13/10/2025
「第13回一宮市血液浄化技術研究会」にて発表しました
10月12日(日)、尾張一宮駅前ビルiビル大会議室にて、当院の臨床工学技士が以下の内容で発表しました。
演題 「当院のシャントエコー管理について」
【背景】
透析患者さまの命を支えるシャントは日々の観察と適切な管理が必要であり、シャントの状態をより正確に把握するためにシャントエコーの活用が重要視されている。
【目的】
超音波による血流評価や狭窄の早期発見を通じて、トラブルの予防と早期対応を行う。
【概要】
透析患者さまには血管走行を把握するために詳細なVA(バスキュラーアクセス)マッピングを作成し、定期的にシャントのエコーを行う。穿刺者や患者担当者の聞き取りを行いシャントの状態を把握する。
【まとめ】
・シャントエコーの結果がPTAなどの治療につなげられていて、トラブルの予防や早期対応が可能となりシャント管理に有用である。
・シャント不良に至る原因はさまざまであり、患者ごとの生活環境など多角的に全身管理を行うことが重要である。
透析患者さまにとってシャントは「命綱」とも言える非常に重要なものです。そのシャントをいかに長く良好な状態で維持できるかは、患者さまの生活の質(QOL)に直結します。
トラブルが起きてから対応するのではなく、「予防」と「早期対応」に着目した今回の研究発表が、多くの透析医療現場におけるシャント管理の質の向上に繋がることを期待しています。
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