03/11/2025
📅11月3日〜9日は「RSウイルス感染症啓発週間」
RSウイルス感染症をご存知でしょうか?2歳までにほぼすべての子どもがかかると言われているため、子供の病気、という印象をお持ちの方が多いかもしれません。¹
ですが、実は私たちの生涯を通して何度も感染と発症を繰り返す呼吸器感染症なんです。²
❓発症する可能性がある人は❓
乳幼児だけではなく、成人であっても感染し、発症することがあります。
通常は、発熱、鼻汁などの風邪のような症状ですが、基礎疾患をお持ちの方やご高齢の方は、肺炎を引き起こす可能性があると言われています。³
🤒RSウイルス感染症のリスク🤒
RSウイルス感染症は、その重症化リスクについても知っておいていただきたい病気です。
重症化リスクは、季節性インフルエンザと同程度か、場合によってはそれ以上との報告もあります。RSウイルス感染症または季節性インフルエンザで肺炎になった人の入院日数の平均値ではRSウイルスでは約30日、季節性インフルエンザでは約15日と2倍近くの差があったという報告もあります。⁴⁵⁶
では、どんな対策ができるのでしょうか?⁷
🧼 石けんと水で20秒以上の手洗い
😷 咳や鼻水が出るときのマスク着用
💉 60歳以上の方は予防接種*の検討
これらの対策は、日常でも取り入れやすいのではないでしょうか?
RSウイルスの感染は、家庭内や集団感染が発生しやすい長期療養施設(介護施設等)で広まりやすいとされています。⁷
感染対策の行動を意識して取り入れていただくことで、自分自身だけでなく、家族や周囲の大切な人を守ることにつながります。
GSKでは、RSウイルス感染症に関する正しい情報を届けるための啓発サイト「RSウイルス.jp」を運営しています。
✔ 症状や合併症のリスク
✔ 感染経路や対策
✔ 予防策・治療法
今、できることから。
まずは「知ること」が、感染予防の第一歩です。
ぜひ「RSウイルス.jp」⁸ で、最新の情報をご覧ください。
*RSウイルス感染症の治療については、基本的には対症療法が行われます。RSウイルス感染症の予防接種については、医師にご相談ください。
#感染症予防 #疾患啓発 #高齢者医療 #予防接種
¹厚生労働省: RSウイルス感染症Q&A(令和6年5月31日改訂) [https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html, (アクセス2025年10月)
²IDWR 2013年第36号 〈注目すべき感染症〉 「RSウイルス感染症」
³Centers for Disease Control and Prevention (CDC), 2018. RSV in older adults and adults with chronic medical conditions. https://www.cdc.gov/rsv/high-risk/older-adults.html(アクセス2025年10月)
⁴髙橋 洋 他: 感染症学雑誌. 90(5), 645-651, 2016 [著者にグラクソ・スミスクラインから講演料を受領した者を含む。]
⁵Inoue N. et al.: Infect Dis (Lond). 57(4), 366-375, 2025
⁶Lee N. et al.: Clin Infect Dis. 57(8), 1069-1077, 2013
⁷厚生労働省RSウイルス感染症Q&A(令和6年1月15日改訂) https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html(アクセス2025年10月)
⁸https://rsvirus.jp/