31/07/2025
【認知症予防セミナー&暮らしの保健室交流会 活動報告】
みなさん、こんにちは。事務局担当です。
令和7年7月26日(土)にセミナーを開催いたしました。
「地域支援と社会作業療法の観点から考える認知症予防」と題し、
本学会事務局の山川OTが講師を務め、認知症の背景にある様々な
社会課題について話しました。
「社会作業療法」とは2023年に提唱され、医療ニーズのある方のみならず、
社会で生活を営む方々の様々な“暮らしにくさ”を作業療法士が他職種と連携し
解決に向かうことが重要とされ、昨年11月に日本社会作業療法士協会も発足しました。
産業保健や触法領域、学校教育など様々なフィールドでの作業療法の
展開が期待されます。
これらの活動は認知症予防にも深く関わるため、参加者の方は
大変強い関心を示してくださいました。
今回はこのセミナーとは別に「暮らしの保健室」という、
地域で安心できる相談窓口であり、
憩い・集いの場所を各地で運営している方々にお集まりいただき、
交流会を開催しました。
まずは6つの団体に活動を報告いただきました。
・手探りで開始し、試行錯誤を繰り返しながら壁を乗り越えてきたお話
・喫茶店や雑貨店と連携し運営したり、マスコミに協力いただき社会課題を発信されたお話
・継続運営のための資金繰りや人員導入、本業とのバランスなどについてのお話
など、どの団体も地域に対する熱い想いと使命感を抱き、苦労しながらも
頑張っておられる事に皆が共感しました。
講演終了後には、会食を楽しみながらの交流会も開催し、皆様と親睦を深めました。
認知症課題は予防も共生も重要です。
この両輪を大切にしながら我々がすべきことに邁進したいと思います。