31/10/2025
\日本栄養精神医学会にて症例発表を行いました/
10月12日(日)埼玉県川越にて
「日本栄養精神医学会 2025年総会」が開催されました。
この会をもって、研究会から学会に移行されたことを心よりお祝い申し上げます。
今回、一般講演のひとつとして
「栄養療法+鍼灸の併用の可能性」について、症例を発表させていただきました。
「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」
この3つは東洋医学において身体をつくりし、生命活動を維持する基本的な物質とされています。
この巡りをよくする手段である「鍼灸」
でもその3つの根源はどこに?
それが「水穀(すいこく)」つまり「食べ物」です。
身体を変化させるにしても、そのガソリンがなければ中々動きません。
組み合わせるからこそ、身体と心の動きや変化が引き出せるんです。
でも、その知識を多くの人はほとんど知らない。
あるいは、自ら誤った方法で不調をもたらしている。
私もその一人でした。
栄養医学との出会いは、私と患者さんの心や体に大きな変化をもたらしてくれました☺️
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単なる栄養学ではなく、体の機能や代謝の観点からみる栄養医学は、鍼灸師こそ身につけることがとても大切だと思っています。
鍼灸院には、なんとなくの不調・痛みをもった方が来院されます。
この初期の段階で、病の根っこに気づくことができれば早期の改善・予防が可能になります。
なにより、クライアント・患者さんとゆっくり対話(問診)できるのも鍼灸師の強みです。
何かと悲しいニュースが飛び交う日々。
安定した食と心が失われている背景が、垣間見れます。
栄養医学が発展し、食による治療が当たり前の世の中へ
そして、鍼灸師も医療機関との連携が叶うよう学びを続けていきます。
今回のきっかけをくださり発表までご指導いただいた、奥平先生
阪南病院の清水先生
学会運営の先生方
本当にありがとうございました!
「食と心」が多くの方に広まっていきますように
私自身も、その普及に努めてまいります✨