心理カウンセラー養成講座(名古屋・一宮)

心理カウンセラー養成講座(名古屋・一宮) 安価で高品質な心理カウンセリングの実践知識(認知行動療法など)が学?

この学習会は、カウンセラーや心理学の講師を目指している人の為の、そしてその人達が主体となって動いているセミナーです。
従って、一部の、高い授業料がかかる専門学校のような、至れり尽せりのお金がかかった環境では有りません。ちなみに、お金のかかるパンフも作っていませんし、大々的な広告もしていません。
だからこそ、質の高い内容で1時間あたり1200円(1カ月 計10時間で1万2千円)という受講料なのです。
でも、【目からウロコ】の高品質の知識や智慧を得たい人や、最短距離でカウンセラーや心理学の講師になりたい人は、是非どうぞ。

講師は、NPO名古屋交流分析協会の運営委員長で、名城大学心理学非常勤講師を勤める鷲津を始めとした現役心理カウンセラーが担当します。

昼間の部
毎週月曜日      13時30分~16時(一宮市本町)
毎週火曜日(中・上級)13時10分~16時(名古屋東区)
  同  (初級)  13時30分~16時30分(名古屋東区)

夜間の部(遅刻参加可)
毎週月曜日 17時30分~20時(一宮市本町)
毎週火曜日 17時30分~20時(名古屋ウィルあいち)
(昼間、夜間共に9カ月で資格認定 参加費1カ月12000円)

月1回集中講座(この講座は参加費9千円。こちらは12カ月で資格授与)

毎月第1土曜日コース 9時~16時(一宮)
毎月第2日曜日コース 9時45分~16時45分(一宮)
毎月第3土曜日コース 9時45分~16時45分(一宮)

東京 毎月第4日曜日コース 10時~17時(渋谷区参宮橋)

三重や関西、三河や静岡、長野などJRまたは名鉄沿線の方は、電車で来られる場合は一宮教室の方が駅から徒歩5分なので便利です。
また一宮教室には千数百冊の心理学の本があり、無償で貸出をしております。

場所
名古屋市東区上竪杉町1 ウィルあいち2F あいちNPO交流プラザ
愛知県一宮市本町2丁目3-2 イトカンビル4F

会費
1カ月12000円(1カ月単位 資料代込み。1回のみや見学等はできません。9カ月の受講で認定資格が取得できます。なお、毎月1回の土曜集中講座は参加費は9千円。12カ月の受講で認定となります。)

メール、または電話でお申し込みください。
info@npo-jisedai.org
TEL 0586-73-3911 事務局 玉田迄

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11月のカウンセラー養成集中講座は、久しぶりの交流分析です。今回は交流分析とロジャーズの人間(来談者)中心療法を組み合わせてお話しました。交流分析の講義は今月のWEB講座でも行いますのでその後で内容を書くこととし、今回は人間中心療法について...
04/11/2025

11月のカウンセラー養成集中講座は、久しぶりの交流分析です。

今回は交流分析とロジャーズの人間(来談者)中心療法を組み合わせてお話しました。

交流分析の講義は今月のWEB講座でも行いますのでその後で内容を書くこととし、今回は人間中心療法についてお話したことを少し書こうと思います。

「傾聴」「共感」「受容」で有名なロジャーズ理論は、数多くの本が出ていますし、セミナーも多いのでご存じの方も多いことと思います。

彼は、クライアントにおいて建設的なパーソナリティの変化が起こる条件として、下記の6つを挙げました。

・2人の人が心理的な接触をもっていること。
・クライエントは自己不一致の状態にあり、傷つきやすく、不安な状態にあること。
・セラピストは、その関係のなかで自己一致しており、統合していること。
・セラピストはクライエントに対する無条件の肯定的配慮を経験していること。
・セラピストはクライエントの内的準拠枠を共感的に理解しており、その経験をクライエントに伝えようと努めていること。
・セラピストの共感的理解と無条件の肯定的配慮が最低限クライエントに伝わっていること。

まずここで注意しなくてはならないのですが、「建設的なパーソナリティの変化が起こる」には、と言う以上、そもそもそれを目標としているのであり、そのカウンセラーの意識は当然クライアントに影響してしまうということです。

またロジャーズがカウンセリングをしているビデオを見ると、彼もクライアントが自己一致に向かう発言に対しては、他の時より大きく頷いたり、しっかり「支持」したりしています。

となると、人間中心療法のセミナーなどで「カウンセラーはクライアントを絶対誘導したりしてはいけない」という話が出ることも多いのですが、意外とロジャーズの考え方はバイアスがかかって伝えられているのではないかということになるんですね。

他にも例えば6つの条件の1つ目の「2人の人が心理的な接触をもっていること」というのについては、本などでは「カウンセリングをするのだから当たり前のこと」として、あまり説明はされていないことが普通です。

しかしG・プラウティ&D・ヴェルデらは、「自分の感情との『接触』、および他者との『接触』が欠落しているクライアントにおいては、プレセラピーが必要である」と述べています。

この「自分の感情との『接触』、および他者との『接触』が欠落しているクライアント」というのは身体障害や統合失調症の患者などのことを想定しているようですが、これは今よく話題となっているASD(アスペルガー)に対しても、類似した対応の必要性が考えられます。

そういう場合は、セラピーを受け入れられるよう準備するためのアプローチが必要ですし、カウンセラーもその専門知識(例えばASDの知識)が前もって備わっていないといけないということですね。 

さて、6つの条件では次に「自己不一致」という言葉が出てきますが、これは下図のように「こうあるべき」という自己概念とその人の経験が一致していないということです。

この自己概念というのは、その人が育った環境での「承認の条件」と、それに合わせようとした生き方に関係します。

例えば「自分もスポットライトを浴びたい」という欲求が心の奥底にある子が、「謙虚に生きなくてはいけない」とか「出る杭は打たれる」という家訓の家に育ったとしましょう。

それが自分が承認される条件なので、彼の「ルール」は超自我(交流分析で言うと【CP】)にインストールされ、彼のエス(交流分析で言うと【FC】)にある「スポットライトを浴びたい」という欲求は抑圧されることになり、そういうことに対しては不安が生じ、無意識のうちにそういう行動を取ってもそれは経験としては意識されず否認されるわけです。

それに対して「自己一致」というのは、超自我(【CP】)が意識することを拒んでいたり歪曲して意識していた感情や思考を、意識上でリアルに経験するようになる状態、言い換えると自己概念とその人の経験が一致してしていることです。

つまりカウンセリングというのは、クライアントが意識することを拒んでいたり歪曲して意識していた感情や思考を、同化し統合していく過程のことと言ってもいいでしょう。

そしてクライアントが自己一致することにより以前は脅威を感じ意識することができなかった経験を統合できたとしたら、本来の自分の欲求に向かっていくことができるわけです。

ロジャーズはこの自己一致、つまり純粋性(表裏が無い事)を一番大事にしました。

ということは、当然カウンセラーは自己一致していなければならず、しかもクライアントへの共感ができないといけないということになりますよね。

ここが難しい!

例えばクライアントが
「キャンディーズはやっぱりランちゃんが一番かわいいですよね!」
と言った時、カウンセラーはどう答えるか…。

カウンセラーは純粋(Genuine)でなければいけません。となると
「何を眠たい話をしてるんだ! ミキちゃんに決まっとるやろ!怒り」
となるわけですが、これは交流分析で言うところの「交差交流」であり、これだと「やりとり」は続きません。

やりとりが続く平行交流だと
「だよね。やっぱランちゃんだよね」
となりますが、これでは本音と違う「裏面交流」となり、それこそ【Genuine】に反します。

じゃあどうしたらいいのか?
ということなども、もちろんしっかりとお話しました。

この内容は第3土曜、そして第2日曜と第3日曜にも行いますので、よろしければぜひご参加ください。参加費は9000円です。
詳しくは下記ページをご覧ください。

【Copyright(c) この内容の著作権は(同)ベルコスモ・カウンセリングに有り無断転載 無断複写は禁止されています】

カウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm

ベーシック集中講座は毎月第2日曜と第3日曜(どちらか選択)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。
https://npo-jisedai.org/basic.html

WEB講座は第2土曜の午前中です。WEBでのリモート講座はこちらです。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html

ご参加のお申込みやお問い合わせは下記ホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。
他にも毎週講座は月曜の午後に開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。

10月のWEBカウンセラー養成講座は、前半は先月に引き続き発達障碍を、そして後半はネット・スマホ・ゲーム依存についてお話しました。NPO日本次世代育成支援協会では鷲津代表や玉田理事を始め、多くの会員講師が各地の学校や公共団体にネット・スマホ...
13/10/2025

10月のWEBカウンセラー養成講座は、前半は先月に引き続き発達障碍を、そして後半はネット・スマホ・ゲーム依存についてお話しました。

NPO日本次世代育成支援協会では鷲津代表や玉田理事を始め、多くの会員講師が各地の学校や公共団体にネット・スマホ・ゲーム依存のセミナー講師として呼ばれています。

学校においては数年前までは中学校が多かったのですが、最近では小学5年生で42%、小学6年生では65%と、約半数の子どもが自分専用のスマホを持っている(NTTドコモ モバイル社会研究所調査)ということもあり、今や小学校からの講師派遣依頼が半数近くに上っています。

少し前に公表された文部科学省の調査結果では、2021年度に比べて全教科で学力が下がり、特に小学6年生の算数、中学3年生の英語で大幅な低下が見られたことが話題になりました。

これについてはスマホの利用時間が長いほど学力スコアが低下するという相関関係も明らかになっています。

そして世の親御さんの心配はそこに集まりがちなのですが、実はその「勉強」よりももっと心配しなければいけないのは、ネット・スマホ・ゲーム依存は慢性で進行性の精神障害だということなのです。

これは気付かないうちに、どんどん病気が進んでいくということであって、例えばこれはいろいろな研究で明らかになっているのですが、悪影響を受ける眼窩前頭皮質というところは、攻撃性制御、人格、道徳、社会性、他者の気持ちの理解等などに関わる領域です。

ゲーム依存症者が攻撃的になるとか、人格障害的言動が多くなるというのは、ここの問題ですね。

また前帯状皮質は課題の予測、動機付け、情動反応の調節に関わるところですが、この機能が低下すると課題への集中力が減少します。

この機能の低いのが、注意欠陥・多動性障害 (ADHD)なのですが、そのような行動様式になってしまうわけです。

さて、ではどうすればよいのかということですが、ここで参考となるヒントがあります。

それは「スマホ・ネット依存になりにくい子」の特徴です。

•学校やクラブがおもしろい
•何か好きなもの(趣味)がある
•何かに自信を持っている
•物事を人に頼んだり、断ったりすることができる

このあたりから目標を設定していくのも一つの方法ですね。

なおネット・スマホ・ゲーム依存でのカウンセリングは、説教的面接はたいていの場合上手くいきません。

有効なのは動機付け面接法であり、これに解決志向アプローチを組み合わせると、悪循環から良循環への変化が起こりやすく、そのうえで応用行動分析を中心としたアプローチで進めていくことが望まれます。

今回の講座ではその方法を具体的にお話しました。

さて、「時」をスマホで費やしていく分だけ、その人が持つ可能性も減っていきます。

そして持ち時間が減るということは、未来の夢を段々見られなくなるということです。

逆に、依存症とは「依存対象に使われる人生」をおくることです。

受講された皆さんが、一人でも多くのネット・スマホ・ゲーム依存で悩んでいる方の助けになることを願っています。

【Copyright(c) この内容の著作権は(同)ベルコスモ・カウンセリングに有り無断転載 無断複写は禁止されています】イラストは「イラストAC」より使用

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愛知、岐阜、三重の安価に学べる初心者向け心理カウンセラー養成講座

9月のWEBカウンセラー養成講座は、発達障碍についてお話しました。カウンセリングにおいては、発達障碍が関係することがとても多いんですね。本人が発達障碍やそのグレーゾーンの場合はもちろんのこと、お子さんがそうだったり、配偶者がそうだったりして...
16/09/2025

9月のWEBカウンセラー養成講座は、発達障碍についてお話しました。

カウンセリングにおいては、発達障碍が関係することがとても多いんですね。
本人が発達障碍やそのグレーゾーンの場合はもちろんのこと、お子さんがそうだったり、配偶者がそうだったりして悩んでおられる方も多く来られます。

発達障碍は人口の6~7%と言われていますが、グレーゾーンを入れるとその倍くらいにはなるでしょう。
12%~14%と言うと7~8人に1人ですから、その親御さんや配偶者、また学校の先生や保育士さんなど関係する方を含めると、その多さは想像できると思います。

その発達障碍児の子育てに効果のある心理療法は、何と言っても先月の講座でお話した応用行動分析と、この講座ではよく出てくる認知療法や家族療法や解決志向アプローチとなります。

そこで今回はそれらを組み合わせ、「発達障碍とはどういうものか」だけではなく、「どうすれば上手くいくか」も詳しくお話しました。

例えば発達障碍の子育てにおいてとても大事な「構造化」。
これはいろいろな五感のルートを工夫してわかりやすくすることです。

「場所」については シンボル(目印)やカラーという視覚を使います。
例を挙げると、部屋に敷くカラータイルカーペットとか売ってますよね。20cm四方とか。
あれでエリアを造って、「プラレールを遊ぶ場所はこの色の中でね」とか決めていくわけです。

「また散らかして!」とか怒っていてもしょうがないんです。

「時間」についてはタイマーという視覚と聴覚の組み合わせ。

スケジュールは手順 行程を図や漫画で表します(視覚)。

そういう工夫を組み合わせていき、「何処で」、「何時」、「どうやってするか」を子どもに理解してもらうわけですね。

もちろん少しでもモアベターになったらすかさず褒める!(後続刺激) そうすると、子どもはモチベーションや自尊感情をUPしていくのです。
また認知の問題で言うと、「良い・悪い」、「損・得」、「好き・嫌い」という3つのモノサシがあることを理解し納得してもらいます(これは大人でも理解していない人が多いのですが)。

そして「良い・悪い」と「好き・嫌い」のモノサシは人によってかなり違うことをわかってもらいます。

でも、その3つのモノサシのうち、「損・得」のモノサシは「良い・悪い」と「好き・嫌い」のモノサシに比べると、人による差は少ないんですね。

そして「損」をすると「怒り」が出ることが多いし、「悲しく」なることも多いということもわかってもらえたら、さあここで「損・得」のモノサシの重要性を考えてもらいます。
それが下記の6つです。

・長い目で見た損得(時間軸)
・損をしないための観察
・損をしない為の協調
・得するための変化(柔軟)
・白か黒かは損をする
・楽しいは得、怒りは損
(損をしたから怒りが出る、怒るから損をする)

さて、これらに解決志向アプローチを加えると、応用行動分析が益々有効になるんですね。

例えば「例外」を強化するという方法がそうです。

・いつも「かまってちゃん」なのに、ビーズ遊びの時だけは黙々とやっている
・勉強は大嫌いなのに昆虫の図鑑だけは根気よく見ている
・整理整頓がすごく苦手なのに、たまに大事なものがなくなった時だけは徹底して片づけている
・走り回っているときに呼んだら、たまたま来た
・いつもはずっとゲームをやっているのに〇〇の時だけはスマホを手にしていない

こんな時は大チャンス!

「褒める」「感心する」という後続刺激で強化しない手はありません。

また発達障碍の子育てでは、攻撃性の強いお子さんに悩んでいる方も多いので、今回はそれに抜群の効果がある「タイムアウト法」についても詳しく説明しました。

この「負の弱化(得られるものが得られない)」を使う素晴らしい方法は、実はかなり間違えて使われているというアメリカの研究もありますが、2歳から8歳くらいまではこの方法で子どもの暴力は殆ど無くなるというABAの第一人者の奥田健次先生の実践結果もありますので、やはり「行うやり方」が大事ということなのでしょう。

他にもいろいろと本当に沢山あり、今回1回では話しきれなかったので、次回10月のWEB講座では、この発達障碍の続きと、発達障碍とは関係が有意に表れているネット・スマホ・ゲーム依存についていろいろとお話する予定です。

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9月6日のカウンセラー養成集中講座は、午前の部はリラプス・プリベンションを、そして午後は発達障碍とグレーゾーンについての講義でした。発達障碍については、今週末のWEB講座でもやりますので、またその後で内容は簡単に書くこととし、今回はリラプス...
09/09/2025

9月6日のカウンセラー養成集中講座は、午前の部はリラプス・プリベンションを、そして午後は発達障碍とグレーゾーンについての講義でした。

発達障碍については、今週末のWEB講座でもやりますので、またその後で内容は簡単に書くこととし、今回はリラプス・プリベンションについて書きますね。

このところ特に増えてきたゲーム依存のカウンセリングでは、依存状態の脱出が主な目的となり、応用行動分析(ABA)や認知療法、また解決志向アプローチなどを使って、スモールステップで行っていきます。

そしてカウンセリングに親子で来られる場合は大抵これで脱出でき、意外とアルコール依存やギャンブル依存と違って元の依存状態に戻る(これを「リラプス」と言います)ことはあまり無いのですが、やはりカウンセラーとしては万が一またゲーム使用時間が増加した時(これを「スリップ」と言います)に備えて対処法を学んでおく必要があるんですね。

それが「リラプス・プリベンション」であり、これは再発防止を目的とした応用行動分析の療法です。

ゲーム依存に限らず、依存症の人はスリップ(ラプス)したときに、罪悪感や無力感を感じ、自己肯定感の喪失が生じることが殆どです。

ただその時、そのスリップだけに食い止め、リラプスつまり以前の依存状態へ逆戻りすることだけは防がねばなりません。

そこで、一般的にはABAは「行動」の後にある「後続刺激」が何であるかを重視するのですが(ここのところは以前の行動分析のページを参照ください)、このラプスが起きた時は再発防止のために、ゲームという問題行動の引き金(先行刺激)が何であるかを突き止める必要があります。

例えばそれは友達に誘われたのかもしれませんし、学校の勉強についていけなくなって落ち込んだからかもしれません。

それらの引き金への対処法を学習するわけですね。
例えば友達にしばらくは誘ってくれるのを控えてもらうとか、勉強についていけなくなったのならわかりやすく教えてくれる人を探すとか。

またそのような禁止するやり方だけではなく、できるだけゲームの欲求が起きた時に、別の行動が取れるようにカウンセラーや親と一緒に工夫をし実行する練習をすることが大事です。。

何故かというと、欲求が起きた時に禁止とか我慢しようとすると、却って余計に頭の中にゲームが浮かんでしまい、苦しくなってしまうことが多いから…(これで僕も昔タバコを止める時に苦労しました)。

ところで、最初に嵌ってしまった時、簡単に脱出した人、つまり少ないカウンセリングで済んだ人は、その時に低かった自己肯定感の立て直しまではしっかりやっていない場合があります。

そういうケースでは、これはこれでセルフ・エスティーム(自尊感情)を確立する良い機会だと告げて、そちらも並行してカウンセリングを行っていく場合があります。

ちなみにセルフ・エスティームというのは、自尊感情という言葉のイメージで、自分を尊いと考えることという意味に拘束されてしまう人も多く見かけられます。
もちろんその意味もありますが、あまり「尊い」を意識しすぎると、何か「優れてなければいけない」ような認知に陥ってしまうリスクがあるんですね。

でもセルフ・エスティームにおいて重要なのは、
・自分は捨てたもんじゃない
・自分を許す(「できない」「劣っている」ところがあろうが)
・自分の失敗を受け入れる(「次はモアペターにやればいい」)
ということです。

大切なのは「自分の未来」であり、また「自分の可能性」なんですよね。

この内容は第3土曜、そして第2日曜と第3日曜にも行いますので、よろしければぜひご参加ください。

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WEBで対面授業のリモート心理カウンセラー養成講座  カウンセリングの通信学習教室

7月と8月のWEBカウンセラー養成講座は、行動療法と応用行動分析(ABA)をお話しました。これは何度も書いていますが、行動分析は「人を育てる」ということにおいて必須です。「~べき」という言葉はあまり使わないように心掛けているのですが、子育て...
11/08/2025

7月と8月のWEBカウンセラー養成講座は、行動療法と応用行動分析(ABA)をお話しました。

これは何度も書いていますが、行動分析は「人を育てる」ということにおいて必須です。

「~べき」という言葉はあまり使わないように心掛けているのですが、子育てはもちろんのこと、部下を持つ人や、況や経営者ならばこれは知っているべき心理学です。

また、特に発達障碍の療育においては最も重要であり、逆に言うと発達障碍の療育において必要とされ効果もあるため、現場で用いている人たちのおかげで応用行動分析の研究がどんどん進んでいるとも言えます。

さて、その行動分析ですが昨年12月や今年7月の対面のカウンセラー講座でお話し、このブログにも少し書いたのですが、書物には三項随伴性を単発で書いてある場合が多いんですね。

つまり
「先行刺激」⇒「行動」⇒「後続刺激」

これで、以上終了となっているワケです。

しかし現実においては世の中は流れているし、コミュニケーションというのは相互関係なので、その切り取った部分だけで終わるということはまずありません。

下図をご覧ください。

「子が不安になる」というのき、子どもにとっては「行動」ですが、親にとっては「先行刺激」となります。

すなわち子どもの方から見ると、
「不安になる(行動)」⇒「親が心配してくれる(後続刺激)」
となりますよね。

ところが親の方から見ると
「子が不安になる(先行刺激)」⇒「心配になる(行動)」⇒「子が安心してくれる(後続刺激)」
となります。

親にとって「子が安心してくれる(後続刺激)」というのは【快】ですから、この場合は強化刺激となって「子が不安になると親に心配され、不安が治まるシステム」が成立します。

ところが次の図の場合はどうでしょうか。

子どもの方から見ると、
「不安になる(行動)」⇒「親が心配する(後続刺激)」
となるのは一緒でも、その「親の心配」ということを子どもが不安に感じたら、その後「子どもがもっと不安になる」と進んでいきます。

つまり子どもの【認知の枠組み】によって流れは変わっていくことになるということですね。

そしてその「子どもがもっと不安になる」という先行刺激により、「親はそれを見てもっともっと不安になる」という行動となったら、この場合は【不安が相互に拡大していくシステムが成立】することになります。

すなわち、同じ行動をとっても相手の認知の枠組みや性格パターンにより、強化刺激になったり弱化刺激になったりするということがこれによってもわかりますが、もっと大きな問題としては、この流れや関係性を「システム」として考えないと悪循環が拡大していくことに気づきにくいということなんですね。

このシステムとして考えるというやり方は家族療法や短期療法の中心となるものです。

もっとも家族療法や短期療法の本には、単なる「循環」というシステムとして書かれていることが多いのですが、実はこれは螺旋状に拡大していく場合が多いのです。

行動分析とシステムズ・アプローチは、上手に組み合わせるとかなり相性が良いと思います。

この講座では、このようにいろいろな理論を縦横に組み合わせ、工夫を入れて考えていきます。

次回9月のWEB講座では、この行動分析が必須となる発達障碍についていろいろとお話します。

興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

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WEB講座は毎月第2土曜の午前中です。こちらをご参照ください。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html

一宮でのカウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
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8月2日のカウンセラー養成集中講座は、午前の部は「空の巣症候群」と「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」の2本立てを、そして午後はアダルト・チルドレンにおいての解決志向アプローチのやり方についての講義でした。「空の巣症候群」と「ミッドラ...
04/08/2025

8月2日のカウンセラー養成集中講座は、午前の部は「空の巣症候群」と「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」の2本立てを、そして午後はアダルト・チルドレンにおいての解決志向アプローチのやり方についての講義でした。

「空の巣症候群」と「ミッドライフ・クライシス」は重なるところが多くあります。

子育てが自分の生活の中心だった親が、子どもの独り立ちや結婚を機会に抑うつ症状が出たりする場合を「空の巣症候群」と呼んでいるのですが、下記にあてはまることが多いと注意が必要となります。

【空の巣症候群スケール】
Copyright(c) 合同会社ベルコスモ・カウンセリング

・これまでに関心のあった事柄に対して興味を失う。
・注意が集中できなくなる。
・以前なら楽々できるようなことが達成できない。
・倦怠感
・不安やイライラが増えた
・投げやりになってしまう
・虚しい
・健康や自己管理がおろそかになる。
・不眠、食欲不振、体重減少などの身体の不調
・孤独感
・意味もなく涙が出てくる
・出かけるのが億劫になって、引きこもりがちになる。
・笑うことが減った
・時間を持て余す

そして多くの場合に重要な問題となっているのは、その人の「存在価値の減少」と「目標(未来)の消失」です。

逆に言うと、「自分の夢や目標がない」人が罹りやすいわけで、アダルト・チルドレンと重なるケースも少なくありません。

アダルト・チルドレンというのは、子どものころに本来の自分を出すことが許されず、現実適応に忙しすぎて理想を考えられない環境が続いた人です。

こういう場合はやはり解決志向アプローチを用いると、短期間で抑うつ症状の解消につながりやすいんですね。

また、もう一つはV.E.フランクルの考え方。
フランクルはこう言っています。
--------------
『人生』があなたに意味を問いかけている。
大事なのは、未来で貴方を待っているモノ。
貴方に発見されるのを待っているモノ。
そして貴方によって表されるのを待っているモノである。
---------------

そこで午後はその解決志向アプローチをアダルトチルドレンのカウンセリングでどう活かすかを詳しくお話をし、皆さんにも考えていただきました。

この内容は第3土曜、そして第2日曜と第3日曜にも行いますので、よろしければぜひご参加ください。
【Copyright(c) この内容の著作権は(同)ベルコスモ・カウンセリングに有り無断転載 無断複写は禁止されています】

カウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
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ベーシック集中講座は毎月第2日曜と第3日曜(どちらか選択)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。
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WEB講座は第2土曜の午前中です。WEBでのリモート講座はこちらです。↓
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他にも毎週講座は月曜の午後に開いております。
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住所

大志1-6-17 ミヤタビル3階
Ichinomiya-shi, Aichi
491-0852

営業時間

月曜日 13:30 - 16:00
17:30 - 20:00
火曜日 13:30 - 16:00
17:30 - 20:00
土曜日 09:45 - 16:45
日曜日 09:00 - 17:00

電話番号

0586-73-3911

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