24/09/2024
聴く子さんのインタビュー
15年程前に、僕はバレエダンサーに対応する為
ピラティスを取り入れました。
普通の鍼灸整骨院をしてた僕が、
舵を切るきっかけになった時期のお話です↓↓
【プラスになる仕事がしたい 転機】
ずっとやってて、気づいたことがあるんです。
要は、しんどいんですよ。
痛い人ばっかり来るんですよ、当たり前やけど。
痛い人がきて、
ちょっとマシになったわ、って帰って。
で、また痛いって来て、
ちょっと治ったわ、って帰って。
その生活をしてると、
プラスの部分での関わりがない。
マイナスをゼロにする作業、
ゼロに近づける作業を延々と続ける。
ゼロになったら来なくなる、
ってことやろうけど。
プラスの部分での関わりがないと思ってて。
このままやって、10 年後って絶対イヤやな。
このままおれるはずがない、
僕は早めに見切りをつけた方がいい。って。
プラスの部分の仕事がしたい。
そんな頃、来てくれていたあるおばあさんから、
「孫がバレエをしている。たまに帰省するんやけど、ちょと診てあげて」って言われたんです。
僕は、バレーボール?って聞き返すくらい、
バレエについて何も知らんかった。
白鳥か、って。(笑)
これが、僕にとっての、バレエをしている人との初めての出会いです。28 歳の頃です。
バレエしているお孫さんが来ました。
プロのバレエダンサーさんだったんです。
身体つきが違う。細いだけじゃない。
相談された内容に、「お!これは勉強せな無理やな」って思った相手。
もちろん、資格取るときは勉強してきたけど、
もっとちゃんと勉強しないと、
この人に対応できへんな、って。
だってルーティンでやって来た人間なんで、僕。来た人を寝ころばせて、腰もんで、肩もんで。
これ、この人には通用せえへんな、って。
ちょうど、勉強せなあかん。
変わりたい、って思っていた時だったし、
紀伊國屋書店とかオンラインとかで、
バレエに関する怪我やトレーニングの本を
いっぱい買いました。
全くバレエは分からないけど、
とにかく読む、読む、読む。
どうやら、バレエは身体の使い方が決まっている。決まったことを正しくやれば怪我はしにくい。
ムリするから怪我をすると書いてあるんです、
どの本にも。
で、そのバレエダンサーさんは、
トップレベルの環境にいる方だったんです。
こちらが理解していけば、
聞けるじゃないですか。
「ここはどんな使い方をするのか、どんなことで痛くなるのか、どうしたら痛くなるのか。」
それで、「こんな感じに使ったら痛くなるんや」とか、そんなこんなを、四六時中考えてました。
僕自身、ずっと考え続ける。
ずっと、バレエの人の動きをイメージし続ける。
本をいっぱい読んで、あんなんかな、こんなんかな、って。
何でも考え続けるタイプなんかな、僕。
今は亀のことばっかり考えてるからな。(笑)
[そもそも探究する人やと思いますけど(笑)]
そうですね、気になって、
そのバレエの人に、どうにか対応することを。