02/11/2025
こんばんは。
アスリート専門アロマケアTOCCAREの中島です。
今回は、体幹の2タイプについてお伝えします。
あなたの体幹はどっち?
「ナロー型」と「ワイド型」
〜回旋に強い人、衝撃に強い人〜
これは、肋骨の角度(リブアングル)や肋骨と骨盤の距離で分かれます。
この“わずかな差”が、あなたの動き方そのものを変えています。
アナトミートレインの著者Thomas Myersは、
体幹構造を「ナロー(Narrow)」と「ワイド(Wide)」という2つのタイプに分けて説明しています。
※私もオンライン受講にて、これらのタイプの特徴に加え、腰椎の個体差についても直接学びました。
● ナロー型
肋骨と骨盤の距離が長く、胸郭が縦に長いタイプ。
肋骨の開き角度(リブアングル)は狭く、下方へ向きやすい。
呼吸は上下に大きく動き、縦のしなりを生み出します。
このタイプはDeep Front Line(深前線)が優位。
しなり、ねじり、流れるような連動が得意です。
助走から踏切、スプリント、泳ぎのロールなど、
回旋を伴う動きで力を発揮します。
ただし、しなやかさの反面、衝撃にはやや弱い傾向があります。
地面反力を受け止めるには、「締める力」や呼気の使い方が鍵になります。
● ワイド型
肋骨と骨盤の距離が短く、胸郭が横に広いタイプ。
リブアングルは開き、呼吸では胸郭が横に広がる傾向があります。
Superficial Front / Back Line(浅層ライン)が優位で、
圧縮に強く、安定性と剛性に優れます。
格闘技などのコンタクトスポーツ、ジャンプ着地、ウエイトリフティングなど、
衝撃を受け止める動きが得意です。
その一方で、胸郭の回旋や伸展は制限されやすい傾向があり、
胸を“開く”練習や吸気を誘導する呼吸法がパフォーマンスを底上げします。
この構造の違いが、呼吸と動きを決めます。
ナロー型は「しなる体幹」
ワイド型は「受け止める体幹」
どちらが優れているわけではありません。
大切なのは、自分の体がどちらの構造で動いているかを知ること。
・ナロー型 → 呼気で体幹圧を高めるトレーニングを。
・ワイド型 → 吸気で胸郭の可動性を取り戻すアプローチを。
身体は“形”によって動きを選びます。
呼吸、姿勢、可動域、衝撃耐性。
それらはすべて、肋骨と骨盤の距離の中に隠れています。
鏡の前で、自分のリブアングルを見てみてください。
そこに、あなたの動きの個性が見えてきますよ。
当サロンでは施術前にお身体に触れながら、
こうした構造的な個性を見極めてケアを構成しています。
#リブアングル
#アナトミートレイン
#ナロー
#ワイド
#個別性に応じたケア
#呼吸法
#看護師
#スポーツ救護ナース
#スポーツアロマ
#松山市
#愛媛スポーツ