまであまり訪れたことはありませんでした。以外に帯広までのルートが近く、一部の患者さんは帯広に行く・紹介することもあると知り、勉強になりました。

4月から、江別市立病院と提携し、いわゆる開放型病床(地域のかかりつけ医が入院患者を主治医としてマネジメントする制度)を利用できることになりました。さっそく1名、訪問診療で診ていた患者を担当し、診察を行っています。当初は3床からのスタートです...
14/04/2025

4月から、江別市立病院と提携し、いわゆる開放型病床(地域のかかりつけ医が入院患者を主治医としてマネジメントする制度)を利用できることになりました。さっそく1名、訪問診療で診ていた患者を担当し、診察を行っています。
当初は3床からのスタートですが、自宅で過ごすことが困難となった患者さんの緊急の受け皿として、活用していきたいと思います。

6月25,26日、地域医療振興協会が主催する第15回へき地・地域医療学会でメインシンポジストとして講演を行いました。「在宅でのコロナ診療から学ぶ」というテーマで、新型コロナウイルス流行に対するこれまでの当院での主な取り組みを紹介しました。す...
05/07/2022

6月25,26日、地域医療振興協会が主催する第15回へき地・地域医療学会でメインシンポジストとして講演を行いました。
「在宅でのコロナ診療から学ぶ」というテーマで、新型コロナウイルス流行に対するこれまでの当院での主な取り組みを紹介しました。すなわち、①病院がひっ迫した中での在宅医療、②軽症者への電話での対応、③医師会、保健所と連携した地域医療体制作りについて紹介し、コロナ診療における総合医の役割について思うところを述べさせて頂きました。

また、当日は北海道プライマリ・ケア学会地方会でも在宅医療に関する発表を行いました(リモート参加)。こちらでは、当院の実情をふまえ、必ずしも特殊で高度な技術は必要ない。重要なのは薬局を通じた主要薬剤、医療資材などの供給路を確立することと、実際の処置を担う優秀な看護師(訪問看護ステーション)の確保であり、地域のプレイヤーをうまくまとめたシステム作りが在宅医療の成功の鍵であるというお話をさせて頂きました。
学会のハシゴは疲れましたが、有意義な週末でした。

あけましておめでとうございます。自治医大50周年記念の提言集に寄稿しました。「自治医科大学のあるべき姿」というテーマで思うところを述べさせていただきました。冊子体は1月に刊行されますが、大学のサイトでも公開されましたのでご興味のある方はご一...
03/01/2022

あけましておめでとうございます。

自治医大50周年記念の提言集に寄稿しました。
「自治医科大学のあるべき姿」というテーマで思うところを述べさせていただきました。
冊子体は1月に刊行されますが、大学のサイトでも公開されましたのでご興味のある方はご一読下さい。

12月3日、道立江差病院への診療応援に対し、道から感謝状を頂きました。2020年4月から、足掛け1年半ほど支援を行ってきました。札医大の寄付講座が出来てようやく診療体制も整いつつあります。今後も江差に限らず道内のへき地医療機関の支援を続けて...
18/12/2021

12月3日、道立江差病院への診療応援に対し、道から感謝状を頂きました。
2020年4月から、足掛け1年半ほど支援を行ってきました。札医大の寄付講座が出来てようやく診療体制も整いつつあります。
今後も江差に限らず道内のへき地医療機関の支援を続けていきたいと思います。

本日より豊頃町立豊頃医院への応援を開始しました。豊頃町は現在当直支援に行っている池田町の隣です。同院はもともと一人診療所でしたが、常勤の先生が高齢で辞職された後に医師確保が困難な状況となり、11月から地域医療振興協会の指定管理になりました。...
17/11/2021

本日より豊頃町立豊頃医院への応援を開始しました。
豊頃町は現在当直支援に行っている池田町の隣です。
同院はもともと一人診療所でしたが、常勤の先生が高齢で辞職された後に医師確保が困難な状況となり、11月から地域医療振興協会の指定管理になりました。当面、十勝いけだ地域医療センターなどから医師派遣を受けて火~金の午前中のみ診療を再開しています。病院には看護師さんお2人と事務の方が残って日々変わる医師のサポートをして頂いています。なかなか大変だと思います。

今日は20人程の患者さんを診察しました。
診療所の機能が低下してから、患者さんの多くが帯広などに行くようになったということですが、遠くまで行けないまま重症化しているケースもあり、出来る限り支援を続けていきたいと思います。

本日、東大の医学生さんを相手にへき地医療についてオンラインで講義をさせて頂きました。自治医大の卒業生のツテで、へき地医療の実情や問題点に関して話をしてほしいという依頼がありましたので、・一臨床医としての視点から、へき地で働く総合医の役割に関...
26/08/2021

本日、東大の医学生さんを相手にへき地医療についてオンラインで講義をさせて頂きました。
自治医大の卒業生のツテで、へき地医療の実情や問題点に関して話をしてほしいという依頼がありましたので、

・一臨床医としての視点から、へき地で働く総合医の役割に関して
・へき地の自治体病院の院長としての立場から、公的病院が抱える構造的問題と存在意義について なぜ赤字ではダメなのか
・それらを踏まえて今後の地域医療の将来像に関して

そんなテーマで実体験ベースに話させて頂きました。
以下要旨ですが、
総合医とは、単に各科横断的な初歩的技能の習得を最終目標としているものではなく(それでは専門職足りえない)、それらを総合的に駆使して患者なり地域なりの問題を解決するところに専門職としての本分がある。地域の患者は大半が高齢者であり、単に病気を治せばよいというものではなく(そもそも治らないケースが多い)、疾病だけでなく社会背景・資源など諸条件含めてどのようにゴール設定するかに仕事の本質がある。知識だけでなくセンスや美意識、哲学も問われる。それが地域における総合医という存在である。

地域の病院はその多くがビジョン無き経営による膨大な赤字に苦しんでいる。赤字ではダメな理由は3つある。
1つ。病院は営利を目的とした組織ではない。だからこそ赤字ではダメ。己の良心や信念に基づいて治療を行うためには、経営的な自立が必要である。さもなくば医療に疎いステークホルダーの意見だけが大きくなり、結果として病院の存続は危うくなるだろう。
2つ。赤字では成長の為の投資が出来ない。成長できない組織に人材は来ない。人材が来ない組織は滅びるしかない。
3つ。赤字を埋めるために、どこかに必ずしわ寄せがくる。病院からはそれが見えないだけである。

病院の院長は、地域の実情を踏まえて成長可能なビジョンを提示し、組織を導いていくのが仕事である。
それが「経営」だが、医師が経営を学ぶ機会はこれまでそれほど多くなかった。今後の課題であろう。

へき地は今後非常にはやいスピードで人口が減る。病院の箱を維持するのは不可能であろう。それよりむしろコミュニティ自体を仮想の病院として捉え、在宅医療を展開することで基本的な医療サービスを担保する(せざるを得なくなる)。そのために総合医が重要となる。

そんな話をさせて頂きました。

新年度が始まりました。昨日から、十勝いけだ地域医療センターに来ています。同院の常勤医が4月から1名減って残った医師の負担が大きくなったため、急遽当直(と翌日の外来支援)を月2回行うことになりました。「池田は札幌から特急でちょうど3時間。空港...
08/04/2021

新年度が始まりました。

昨日から、十勝いけだ地域医療センターに来ています。
同院の常勤医が4月から1名減って残った医師の負担が大きくなったため、急遽当直(と翌日の外来支援)を月2回行うことになりました。
「池田は札幌から特急でちょうど3時間。空港も近くて道外へのアクセスも良い。たいていの物はとなりの帯広で揃うし、暮らしやすいところだからだれかいい人に来てほしいな」と長田院長先生(写真右)のお話でした。

今日の午前は外来業務を行いました。明るく雰囲気の良い病院なので、少しまとまった期間地域医療に取り組むには良い場所だと感じました。人手不足が解消できるよう、出来る限り協力していきたいと思います。

3月26日 道立江差病院で2020年度最後の外来支援を行いました。自治医大の後輩が、1年間の僻地勤務を終えて札幌に戻ります。今年度は新型コロナウイルスの流行もあり、いつにもまして大変な一年でした。本当にお疲れ様でした。4月からはまた新たな後...
04/04/2021

3月26日 道立江差病院で2020年度最後の外来支援を行いました。

自治医大の後輩が、1年間の僻地勤務を終えて札幌に戻ります。
今年度は新型コロナウイルスの流行もあり、いつにもまして大変な一年でした。本当にお疲れ様でした。
4月からはまた新たな後輩が江差で僻地勤務する予定になっています。引き続き支援を続けたいと思います。

今週末は、北海道立羽幌病院で当直をしています。11月から月1回土日の当直支援業務をすることになり、今回がその第1回目です。道立羽幌病院は、羽幌町や周辺の苫前町・初山別村、対岸の離島(天売島・焼尻島)など人口約1万人のプライマリケアを担ってい...
29/11/2020

今週末は、北海道立羽幌病院で当直をしています。
11月から月1回土日の当直支援業務をすることになり、今回がその第1回目です。

道立羽幌病院は、羽幌町や周辺の苫前町・初山別村、対岸の離島(天売島・焼尻島)など人口約1万人のプライマリケアを担っています。私も自治医大の僻地派遣でH23年まで働いていました。私が居た頃は医師が少なく厳しい状況でしたが、近年は後期研修(総合診療専門医)のエントリーや地域実習の初期研修医も来ていて、医局に若い先生の姿が目立ちました。

お昼休みに近くの「北のにしん屋さん」で海鮮丼を食べてきました。昔ここに居た時もよく通っていました。
羽幌で一番のおすすめです。

住所

江別市上江別476番地 4
Ebetsu-shi, Hokkaido
0670064

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