23/10/2020
すっかり秋ですねー。
でもここ最近寒さが強いので秋の心地良い感じは少なくて残念です。
その代わりキンモクセイが今年はロングランで咲いてて良い匂いを感じさせてくれますね🙌🏻
さて、今回は「治る」についてですー。
大抵の患者さんから「どれくらいで治りますか」って聞かれます。
私の考え方としては施術側と患者側の「治る」の考え方が違うので、この質問が来た時に必ず聞くのは「あなたにとっての治るとはどういう状態の事ですか?」って。
骨折や捻挫、肉離れなどは見通しが立ちやすいので比較的答えやすいジャンルです。
それでも治療家にとっては日常生活に復帰するタイミングを間違えれば再発させてしまうので難しいと言えば難しいですが、経験でしょうか。
難しいのは神経痛とかでしょうか。
座骨神経痛が辛くてって言葉をよく聞きます。
「これ治りますか?」
痛みが出ない事を言うのであれば治るだろうけど、何が原因で神経痛が起きてるかが問題なのでいつもこの質問が出た際に詰まります。
レントゲン確認して、徒手検査してリハビリで痛みを減らせるのか。
無理なら外科的処置が必要かなどを判断して治療にあたります。
筋肉が原因の座骨神経痛なら大抵緩和させる事は出来ると思います。でも大体そのうち再発します。もちろん痛みが緩和してトレーニングなど、運動療法が出来ていれば継続して痛みのない状態は作れると思います。
脊柱が原因の疾患(ヘルニア、すべり症、脊柱管狭窄etc)では基本難しいかと思います。病理は治りません。もちろん少なからず緩和は出来るでしょうが。ベースは変えられないのである程度のライン(筋力低下・麻痺、膀胱直腸障害)の患者と対峙した時には外科的処置を勧めます。
本当はさらっと「治るから大丈夫ですよ」って言いたいのですが、無駄にクソ真面目なので軽々しく言えません。
「リハビリして痛みが落ち着いても、運動療法しっかりやってセルフケアを欠かさなければ緩和は出来ると思います」
大抵皆ガッカリします笑
出来ない事は出来ません。
やれる事しかしてあげられません。
そのやれる事を少しでも増やせるように私達は日々精進しています。
「すぐ良くなるから大丈夫、任せてください」
誰が来てもそう言えるように😊
あー、釣りいきたいなー