05/11/2025
🦴【11/5 講義参加記録|坐骨部痛・坐骨神経痛の“真犯人”】
今回のテーマは、ヘルニアでも梨状筋でも説明できない「坐骨部痛」。
その核心として示されたのが イスキオフェモラルインピンジメント(IFI)。
坐骨結節と小転子が衝突し、その間にある大腿方形筋がつぶされ、炎症→癒着→坐骨神経を巻き込むという病態。
「痛みの主役は筋でも腱でもなく“癒着を起こした神経”」という視点が非常に腑に落ちました。
特に印象的だったのは、
✅半膜様筋や大内転筋と癒着して“神経がS字に変位する”という具体像
✅座位で痛む理由が「神経が坐骨結節の真下に入り込むから」という解剖学的説明
✅産前産後のあぐら習慣が引き金になるという臨床的リアリティ
そして治療の鍵は「癒着の分離」。
“内側から外側へ神経を引き出す”というリリース方法は従来の押圧とは全く異なる発想だと思います。
改めて感じたのは、坐骨神経痛は“症状名”ではなく“結果”。
癒着の位置・組織・方向を見極めて剥がすことこそが治療だということ。
セルフケアまで含めて一本の線で結ぶ必要性を再認識しました。
今後のセミナーも楽しみです。
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