09/11/2025
昨日、久しぶりに顔面神経麻痺(ベル麻痺)の患者さんが来院されました。
5月8日に発症され、医師にてベル麻痺と診断され、入院してステロイド治療を受けていたが未だに完治せず、少し顔面筋の運動障害と瞼を動かすと口まで動いてしまうと訴えておられます。
実際、瞼と口が一緒に動いてしまいます。
発症後に神経の絞扼や圧迫が解消されないと、神経が廃用を起こし、神経の再組織化の際にアンマスティングや側芽が発生して・瞼の神経と口周りの神経と繋がってしまったと思われます。
残存している神経麻痺は、施術で今以上には改善しますが、瞼と口の神経のショートは、施術をしていれば、2〜3年で回復してくるとは思いますが、完治は無理かもしれません。
ベル麻痺の原因は、延髄から出た神経が、すぐ脳硬膜を貫き、硬膜の緊張で絞扼されるか、その後すぐに内耳神経菅で随伴する内耳動脈の怒張によって圧迫される事が原因で発症すると私は考えています。
そこで、脳硬膜を緩め、頭部からの血液還流を改善して内耳動脈の怒張を解消すると神経の圧迫がなくなり麻痺が改善します。
当院では、発症ご2週間以内に施術を開始できれば、100%完治していますが、発症して経過が長ければ、神経がダメージをうけて、完治は難しくなり多少後遺症が残る事があります。
神経障害は、時間との勝負です。
1日でも1時間でも早く、施術で問題を解消する必要があります。発症後2週間以内です。
顔面神経麻痺だけでなく、突発性難聴、椎間板ヘルニアや帯状疱疹も同じです。
速やかにご来院ください!
以下をクリックして頂きますと、私の顔面神経麻痺の論文がみれますので、お読み頂けたらと思います。
またこの論文で2017年に学会で最優秀論文賞(1等賞)を頂きました。