小川内科・循環器内科

小川内科・循環器内科 皆様の「かかりつけ医」「家庭医」として、また、循環器疾患を診療いた? ◆診察時間◆
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29/03/2026

運動の種類と死亡率
 運動の種類と死亡率の関係についての長期間の大規模前向き調査の結果が2026/1/20 British Medical Journalに掲載されました。米国ハーバード大学の研究グループが1976年から看護師健康調査の一環として30~55歳の121, 700症例の女性から、1986年から始まった医療従事者追跡調査で医療従事者(歯科医師・薬剤師・獣医師・整骨師・眼科検査技師など)の40~75歳の男性51, 529症例から糖尿病・心血管疾患・癌・呼吸器疾患・神経疾患に罹患していない症例111, 467症例を抽出し、運動の活動量・運動の種類の多様性についての分析をし、各種疾患に因る死亡率と運動との関係を30年以上追跡調査しました。
運動の種類は、歩行、ジョギング、ランニング、自転車、水泳、テニス・スクウォッシュなどのラケットボールゲーム、階段を昇る、漕艇や美容・柔軟体操、筋力トレーニング・レジスタンストレーニングで、活動量をMETs✕時間/週で計算しており、METs(代謝当量)は身体活動強度の指標で1METは安静座位での酸素消費量に相当します。論文の補遺では、運動強度(METs)を歩行:3、ジョギング:7、ランニング:11~12、自転車:7、水泳:7、テニス等:7、漕艇・美容体操:6、筋力トレーニング:4~5.5、階段昇り:8~8.5と想定しています。
 観察期間に38, 847名が亡くなり、9, 901例が心血管疾患で、10,719例が癌で、3,159例が呼吸器疾患により亡くなりました。水泳以外の運動は、全ての原因の死亡率を下げますが(ハザード比0.83~0.96)、活動量と死亡率を下げる効果の関係は直線的では無く、或る閾値に活動量が到達するとその効果は頭打ちになる運動の種類が多い事が判りました。例えば、歩行と筋力トレーニングでは閾値は7.5METs時間/週で、テニス・スクウォッシュ・ラケットボールでは5METs時間/週、階段昇りで0.75METs時間/週で閾値に到達します。水泳は2.5METs時間/週までは運動で死亡率を僅かながら下げますがそれ以上の活動量ではむしろ死亡率を僅かに上げており、ジョギングも7.5METs時間/週までは死亡率を下げますがそれ以上の活動量では死亡率を下げる効果は低下するU字型の関係性を示し、自転車は、2.5METs時間/週までは死亡率を下げますが、それ以上の活動量では余り効果が観られませんでした。この様に運動の種類によって死亡率を下げる効果に違いがある事が判明しました。
 又、多くの種類の運動をする集団と僅かの種類の運動しかしない集団を比較すると、全ての原因の死亡率で前者は後者よりも19%も低く、心血管疾患・癌・呼吸器疾患による死亡率は13~41%低い事も判りました。つまり、死亡率低下には運動継続時間より運動の種類の多彩さが重要、という訳です。
 何故水泳の死亡率低下効果が無いのか、ジョギングとランニングの効果の違いの原因、などの解明はこれからでしょう。

29/03/2026

高齢心筋梗塞症例への多領域リハビリテーション
 急性心筋梗塞後の高齢者に対する多領域リハビリテーションの効果を検証するPIpELINE(パイプライン)試験の結果が2025/9/11にNew England Journal of Medicine誌に掲載されました。
 心筋梗塞後のリハビリテーションが心血管有害事象発生を減らす事は、これまで幾つもの臨床研究で示されています。しかし、そのリハビリテーションの内容は若年者の症例を念頭に置いたもので、高齢者には負担が大きく、脱落者も多く有効ではありませんでした。
PIpELINE試験では高齢者に特化した、心血管危険因子の管理・食事/栄養指導・運動療法の組み合わさった多領域リハビリテーションを行っています。研究のデザイン・手順・手続きの詳細は、Aging Clinical and Experimental Research(2023) 35:1107~1115に記載されていますが、急性心筋梗塞で入院した症例の退院後30日に対照群・介入群共に先ずはShort Physical Performance Battery(SPPB:簡易身体機能評価列)で下肢のバランス機能・歩行速度・反復する起立運動の速さを評価します。2020/3/27~2023/11/30の期間にSPPB4点~9点の回復の可能性がある身体活動が中等度低下した中央値80歳(75~84歳)のST上昇心筋梗塞(STEMI)・非ST上昇心筋梗塞(NSTEMI)512症例を介入群と対照群に2:1で割り振ります。対照群・介入群共に最初に食事指導(飽和脂肪酸・塩分・糖分過多の食事を避け、野菜・果物・水分を十分補給し、赤身の肉を制限し、豆類を多く摂取し、魚類を週2回以上摂取する、地中海式食事を勧めるなど)、禁煙指導、BMI18.5~24.9の体重コントロール指導、20分の歩行・自転車運動を週5回の運動指導、ストレス管理法の指導等を行います。介入群は更に60・90・180・270・360日後にそれぞれ栄養士による食事指導、オタゴ運動プログラムに基づいての運動指導、ボルグ指数で11~13のややきつい運動負荷を個別に運動計画立案、服薬指導を行います。主要評価項目は、一年以内での心血管死と心血管疾患が原因の予期しない入院です。
その結果、介入群は対照群と比較して主要評価項目発生の割合がハザード比で0.57と低く、特に予定外の入院ではハザード比0.48と低い事が判りました。
 2022年に発表されたFINGER試験も含め、今回の研究結果は心血管疾患への頻回の多領域介入の有効性を示しており、高齢化社会の日本では医療経済的にも重要な知見と考えられます。

29/03/2026

分譲マンション居住者は心血管死の危険性が低い
 分譲マンション居住者は賃貸マンション居住者・一戸建て住宅居住者に較べ心血管死の危険性が低い、との日本の研究結果が2025年9月8日にBritish Medical Journal onlineに公表されました。
 日本老年学的評価研究の資料を基に北海道・宮城・千葉・山梨・愛知・長崎の道県に在住の肉体的・認知的に自立した65歳以上の住人38,731人を2012年1月1日~2017年12月31日の期間追跡調査し、心血管死の発生数を分譲マンション・賃貸マンション・自己所有一戸建て住宅で比較し、社会経済的因子・生活習慣を調整後に解析を行いました。
 平均年齢は73.6歳で男性が46.6%、平均2091日の追跡期間中、2.3%が心血管死でした。分譲マンション居住者に比較し賃貸マンション居住者の心血管死の危険性は1.78倍と高く、一戸建て住宅所有者は分譲マンション居住者の1.35倍の心血管死の危険性でした。この傾向は男性に著明で、賃貸マンション居住男性は分譲マンション居住男性の2.32倍の心血管死の危険性を認めましたが、女性では有意差を両郡間に認めていませんでした。
 この機序について著者たちは、分譲マンションに較べ賃貸マンション・一戸建て住宅では室内温度が低く、温度変化が不安定で大きく、この温度変動が血圧の上昇・血圧の変動を大きくさせ、心血管死の危険性を上昇させている、女性は男性より収縮期血圧が60歳台で平均4.4mmHg、70歳台で平均2.5mmHg低く、気温変化の影響を受け難い、と考察しています。
 著者たちの考察が正しいとしますと、住居の断熱効果を高める事が心血管死を予防する為にも必要ですが、例えば二重サッシ・ペアガラスの導入率は一戸建て住宅では38%で、賃貸住居では僅か15%と低く、これを改善する事も重要です。これは日本国内の住居の問題で、海外先進国の住居の平均的な断熱性は日本よりはるかに高く、新築住居の断熱基準の高度化、断熱機能を高める為の改修工事の公的助成を更に充実させる事が必要でしょう。

29/03/2026

アルドステロン合成酵素阻害剤
アルドステロンは、副腎皮質から分泌される鉱質コルチコイドホルモンのⅠ種で、血圧上昇・体液水分量を管理する作用があります。レニン-アンジオテンシン-アルドステロン-鉱質コルチコイド受容体の一連の系統には、血圧管理・心疾患治療の標的としてこれまでに直接的レニン阻害剤・ACE阻害剤(ACEI)・アンジオテンシン受容体拮抗剤(ARB)・鉱質コルチコイド受容体拮抗剤などが開発され使用されてきました。
治療抵抗性高血圧は、作用機序の異なる3種類の降圧剤を使用しても目標値まで血圧が低下しない高血圧と定義されます。その要因の一つとして、処方された通りにキチンと服薬しない・服薬忘れの、服薬アドヒアランス不良が挙げられますが、アルドステロンブレイクスルーという現象も関与しているのではないかと考えられています。これは、ACEI・ARB・直接的レニン阻害剤を長期間使用しても、アルドステロンを抑制する事が困難になる病態です。アルドステロンブレイクスルーでは、実際にアルドステロン濃度の上昇が確認された症例もアルドステロン濃度が正常範囲の症例もあり、その機序も幾つか提案されていますが、アルドステロン産生を刺激する経路・要素は複数ある、という事実が根本の様です。
近年、アルドステロン合成酵素阻害剤が幾つか開発され(Baxdrostat:バクスドロスタット、Lorundrostat:ロルンドロスタット)、治療抵抗性高血圧症例への第2相・第3相臨床試験が行われ、その結果も報告されています。
Journal of American Medical Association (JAMA)に2025/6/30発表されたLaunch-HTN試験は、治療抵抗性高血圧症例に対するLorundrostatの上乗せ効果を検証したランダム化プラセボ対照研究です。欧米・豪州の13カ国の1083症例をプラセボ群270症例、Lorundrostat50mg/日投与群538症例、Lorundrostat:50→100㎎/日投与群270症例に振り分け、6週後の収縮期血圧の低下量を主要評価項目にしています。その結果、Lorundrostat群はプラセボ群と比較して平均9.1mmHgも低く降圧効果を示していました。興味深いのは、症例の基礎降圧療法背景でサイアザイド系利尿剤が95%前後、ACEI/ARBが83~88%、カルシウム拮抗剤が50~52%の症例に投与されており、ACEI・ARBの使用頻度が高く、アルドステロン合成酵素阻害剤はアルドステロンブレイクスルーへの有力な対処法としても注目され、今後臨床応用が広まるでしょう。

29/03/2026

帯状疱疹ワクチンで心血管疾患が減少
2025年5月5日のEuropean Heart Journalに韓国の慶煕大学の研究グループは、帯状疱疹生ワクチン接種者は非接種者と較べ心血管疾患発症の危険性が23%低かった、との約220万件の健康保険統計の解析結果を発表しました。
 2012年1月から2021年12月までの期間の50歳以上の韓国内2,207,784症例を2012年1月から2024年1月までの期間追跡調査しています。交絡因子の偏向を除く為に傾向スコア重複重み付け法という統計技法を用いて1,271,922症例を抽出し帯状疱疹生ワクチン接種群635,961症例・非接種群635,961症例の解析を行いました。その結果、接種群は非接種群と比較して主要血管イベントが26%・脳血管障害が24%・心不全が26%・虚血性心疾患が22%・血栓症が22%・不整脈が21%発症が少ない事が判明しました。このワクチン接種による予防効果は8年間持続し、特に60歳以下・男性・不健康な生活習慣がある・低所得者・農村部居住者の症例で予防効果が著明でした。
 2025年8月9日にはClinical Infectious Diseases誌にカルフォルニア州の研究グループが、遺伝子組み換え帯状疱疹ワクチン2回接種群は、非接種群と比較して心筋梗塞に因る入院の危険性を28%、脳卒中に因る入院の危険性を42.5%減少させていた、と発表しています。50歳以上の帯状疱疹ワクチン2回接種者102,766症例と非接種者411,064症例を中央値2.5年の期間追跡調査していました。
 韓国の研究グループは、帯状疱疹感染によって血管炎が起こり凝固能が亢進し、血栓形成し、動脈硬化粥腫が破裂しやすくなる・帯状疱疹の神経系への感染により自律神経機能障害を起こし不整脈の誘因となるなどの機序が心血管疾患発症に関わっている可能性が高いと考察しています。
 そして、これらの臨床研究から判るのは、50歳以上での帯状疱疹の発症が心臓疾患・脳卒中の危険因子である事、生ワクチンでも遺伝子組み換えワクチンでも帯状疱疹ワクチンの接種は、帯状疱疹の発症のみならず心血管疾患発症を抑制する効果が期待される事で、帯状疱疹ワクチン接種の普及は、心血管疾患予防の公衆衛生上の有力な手段と成り得る可能性が高いと云えます。

29/03/2026

フィネレノンは、フレイルを伴った心不全にも有効
 2025年6月18日のJAMA CardiologyにFINEARTS-HF試験の二次解析の結果が発表されました。その結果、フィネレノンはフレイルを合併した左室駆出率が軽度低下した心不全(HFmrEF)、左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)に対しても有効性を示していました。
 フィネレノン(商品名ケレンディア)は、非ステロイド型ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)で、元来2型糖尿病を合併する慢性腎臓病に適応があります。 FINEARTS-HF試験は、2024/9/1に発表され、2020/9/14~2023/1/10の期間に37カ国653施設で左室駆出率40%以上の心不全6016症例を登録し、二重盲検で通常の心不全への薬物療法にフィネレノン20㎎~40㎎/日を追加投与する群と通常の心不全治療薬投与のみのプラセボ群を1対1に割り付け、観察期間中の心不全悪化件数(心不全入院と心不全増悪での緊急受診)と心血管死の発生数を主要評価項目として比較していました。
 フレイル(Frailty)は身体的・精神的・社会的活動が低下した状態を指します。国立長寿研究センターによる基準では1)6ヶ月で2~3㎏の体重減少 2)握力低下 男性26㎏未満 女性18㎏未満 3)ここ2週間訳もなく疲れたような感じがする 4)歩行速度1.0m/秒未満 5)軽い体操・運動をしていない 定期的な運動・スポーツをしていない:この5項目のうち3項目以上が当てはまるとフレイルと診断されます。
 心不全とフレイルには前-炎症性変化・ミトコンドリアの機能不全からのエネルギー生産減少などの共通する病態があり、心不全にフレイルが合併する割合は一般の6倍もあり、心不全症例の50%近くにフレイルを合併しています。そしてフレイルを合併した心不全は、フレイルを伴っていない心不全症例の1.5~2倍も入院・死亡の危険性が高い、と云われています。
 今回6016例中5952例でフレイル・インデックス(FI)を算出して、フレイル無し1588症例(FI<0.210)、軽症フレイル2141症例(FI:0.211~0.310)、重症フレイル2223症例(FI>0.311)の三群に分け、それぞれの群でのフィネレノン投与とプラセボ症例での主要評価項目を比較しています。フレイル無し群と比較して、主要評価項目発生の危険性は、軽症フレイル群で未調整率比(RR)1.88、重症フレイル群でRR 3.86と、フレイルの合併は予後を増悪させていました。フィネレノン投与の効果は、フレイル無し群でのプラセボ対照でRR 1.07、軽症フレイル群でRR 0.66、重症フレイル群でRR 0.91と、主要評価項目発生数の危険性を低下させていました。
 HFpEFは、高齢者に多く、フレイルを合併する危険性も高く、フレイルを改善させる・フレイルを予防する事は、HFpEFの治療において大きな役割を果たします。

24/03/2026

「雇い入れ時の健康診断」・「健康診断」承ります。

◇内容
・身長、体重、腹囲、視力や聴力の検査
・胸部X線検査
・血圧測定
・尿検査(尿中の糖や蛋白の有無の検査)
・貧血検査(血色素量や赤血球数)
・肝機能検査(GOTやGPT、γ-GTP)
・血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
・血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c)
・心電図検査

※必要検査項目を確認の上ご予約下さい。
※期日に余裕を持ってご予約下さい。
予約電話番号 0948-22-2010

26/12/2025

◇年末年始診察日のお知らせ◇

12月27日(土)診察9:00〜13:00(12:30受付終了)
12月28日(日)〜1月4日(日)休診
1月5日(月)診察9:00〜13:00(12:30受付終了)
14:30〜18:00(17:30受付終了)

12/12/2025

福岡県内でインフルエンザ感染拡大傾向が続き、3週連続インフルエンザ警報が発表されています。年末年始にかけて人との交流が増える為、より注意が必要です。
現在当院にてインフルエンザワクチン接種を受付中です。小さなお子様や受験生、高齢者がいるご家庭の方々は特にインフルエンザワクチン接種をご検討下さい。

01/10/2025

新型コロナワクチンのお知らせ
◇開始日:10月1日(火)より
◇対象:65歳以上
◇料金:4,700円
※ファイザー製
※飯塚市、嘉麻市、桂川町に住民票のある65歳以上の方
※生活保護世帯、非課税世帯の方は無料。医療カードまたは非課税証明書をお持ちください。
※その他の地域にお住まいの65歳以上の方の自己負担金はお住まいの保健課にお尋ね下さい。
◇予約は必要ありません。
◇お問合せ:0948-22-2010

01/10/2025

インフルエンザワクチンのお知らせ
◇開始日:10月1日(水)より
◇対象:小学生以上
◇料金:1回目3,850円(小学生2回目3,300円)
※飯塚市に住民票のある65歳以上の方1,500円
※生活保護世帯、非課税世帯の方は無料。医療カードまたは非課税証明書をお持ちください。
※その他の地域にお住まいの65歳以上の方の自己負担金はお住まいの保健課にお尋ね下さい。
◇予約は必要ありません。
◇お問合せ:0948-22-2010

11/09/2025

ワクチン接種で認知症の発症を抑制
 近年の臨床研究は、成人へのワクチン接種が認知症の発症を抑制する効果を持っている事を報告しています。
2001年~2021年までの17件の臨床研究1,857,134症例のメタ解析は、65歳以上に対するインフルエンザワクチン・帯状疱疹ワクチン・三種混合(破傷風・ジフテリア・百日咳)ワクチン・BCGワクチン・肺炎球菌ワクチン・A型肝炎ワクチン・B型肝炎ワクチン接種はそれぞれ非接種症例に較べ平均で35%認知症の発症を抑制した事を示しています(Xinhui Wu et al. Frontiers in Immunology 2022 Vol 13)。
2023年8月にはテキサス大学のグループが1,651,991症例の8年間の医療記録の追跡調査の結果を報告しました。それに拠りますと、三種混合ワクチンを接種した群は、非接種群に較べ8年の観察期間のアルツハイマー病の発症は30%低く、帯状疱疹ワクチン接種群は非接種群に較べ25%、肺炎球菌ワクチン接種群は非接種群に較べ27%アルツハイマー病の発症の危険性が低い事が判りました。同じテキサス大学の研究グループは、インフルエンザワクチン接種群と非接種群との4年間の観察期間中のアルツハイマー病発症数を比較し、インフルエンザワクチン接種群で40%認知症の発症が少なく、この効果は接種回数が多い程高い、と2022年に報告しています。
 又、2025年4月にはスタンフォード大学の研究グループが、英国ウェールズのおよそ28万例の医療記録から帯状疱疹弱毒生ワクチン接種群は非接種群に較べ認知症発症の危険性が20%低い、と報告しました。
 これらのワクチン接種の効果は、何に由来するのでしょうか。ワクチンの標的である様々なウイルス・細菌感染による神経系の炎症をワクチン接種で予防・軽減しているのかもしれません。有力視されているのは、ワクチン接種により一般的な生体固有の免疫力を活性化し、適切な免疫反応を訓練している、非特異的反応・off-target効果に因る、という仮説です。このオフターゲット効果で、ミクログリアを適切に活性化し、ミクログリア等免疫細胞がアルツハイマー病に関連する蛋白質(アミロイドβ)を除去する効果を高め、周囲の脳細胞の付随的損傷を軽減させている可能性がある、と考えられています。
 認知症予防の為にも、高齢者がインフルエンザ・肺炎球菌・帯状疱疹に対するワクチン接種を受ける意義は大きいでしょう。

住所

福岡県飯塚市吉原町6-1あいタウン3階
Iizuka-shi, Fukuoka
8200040

営業時間

月曜日 09:00 - 18:00
火曜日 09:00 - 18:00
水曜日 09:00 - 13:00
木曜日 09:00 - 18:00
金曜日 09:00 - 18:00
土曜日 09:00 - 13:00

電話番号

+81948222010

ウェブサイト

アラート

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