11/09/2025
8月27日、在宅ケア事例検討会が開催され、
認知症看護特定認定看護師の松井寛子が
事例検討の講評及び助言をさせていただき
ました。
主催されたのは、富山県・公益社団法人
富山県看護協会・富山県訪問看護総合支援
センターで、県内から看護師や保健福祉関
係者が集いました。
松井寛子からの感想を紹介します。
認知症看護認定看護師になる時に、私たちの
役割は、認知症の人に、なにか特別な、専門
的なことをしてあげることではなく、率先し
てご本人の声を聴くこと、そして周りの人に
も、本人の声を聴いてみようよと伝えていく
ことだと教わり、今も日々の実践の中で大事
にしようと心がけています。
認知症の人とのコミュニケーションはスムー
ズにはいかないことが多いですが、だからと
いって、本人のことを本人抜きで決めてよい
ということにはなりません。
ケアに困難さを感じることが山積みですが、
根気強く、その人のことを知ろうとする行動
を継続していくことで関係性が構築され、
問題が良い方向に向かうきっかけになると信
じたいです。
今回の事例検討会に参加し、改めて在宅ケア
の分野に携わるみなさんのご苦労を知り、
連携の大切さも実感しました。
学びの多い貴重な機会をいただき感謝してい
ます。