30/11/2025
【多くの示唆を受けた日本東方医学会学術大会「順天応人〜東方医学×公衆衛生学」】
懇意にしていただいている順天堂大学公衆衛生学准教授の友岡先生が会頭(大会長)を務める日本東方医学会学術大会からご招待されたので、参加しました。
どの講演も内容が深くて刺激的でした。
医療は個人が対象であるのに対して、公衆衛生学は社会全体が対象です。
公衆衛生ってわかりづらいかもしれませんが、例えば、感染症を防ぐために下水道を整えるのも公衆衛生です。
行政が行う減塩指導も公衆衛生です。
そう考えると、ラジオ体操もアーユルヴェーダのディナチャリヤも公衆衛生ですね。つまり病気予防です。
友岡先生によると、最近はエビデンス・ベースト・メディスンからシェアード・デシジョン・メーキングに移行し始めているそうです。
シェアード・デシジョン・メーキングとは、患者に最善の治療法を医師と患者が共同で選択することです。かつては医師が患者の治療法を決めていました。
アーユルヴェーダカウンセリングはまさにシェアード・デシジョン・メーキングです。
医療のアプローチが「天に従い、人に応じる」やり方に変わりつつあるというのです。これが「順天応人」です。
とても刺激的だったのは、弘前大学の小林只先生です。この先生、知の巨人みたいな方で、講演された内容を要約できません(笑)
東洋と西洋の時代は800年ごと交錯するそうです。今からは東洋の時代となります。東洋は全体を包括する文明なのだそうです。西洋は限りなく細分化する文明。
インドも東洋に分類されていますが、北インドの人の先祖はアーリア人。ヨーロッパ人もアーリア人です。アーユルヴェーダは東洋と西洋の思想の中間かもしれませんね(根拠のない妄想です)。
兎にも角にも、知的好奇心が掻き立てられる学術大会でした。
最後にヨグマタ相川圭子ji登場!
めちゃくちゃ若い!瞑想効果かしら?
写真厳禁だったので会場の写真ありません。
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