20/04/2026
【総合診療・地域医療実習】
出雲市民病院では、島根大学医学部医学科5年生の地域医療実習を受け入れています。
今回の学生は、これまで「患者中心の医療」や「寄り添うこと」を机上で学んできましたが、実際の臨床の中でそれを体感したいという思いで実習に取り組みました。
最も印象的だったのは担当患者さんとの関りでした。
3週間にわたり担当患者さんを受け持ち、対話を重ねていきました。経過とともに、話を聞くこと自体はできているものの、「新たに何を聞くべきか分からない」「得られた情報をどのように治療へ結びつけるか」といった悩みがみられるようになりました。
そんな時には指導医からのヒントをもとに、これまでの内容を整理し、さらに患者さんと対話を重ねていきました。
学生なりに患者さんの人となりを知ることの意味を感じ取っていった様子が印象的でした。
また、MSWやリハビリ技師、栄養士とも積極的に関わりながら、「この患者さんにとっての最善は何か」を多職種で考えていきました。医師として求められる判断と、患者さんの思いと両方をあつかうことの難しさとその大切さを実体験として学ばれていたように感じます。
最後に学生からの言葉を紹介します。
最初から正解を提示するのではなく、「どう思うか」「どう考えるか」を問いかけていただく指導が印象的でした。自分で考え、それを言語化する機会が多く、主体的に学ぶ姿勢を養うことができました。また、疑問や迷いが生じた際には、考え方の方向性や参考となる文献について的確な助言をいただき、自身の理解を深めることができました。