03/11/2025
ムカゴを3kgほど頂いたので、塩茹でにしてチリパウダーで炒めて今日のツマミに。
ムカゴは秋に山芋のツルの節にできる小さな球芽のことです。
つまり、地上の種いもですから、生命の源といえます。
『本草綱目』には「零余子(ムカゴ)とは、山薬(やまいも)のつるの上にできる実のことである。
形は細長いものや丸いものなどさまざまで、皮は黄色く中身は白い。煮て皮をむいて食べると、山芋よりも味がよく、里芋よりも美味しい。霜が降りた後に収穫する。地面に落ちると、すぐに根を出して芽を出しやすい。」とあります。
要するに「ムカゴは山芋の生命の芽であり、滋味に優れ、繁殖力も強い」という意味を伝えています。
したがってムカゴは脾臓の気を補って消化力・体力を高めるため、疲労や倦怠感に効果があり、また腎の精を補うことで、足腰のだるさ、性機能低下、白髪や抜け毛にも効果があるとされます。つまり先天の腎精と後天の脾陽をダブルで補う珍しい食材な訳ですね。
是非皆さんもこの時期は自然の恵みであるムカゴを取り入れて、体の内側からエネルギーを満たしてください。