10/11/2025
〈身体の弱さとか強さとか〉冷え込みが急に来て近年は秋の程よい期間が短いように感じられますが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。
季節の変わり目、年末が近づく中で体調が思わしくないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、自分の身体の弱さや強さについてお話ししたいと思います。
人それぞれ体質があります。同じように過ごしていても疲れ知らずの方、疲れやすい方。たくさん食べれる方、お腹を壊しやすい方。花粉症の方、全く気にならない方。乾燥しやすい方、油分が多い方。
これらはどちらが良い悪いと考えがちなのですが。少し視点を俯瞰してみましょう。
人の身体の理想は、特に何も感じない、違和感がないというのが健やかな状態です。
ですが大人であれば何かしら違和感、不調があるのが常という方が大半なようにも思います。
ここではどちらかというと自分は不調を感じやすい、体が弱いのではないかと感じる方にお話しします。
近頃肩が凝る。腰が痛い。出勤しようとすると胃が痛い。すぐ眠くなる。疲れやすい。ご飯が美味しくない。人それぞれ色々なことを感じると思います。
先ほどお話しした理想の状態からすると、身体からノイズが発していると捉えてみます。
なぜノイズが発するのか。
身体が弱いから?体力がないから?
他の人と比べるとそういう見方になると思います。
人の身体や感受性は人それぞれです。
例えば胃の不調。
会議の前に胃が痛くなる。同僚は特に何も問題なさそうにその後お昼ご飯をもりもり食べている。自分は胃が弱い。
でもそのノイズは自分に何を伝えているのか?
緊張している。上手く発言できなかったらどうしようか。提案は受け入れられるだろうか。思っていることをいつも我慢してしまう。余計なことを言ってしまうのではないか。
先読みして心配している。説明が下手だと思われたくない。本当のことを話しても受け入れてもらえない。人間関係に波風が立つ。
今起きていないことを考えたり、自分以上に自分を見せたかったり、自分を信じられていなかったり。
胃の痛み一つとっても、もっと楽にできるのに、無理してしまう自分に語りかけているのだと思います。
今できることをしたら。自分を素直に表現したら。人に頼ってもいいのでは。と。
胃の痛みはほんの一つの例ですが。体質だから仕方がないということとは別の視点で。
身体はいつも幸せに向かおうとしています。頭で考えるより先に。正確に。
ちょっと無理していない?本当はこうしたいんじゃないの?それって自分のダメなところなの?うまくできなくても素直にやってみたら。急がなくてもいいんじゃない?やめてみたら?
身体の声を聴く。
ノイズが聞こえたら、自分の行動や思い込みや生活を見直してみる。
もっと楽になってもいいんだよ。そのままでもいいんだよと教えてくれているのかもしれません。
私も身体の声を聴いていきたいと思います。
文と写真:森川陽介