08/10/2025
【脳脊髄液減少症 認知と治療の選択肢を】
立ち眩み症状をきたす疾病としてしばしば副腎皮質機能低下症を取り上げているが、脳脊髄液減少症も鑑別を要する重要な疾病である。
原因は脳~脊髄を包む硬膜の部分破綻。
事故やスポーツ等による外傷や髄液穿刺検査の後などに、起き上がった時に頭痛をきたし臥位になると治るという特徴的な症状をきたす。(起立性頭痛)
その他、めまいや耳鳴、倦怠感などなど、多彩な症状を伴うこともあり、認知が進んでいないために診断がついていないケースも多い。
この脳脊髄液減少症に対し、硬膜の破綻部に血液を注入するブラッドパッチ療法は保険診療として認められているが、より多くの医療機関で治療を行うためには、血液ではなく生理食塩水を注入する「硬膜外生理食塩水注入療法」が保険診療として認められる必要がある。
本症の患者支援協会では署名活動を行っており、1名でも多くの国民の協力が必要である。
http://www.npo-aswp.org/komakugai.html
ぜひみなさんのご協力と、可能であれば周知、拡散をお願いします。
上記の記事の通り、被曝の影響がない検査法で「子どもの診療体制」を進める事も重要であると述べられています。