鵜川医院

05/09/2021

9月5日の集団接種は1550人ほど。お顔を知っている方もいらっしゃり、そういう時は緊張もほどけます。9月12日もおります。よろしくお願いします。

本日朝8:45より

https://isehara.hbf-rsv.jp/

で全年齢の予約が始まります。予約がまだの方は忘れずにアクセスして下さい。

卵の形は少し片側に寄った楕円形ですが、すべての動物の卵を4つのパラメーターで数学的に表すことに成功したという論文がありました。海外の掲示板で、①卵ケースなど製品の設計にすぐ役立つ、②進化の過程を新たな軸で理解できる、③卵型は多くの工業製品に応用されており、それを数学的に記述できるとはありがたい、などの意見がありました。
平塚に平野杏子さんという芸術家がおられ、平塚美術館に多く収蔵されています。伊勢原協同病院にも作品がありますが、卵をモチーフとされています。その作品は天才的で、特にカーブには長年のこだわりがあると伺っています。彼女の生み出したカーブは進化上のどこに存在するのか、など想像すると楽しいです。

01/08/2021

ワクチンを打っているほとんどの医療機関は駅から徒歩圏内にあります。地図であらわすと鵜川医院だけが辺鄙なところにあって驚いてしまいました。ニッチな領域で細々と診療していますが、現在はかなりお待たせする状況です。

10/07/2021

ワクチンを早く打ちたいんだ！という電話がかかってきます。良いことだと思います。当院は電話問い合わせ対応しておりませんから、残念ながら可能性はゼロなのです、と申し上げるのですが、少し入れ知恵を。

早く受けたい場合には場所・医療機関を限定しないこと、がもっとも大切です。まず市のホームページは熟読し、各医療機関（伊勢原市はたった30ぐらいしかない）のホームページを見るのがよろしい。電話問い合わせ可能な医療機関があれば定期巡回する。個別のWebサイトがあればそれにアクセスする。伊勢原市のWebサイトも時々キャンセルが出ているから定期チェックする。

・職域接種のチャンスがあったら申し込む。
・神奈川県のキャンセル待ちシステムに申し込む。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/vaccine-cancel.html

実際意外と早く打ててしまったという人に聞きますと、たまたま電話したら空いていた、というような事のようです。ではどのようにしたらチャンスが最大になるか。やはり沢山打っている、患者さんが多い医療機関ほど沢山ワクチンを打っているので、ふと空いているという事は多くなるのだと思います。

山奥の医療機関にワクチンが余っていると思われるのか？残念ながらICTを駆使して最適分配してしまっていて、キャンセルは非常に少ないというか、ほぼゼロです。

当院の場合には電話の問い合わせはしないで下さい、LINEでどうぞ、というハードルがありますが、まだ問い合わせは数件しかありません。
当院で接種する方々にもLINE登録をお願いしていますが、そもそも予約にあたりホームページを見た方は10%、LINE登録するのはわずか3%！！です。
何を言いたいかと言うと、それぞれの医院のポリシーがどうだ、という事をきちんと把握しようとする方は少ないため、それに沿った問い合わせ方法をすれば遥かにチャンスが増えるという事です。

新型コロナウイルスワクチンの接種が広まる中、全国各地で当日の急なキャンセルにより、ワクチンを廃棄せざるを得ない事例が発生しています。

11/03/2021

Journal of Visceral Surgery という雑誌に「遠隔医療と人工知能を使用した成人の腹部緊急事態の管理」というミニレビューがあり、有料なので中身はわからないが想像することは可能だ。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1878788621000205

自分はいつも腹部疾患を診ているが、「診る前にできることたくさんある」という感じなので、診察室までに到着するまでの15分なり30分なりで情報収集に遠隔医療と人工知能を組み合わせれば最適化が行われる、という結論ならば大いに同意する。

目次はこういう感じ

緊急治療室に到着する前に
緊急治療室到着時
追加の検査：どの検査といつ？
画像診断
治療上の決定
外科的治療
ファローアップ
結論

手術になるものはだいたい2割とされていて、どの症例で真っ先にCTを撮るかというような問題はAIにしてもらうほうが、グレイズ＋スローン記念病院のスタッフよりは優秀だろうと思う。
急性胃腸炎だったものが虫垂炎になっていたり、腹部大動脈瘤があとで破裂などのこともあるから、フォローアップまできちんとAIで行われるなら申し分ない。（アプリでフォローを自動化しないと患者さん自身がきちんとフォローアップできないので重要な部分だと思う）

The terms “telemedicine” and “artificial intelligence” (AI) are used today throughout all fields of medicine, with varying degrees of relevance. If te…

09/03/2021

時間配分はとても大きな要素で、「先生もうひとつ」「先生やっぱりもうひとつ」「先生家族のことで」という会話をなるべくスムーズにしたい。

もちろん診療の最後に「そういえば」という会話から大どんでん返しとなることはあります。したがって会話の流れを妨げるようなことはしませんが、もう少しスムーズにできるのでは？と思います。

１）家族の事を相談するなら、診療の前に必ず言ってください。だめだとは言っていません。事前にLINEでなるべく詳しく書くか、受付時にメモを渡すなどしていただくとありがたい。
２）頭のてっぺんから足の先、までの症状、あなたの考えたことはすべて大切です。メモがあると良いかもしれません。
３）お薬手帳や他の資料は毎回見せてくださるぐらいのほうが良いです。

世間話などをすることはとても大切で、その会話から診断のピットフォール（落とし穴）がどこにあるか（患者さんが自分の症状の何を見逃すか）がわかるので、それは無駄ではないのです。だから、たくさん外来ではお話しした方が良いと思います。

13/11/2020

「メールしてあるのですが」という問い合わせが増えています。「ではどういうご相談でしょうか」と伺うと「いやメールしてあるので」と言う事を仰る。

①あなたのメールはたぶん届いておりません。届いていれば、返事をする性格です。
②私がその送ったかも知れないメールを探すのに、5分10分かけて再度丹念に受信箱を精査する手間（しかし結局見つからない）は、おそらくあなたがもう一度同じ事を説明するよりも大きな手間がかかってしまいます。合理的ではありません。
③それでお気を悪くするならば、さらに合理的ではありません。世の中にはスパムフィルタというものもあり、メールが消失する機会はいくらでもあります。
④「メール」と言いながら、ブログにコメントを入れている人はしばしばいらっしゃいます。それは違います。

問い合わせは鵜川医院公式LINEが最も確実です。少なくとも1日に1度はチェックしています。quologic@nifty.comへのメールでも構いませんが、返信がないときは届いていないという事ですので「メールをしましたが届いていますか」と問い合わせるのはおやめになって、手短に相談したい内容をお伝え下さい。😊

19/07/2020

三密を防ぐための予約制、これを考えたときに

～予約時間よりも早く受付することは、そのメリットを相殺する～

という特徴がありますから、予約のお時間より前に到着することがないようお願いしています。もちろんバスなどの時間の関係で気持ち早めに到着してしまうというのはしょうがないことと思いますけれども、ご自身のリスクが高くなるだけですので、「早く行こう」とは絶対に思わないほうが良いです。

私は皆さんのいらっしゃる前からあらゆる資料に目を通して、診察はすでにはじまっております。早くつこうが遅くつこうが、診療内容にはあまり関係がないですから、リスクを最小限にする行動をお取り下されば、と思います。

24/06/2020

電話が多いのですが、定期的に来ている方、1週間以内に受診した方以外は覚えていませんので、なにか言われても「？？？」となります。

普段、さも知ったように接しているのは事前にカルテを読んで思い出す作業をしているからです！（ネタバレ）普段は忘れっぽいダメ人間です。

したがいまして、LINEでのご相談がスムーズです。返信までタイムラグがあるのは、思い出す作業に費やされる時間だ、とお考えくださればと思います。よろしくおねがいします。

11/06/2020

その地域がもっている医療リソースはとても重要で、疾患ごとに何万人住んでいるかで区分することは重要ではあるけれども、主要な癌で10万人、まれな病気では100万人ぐらいの人口が住んでいる領域の中で療養生活をする意識が必要になる。

自分は胃がんとか大腸がんとか、比較的多い癌を扱う立場で医療をすることが多く、その場合には想定しているのは10万人の医療圏の患者さんであって、伊勢原市が人口10万人だから、つまり普通の病気の場合には市外の患者さんは来るのはどうなの？？地元にいかないの？と患者さんに問うのはそういう意識によるものです。一方で、比較的少ない、例えばダブル、トリプルキャンサーです、リンチ症候群です、なんていうと、50万人とか100万人とかの医療圏で考えたほうが良くなるので、県西部の方は全員どうぞ、という発想になりますし、同じようにまれな自己免疫疾患、あるいは他院で治らない状態ですと遠い方であっても拝見いたします、というような解答をします。例えば胃がんの中でもまれなもの、だったりすれば少し意識は変わってきます。

自分の親戚や友人は地域関係なく診ますが、ゆるしてください。それは実質の距離がゼロだからです。友人や親戚から頼られるというのは考えてみればありがたい事だなあとは思います。父親もそういうケースが多かったので、親戚だということを知らないで診ている人も多数いましたが、最近はだいたい把握しております。誰でも平等に拝見するので、実は関係がありません。

よく患者さんが主治医になってほしいと言って、自分は遠慮しますけれど、それは「近さ」が重要であるからです。ありふれた病気の管理であれば、10万人ぐらいの医療圏内で移動するのが一番ご本人にとって利益があることですので、そのほうがよろしいのではないか、と申しています。風邪、の医療圏は家族単位ではないか、と思っており、それが「風邪の場合には相談はしてもいいと思うけれど来院はしないのが原則ですよ」と説明する根拠です。

ITリテラシーが高いということは距離を近づけることが可能だということで、私自身はきわめてリテラシーが高いから、あとは相手のリテラシーが高ければ世界中のどこにいようが距離を近くすることはできます。その場合重要なのは情報量であって、それについてはきちんと患者さんをアシストできるアプリは登場していません。ご自分でそれができる患者さんの場合はしたがって、かなり遠い方でも拝見しております。アシストなしにそれができる方、というのは自己分析も出来ますから、私に相談するまでもなく解決している場合が多いです。

病気は患者さんの自由を奪ってしまいます。なかなか理解が難しい病気にかかってしまうと、きれいな空気の離島に住む、というような事が経済的にかなわなくなってしまいます。しかし、テクノロジーの発達により、自由の範囲が広がるのではないか、ということをいつも夢として思い描いています。物理的な介入（ロボットによる遠隔の触診なども可能になると思います）ができるようになるその日まで、生きていられたら良いなあ。

08/06/2020

何歳の時にどういう病気で病院にかかった、という情報をきちんと文章にして下さっている方と、そうでない方では、診断の精度、診断に至るまでの時間、患者さんへの信頼感がものすごく異なります。たくさん資料を持っているのにそれを整理していないというのはあまり良いこととは思えません。

私はみなさんが受診したときに「次回医療機関に行った時にその病院の先生が大変じゃないように」と必ず病歴を書いてプリントしてお渡ししていますが、それを他の病院にいらしたときに見せているという方には数人しか出会ったことはありません。1％以下という事です。プライベートな情報だから軽はずみに持ち歩くのは憚られるとは思うのですが、どうぞ活用していただきたいです。自分の何千時間の努力の結晶です。

エストニアという国は、医療情報を国が蓄えて活用しているという点で理想のように語られていますけれど、バラバラの医療情報などほとんど普通の方には役立つことはありません。最初に医療者（ナースだとのことです）が患者さん一人ひとりの病歴をきちんとわかるように書いて、この人はこういうバックグラウンドがあるのですよ、という事を医療情報の最初に書いたのだそうです。こういうとても手間のかかることをきちんとしないから、医療情報の電子化とか共有がいつも絵に描いた餅に終わるのだ、と私は思っています。

21/04/2020

検査の延期はもちろん構わないのですが、延期のご希望のお電話で「それで大丈夫なんですか？」という質問は、わざわざ袋小路に入り込むようなものなのでお勧めしません。

患者さんのリスクが上がる医療、検査というものは外来診療ではゾーニングをしていれば、ほとんどありませんし、待合室で皆さんがお待ちにならないように現在はコントロールしています。むしろ医療者（我々）は常に危険にさらされているので、患者さんからの延期のお申し出は喜んでお受けしているという状態です。内視鏡については医療者のリスクが高く、PPEを完全に行う必要があるので現在緊急症例のみ行っています。

しかし患者さんが「怖いから」というのは、ゾーニング云々ではなくて、我々から感染する、という意味なのでしょう。ああ、これがスティグマなのだなあと実感しております。

20/04/2020

今はすべての患者さんに不顕性感染の可能性があると考えてゾーニングしなければならなくて、ハイレベルな臨床が強いられております。

電話での問い合わせでは、
①COVID-19を意識した、比較的緊張感のある問い合わせ
がそれなりにあって、自分の脳みそもそのモードに入っています。
その中で、COVID-19を全く意識していない、
②1ヵ月調子が悪い、1年調子が悪い
そういう問い合わせも同程度あります。②に関しては集めるべき情報が多すぎることと、ゾーニングの困難さから全員メールかLINEでの問い合わせをお願いしていますからご了承下さい。また、ご本人からの問い合わせに限定させて下さい。
メールアドレスやLINEは公開しています。

遠隔診療 すでに6ヶ月以上の診療歴があり、私とLINEやFacebookで友人になっている方はいつでもビデオチャットで遠隔診療ができます。 保険証確認ができ、妥当な理由があれば保険診療にもなります。定期処方はお送りする事...