Our Story
私は1999年から2001年にかけて、カナダバンクーバーのブリティッシュコロンビア大学の心臓血管外科に留学し、クリニカルフェローとして心臓血管外科の研鑽を積んでいました。その際に、主任教授であるF Tyers教授がレーザーを用いたペースメーカーのリード抜去の世界的な権威であり、カナダ中から治療に来られていました。Tyers教授のもので、レーザーによるリード抜去術を学んで、日本に帰国後ペースメーカー抜去を日本に導入するため、準備をしていましたが、まだ時期尚早であったためなかなか治療が開始できずにいました。
その時何気なく読んだ論文が静脈瘤のレーザー治療に関するものであり、良好な治療成績が書かれていました。それまで、血管の中でレーザーを扱ってきた経験からすぐに治療の意味は理解できました。当時在籍していた高知医科大学第二外科にて基礎実験を行い、その結果をもとに倫理委員会にて臨床応用の許可をいただき、下肢静脈瘤のレーザー治療を2002年に日本で最初に行いました。最初に用いた機種は現在のものとは違って810nmというより短い波長のものでしたが、最初の頃のレーザー治療は現在のものと異なり、治療後の皮下出血や痛みが強く出ることがあることが大きな問題でした。
また麻酔方法についても定まったものがなく課題は山積していました。こういった問題を一つずづ解決していくために数年を費やしましたが、当時のレーザー治療は保険適応ではなく大学の中では治療を続けることが難しくなってきたため、外部にレーザー治療専門クリニックを立ち上げることにしました。
5年ほど経過したときに保険診療が認められるようになりましたが、当時は980nmというタイプのレーザーしか認められておらず、810nmと同様の問題は完全には解決されていませんでした。ただ保険診療開始とともにそれまでほとんど経験のない人までが、レーザー治療を行うようになり、痛みなどで困っている患者さんが多いことは聞いていました。
3年ほどして現在の1470nmレーザーが保険適応になって初めてレーザー治療は治療後の痛みや皮下出血 閉塞率などの問題を解決することができました。
現在の機種は血管の閉塞率が高く、治療後の合併症も少ないため、自信をもってレーザー治療ができるようになっています。
治療を受けられる患者様も年々増えており、昨年度は約1000例の治療数となり、総数でも5000例を超えております。
これからも足が重い、だるい、つりやすい、かゆい、足の血管のボコボコが気になるなど静脈瘤にお悩みの方のために全身麻酔不要の痛みのないレーザー治療を多くのお困りのかたにご提供したいと考えてます。
静脈瘤にお悩みのかたや、治療をお考えの方はご相談いただければと思います。当クリニックはひとりひとりに丁寧な診察と確実な治療を行うため、完全予約制とし診察時間を十分にとっています。ご予約については、お電話またはメールでご連絡ください。