12/11/2025
【受賞のお知らせ!!】
有馬秀幸先生が2025年10月30日(木)~11月1日(土)に行われた第34回日本脊椎インストゥルメンテーション学会学術集会で、
鈴木信正・野原裕ベストペーパー賞を受賞しました。
受賞論文名は「骨粗鬆症が成人脊柱変形に対する広範囲矯正固定術の中長期臨床成績および再手術に与える影響」です。
おめでとうございます!
以下は、受賞記となります。
このたび、研究「骨粗鬆症が成人脊柱変形に対する広範囲矯正固定術の中長期臨床成績および再手術に与える影響」が、鈴木信正・野原裕ベストペーパー賞を受賞いたしました。
本研究では、成人脊柱変形(ASD)に対して胸椎から骨盤までの矯正固定術を行い術後5年以上フォローできた139例を対象に、骨粗鬆症の有無が5年後の臨床成績および再手術率に与える影響を検討しました。
結果として、骨粗鬆症を有する患者でも疼痛や機能は改善しましたが、疼痛改善の程度は低く、再手術率が有意に高いことが明らかになりました。骨脆弱性が中長期の機械的合併症リスクに大きく関与することを示し、今後の治療戦略や骨粗鬆症管理の重要性を示唆する結果となりました。
本研究は、松山幸弘教授をはじめとする浜松医科大学整形外科脊椎班の先生方のご指導・ご協力により成し遂げられた成果です。ご支援くださったすべての先生方に深く感謝申し上げます。
今後も、安全で質の高い成人脊柱変形手術の発展に貢献できるよう、引き続き研鑽を重ねてまいります。
有馬秀幸