11/11/2025
10月31日に第18回(令和7年度)前田賞授賞式が行われました。当科より上村悠先生が今年の受賞者の1人として選ばれました。
上村悠先生のコメントです。「この度は素晴らしい賞をいただき誠に光栄に存じます。私の研究テーマである ( ) は がT細胞やNK細胞に感染・増殖することで炎症症状を起こす疾患です。先行研究では のEBV感染細胞で が恒常的に活性化し炎症症状を引き起こすことに加え、 #ルキソリチニブ がSTAT3の活性化を抑制し、炎症性サイトカインの産生を抑制することがわかっています。根治療法は造血幹細胞移植ですが、移植時に炎症症状がある症例の予後が悪く、いかに炎症を制御するかということが重要な課題でした。そこで私たちは に対する #ルキソリチニブ の効果と安全性を評価するため医師主導治験を実施しました。本研究の結果から #ルキソリチニブ は の炎症症状を改善し、移植成績の向上や生命予後の改善が期待されます。本研究に携わり私はPhysician-Scientistになりたいという志がより強固になりました。診療のみならず、より一層研究に力を入れたいと考えております。また、今回の受賞は、私の力だけでなく当科のスタッフをはじめとした本学の職員の方々のお力添えによるものと感じており、感謝申し上げます。」
前田賞は本学の全ての教職員のうち、優れた研究・活動を行った者、社会的、文化的に貢献等の成果等により本学の名誉を昂めた者に、その栄誉を讃え、その業績・功績に対し顕彰することを目的として本学第3代理事長、故・前田徳尚先生のご寄付により創設された賞です。
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