27/10/2025
呼吸と自律神経 ~“今ここ”を感じる時間~
こんにちは。
今回は「呼吸と自律神経」についてお話しします。
「なんだか息苦しい」「気づくと呼吸が浅い」――そんな感覚を覚えたことはありませんか?
実は、現代人の多くが“浅い呼吸”になっています。そしてそれが、自律神経の乱れにつながっているのです。
呼吸が浅くなるとどうなる?
呼吸は、体に酸素を取り入れ、二酸化炭素を出す大切な働きです。
しかし、姿勢の崩れやストレスによって呼吸が浅くなると、体のすみずみまで酸素が行き届かなくなります。
結果として、
疲れやすい
集中力が続かない
イライラしやすい
寝つきが悪い
といった不調が起こりやすくなります。
実は、自律神経の中で唯一“自分の意志で整えられる”のがこの「呼吸」です。
つまり、呼吸を整えることは、自律神経を整えることに直結しているのです。
深い呼吸で心と体を整える
背筋を伸ばして座る
猫背のままでは横隔膜が動きにくく、呼吸が浅くなります。背骨をスッと伸ばして、胸を軽く開きましょう。
4秒吸って、6秒吐く
鼻からゆっくり4秒かけて吸い、口から6秒かけて吐きます。吐く時間を少し長くすることで、副交感神経が優位になり、自然とリラックスできます。
「今」に意識を戻す
呼吸に集中することで、過去や未来への思考が少しずつ静まり、“今ここ”に意識が戻ります。心の安定にもつながります。
季節の変わり目にこそ「呼吸リセット」
気温や気圧の変化が激しい時期は、自律神経が揺れやすいもの。
そんな時こそ、1日の中で“呼吸を感じる時間”をほんの数分でも作ってみてください。
深呼吸を続けるうちに、肩の力が抜け、体がふっと軽くなる感覚が出てくるはずです。
まとめ
呼吸は、私たちが一生続けている“リズム”です。
焦っているとき、疲れたとき、落ち込んだとき――どんな時も呼吸に意識を戻すことで、自分を整えることができます。
今日も深呼吸をひとつ。体と心に、やさしい風を通してあげましょう。