国立遺伝学研究所

国立遺伝学研究所 国立遺伝学研究所は、大学共同利用機関法人として全国の生命科学者をサポートすると同時に、遺伝学の新たな研究分野の開拓に挑戦しています。また、総研大 遺伝学コースとして、未来の科学者を育てています。

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遺伝情報は生命の源であり、次世代へ受け継ぎながら変化していきます。遺伝研は、この遺伝情報から生命の謎に挑戦しています。
National Institute of Genetics, Japan
#細胞 #発生 #分化 #脳 #多様性 #進化 #ゲノム #生命情報
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【研究成果】自分の細胞に光合成する生物を宿して生きる「光共生」。宿主のミドリゾウリムシと内部のクロレラを調べると、栄養が全くない環境でも、細胞内で栄養を再利用する「循環農業」で生き延びていました。光合成と捕食を細胞内で融合させた「生きる閉鎖...
30/10/2025

【研究成果】自分の細胞に光合成する生物を宿して生きる「光共生」。宿主のミドリゾウリムシと内部のクロレラを調べると、栄養が全くない環境でも、細胞内で栄養を再利用する「循環農業」で生き延びていました。光合成と捕食を細胞内で融合させた「生きる閉鎖型循環系」です。共生細胞進化研究室の総研大生・岡田薫さん、宮城島進也教授らの研究チームによる成果です。岡田さんは2025年6月、ソウルで開かれた原生生物に関する4年に1度の国際会議「ICOP/ISOP2025」で最優秀口頭発表賞を受賞しました。
https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2025/10/research-highlights_ja/rh20251030.html

2025年11月1日(土)、テレビ東京「新美の巨人たち」に、国立遺伝学研究所所長・近藤滋が出演します。“生き物の形”を研究してきた近藤は、だまし絵の謎に魅せられ「エッシャー完全解読 なぜ不可能が可能に見えるのか」を執筆。生き物の形、研究、謎...
30/10/2025

2025年11月1日(土)、テレビ東京「新美の巨人たち」に、国立遺伝学研究所所長・近藤滋が出演します。“生き物の形”を研究してきた近藤は、だまし絵の謎に魅せられ「エッシャー完全解読 なぜ不可能が可能に見えるのか」を執筆。生き物の形、研究、謎解きの面白さを、11月15日のオンライン講演会でもぜひお聞き下さい。無料。参加申込→
https://forms.gle/MFqUHMKCcMbpdmS49

2025年11月1日(土)
世界で初めて解明!エッシャー作『だまし絵の建物』の謎×市川紗椰
https://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/

「新美の巨人たち」番組公式サイトです。

【研究成果】ALSの病態の謎。なぜ体の動きだけ奪われるのか?ALS(筋萎縮性側索硬化症、きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)は、神経細胞が徐々に失われることで、全身の筋肉が衰える難病です。患者数が多いため、精力的に研究がおこなわれてきまし...
28/10/2025

【研究成果】ALSの病態の謎。なぜ体の動きだけ奪われるのか?

ALS(筋萎縮性側索硬化症、きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)は、神経細胞が徐々に失われることで、全身の筋肉が衰える難病です。患者数が多いため、精力的に研究がおこなわれてきましたが、発病に至る原因が特定されておらず、有効な治療法も存在しません。この病気で不思議なのは、意識や五感に関わる神経細胞は保たれたまま、体を動かす神経細胞「運動ニューロン」だけが失われることです。さらに、運動ニューロンのなかでも、“大きいもの”(力強い動きを生む)が失われやすく、“小さいもの”(繊細な動きを生む)は影響を受けにくいことが知られています。このような「神経細胞の失われやすさの差」が生まれる仕組みは、ALSに特徴的な謎であり、解明されれば、病因の特定につながるかもしれません。

 今回、国立遺伝学研究所の浅川和秀准教授らの研究グループは、ゼブラフィッシュ(生きたまま神経細胞を観察できる)を使った研究で、大型の運動ニューロンでのみ、オートファジー等の、不要なたんぱく質を分解する活性が極めて高いことを発見しました。不要分子の分解は、どの細胞にも起きる作用ですが、大型の細胞は大量のタンパク質分子を合成・分解する必要があるため、特にその負担が大きいのです。

 浅川准教授らは、ALSに関連する遺伝子変異を導入すると分解はさらに高まり、逆に分解を人工的に抑えると、神経と筋肉の接合が阻害されることも発見しました。これらの事実は、体の動きに関わる脳・脊髄・筋肉といった離れた器官を一本の細胞でつなぐ必要上、必然的に大きくならざるを得ない運動ニューロンが、その大きさゆえに大量のタンパク質を正しく合成・分解するという重い負担を抱えていることを示唆しています。その負担の大きさが、「神経細胞の失われやすさ」を決め、ALS特有の「体が動かなくなる」という症状となってあらわれる可能性が考えられます。

https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2025/10/research-highlights_ja/pr20251028.html

【研究成果】遺伝子のコピー数の異常は、がん発症の主要な原因のひとつです。遺伝情報が記録された二本鎖DNAが切断されることで、遺伝子のコピー数が変化することは知られていましたが、それ以外の仕組みは長く分かっていませんでした。本研究では出芽酵母...
28/10/2025

【研究成果】遺伝子のコピー数の異常は、がん発症の主要な原因のひとつです。遺伝情報が記録された二本鎖DNAが切断されることで、遺伝子のコピー数が変化することは知られていましたが、それ以外の仕組みは長く分かっていませんでした。

本研究では出芽酵母(1)を用いて、DNAの複製(2)に重要な酵素のコード遺伝子Rad27(ヒトでの名称はFEN1)が、リボソームRNA遺伝子(rDNA)(3)のコピー数を安定に保つ役割を担うことを明らかにしました。Rad27がないと、DNA複製中に作られるDNAの短い断片「岡崎フラグメント」(4)が処理されずに残り、一本鎖DNA切断(5)の断片が蓄積し、その結果rDNAのコピー数が乱れることが分かりました。

この研究成果は、がん細胞で頻発するDNAコピー数異常の仕組みを明らかにし、がん化する過程の理解につながることが期待されます。

一本鎖DNA切断、がんの引き金に──コピー数異常を生む仕組み発見
https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2025/10/research-highlights_ja/pr20251027.html

#佐々木研究室 #遺伝子量生物学研究室

【人材募集】国立遺伝学研究所は、遺伝形質研究系教授または准教授を公募します。2025年12月24日(水)正午必着。採用条件は微生物あるいは微生物に関連した生命現象を対象とする研究分野で優れた業績を持ち、遺伝研原核生物リソースを発展させられる...
27/10/2025

【人材募集】国立遺伝学研究所は、遺伝形質研究系教授または准教授を公募します。2025年12月24日(水)正午必着。採用条件は微生物あるいは微生物に関連した生命現象を対象とする研究分野で優れた業績を持ち、遺伝研原核生物リソースを発展させられること。ご応募お待ちしています。募集要項→ https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2025/10/nigjob-faculty-2/genfuncpheno20251224.html

【人材募集】国立遺伝学研究所・物理細胞生物学研究室は、受精直後の胚が持つ特異な核の振る舞いと遺伝子発現制御の仕組みを研究する特任研究員を募集します。私たちは最近、マウス初期胚で、母性から胚性へのプログラム転換期に核の構造と物性がオートファジ...
22/10/2025

【人材募集】国立遺伝学研究所・物理細胞生物学研究室は、受精直後の胚が持つ特異な核の振る舞いと遺伝子発現制御の仕組みを研究する特任研究員を募集します。私たちは最近、マウス初期胚で、母性から胚性へのプログラム転換期に核の構造と物性がオートファジー因子によって大きく再編される現象を発見しました。この現象を手がかりに、初期胚における核ラミナの特性や制御経路の解明、転写やゲノム動態の解析、核の人工操作技術の開発などに主体的に取り組んでいただける方を歓迎します。募集要項→https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2025/10/nigjob-postdoc-2/20251021.html

【遺伝研余話】10月21日は国立遺伝学研究所第2代所長、 #木原均(きはら・ひとし、1893~1986)の誕生日です。日本に遺伝情報=ゲノムの概念を定着させ、ゲノム分析の手法を確立し、コムギの祖先を発見しました。遺伝学の倍数性を応用して種な...
21/10/2025

【遺伝研余話】10月21日は国立遺伝学研究所第2代所長、 #木原均(きはら・ひとし、1893~1986)の誕生日です。日本に遺伝情報=ゲノムの概念を定着させ、ゲノム分析の手法を確立し、コムギの祖先を発見しました。遺伝学の倍数性を応用して種なしスイカの開発も。写真1枚目は種なしスイカを切る木原(右)。

「地球の歴史は地層に、生物の歴史は染色体に記されてある」。国立遺伝学研究所のロゴ=写真2枚目=は、減数分裂第一中期の分裂像の図案化で、木原均(第2代所長)=写真3枚目=の言葉を表したもの。木原は京都大学学術探検隊長として、中央アジアでコムギの起源を調査。日本スキー草創期の発展にも尽くしました。

1947年、片山哲首相(当時)や遺伝学者による「種なしスイカ試食会」が開かれました。開発した 木原均博士が、自信たっぷりに「もし種があったら、私はスイカの皮で腹を切りましょう」と包丁を入れると、一粒の種もない見事な果肉が現れたそう。写真は所内に残る当時の寄せ書きです=写真4枚目。

【遺伝研11.15公開講演会】最後の講演者は  #山道真人 准教授( #理論生態進化研究室)。テーマは「速い進化がもたらす生物の数の変化」。短期間で素早く起きる進化で、生き物の数が大きく変化する──絶滅の回避や多様な種の共存など、進化と個体...
16/10/2025

【遺伝研11.15公開講演会】最後の講演者は #山道真人 准教授( #理論生態進化研究室)。テーマは「速い進化がもたらす生物の数の変化」。短期間で素早く起きる進化で、生き物の数が大きく変化する──絶滅の回避や多様な種の共存など、進化と個体数の変動を考察します。研究室→https://www.nig.ac.jp/nig/ja/research/organization-top/laboratories/yamamichi

情報・システム研究機構は、研究計画「バイオ生成AIプロジェクト」を推進中。大規模言語モデル(LLM)が基盤の生成AIの進展、ライフサイエンス領域への急拡大を受け、国立遺伝学研究所、国立情報学研究所および全国の大学・研究所とともに「バイオ生成...
15/10/2025

情報・システム研究機構は、研究計画「バイオ生成AIプロジェクト」を推進中。大規模言語モデル(LLM)が基盤の生成AIの進展、ライフサイエンス領域への急拡大を受け、国立遺伝学研究所、国立情報学研究所および全国の大学・研究所とともに「バイオ生成AI研究会 (GenAI Bio) 」を設立。ゲノム言語モデル構築の課題、実験検証との統合など新領域研究促進を目指します。
https://ds.rois.ac.jp/news/2025/post-11822/

植物進化研究室( #福島研究室)の米岡克啓特別研究員(右)が、9月の日本植物学会第89回大会で「JPR論文賞」を受賞しました。受賞発表タイトルは「岩上生ナンゴクホウビシダの配偶体における形態と機能の進化:独立配偶体を形成可能な5番目の系統」...
14/10/2025

植物進化研究室( #福島研究室)の米岡克啓特別研究員(右)が、9月の日本植物学会第89回大会で「JPR論文賞」を受賞しました。受賞発表タイトルは「岩上生ナンゴクホウビシダの配偶体における形態と機能の進化:独立配偶体を形成可能な5番目の系統」です。https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2025/10/information_ja/ha20251014.html

【遺伝研11.15公開講演会】講演者2人目は  #佐々木真理子 准教授。テーマはがん研究のカギを握る「環状DNA」です。がん細胞によく見られるため「重要な原因か」と推測されます。佐々木准教授は環状DNAの動き、役割を調べ、生じる仕組みや機能...
10/10/2025

【遺伝研11.15公開講演会】講演者2人目は #佐々木真理子 准教授。テーマはがん研究のカギを握る「環状DNA」です。がん細胞によく見られるため「重要な原因か」と推測されます。佐々木准教授は環状DNAの動き、役割を調べ、生じる仕組みや機能解明に取り組んでいます。研究室はこちら→https://www.nig.ac.jp/nig/ja/research/organization-top/laboratories/sasaki

【遺伝研11.15公開講演会】参加する研究者を順次ご紹介します。トップバッターは  #近藤滋 所長。生物の模様がチューリング・パターンだと世界で初めて実証しました。テーマは「貝殻は固くて重い。で、どうなる?」。奇妙な貝殻のでき方は?意味は?...
09/10/2025

【遺伝研11.15公開講演会】参加する研究者を順次ご紹介します。トップバッターは #近藤滋 所長。生物の模様がチューリング・パターンだと世界で初めて実証しました。テーマは「貝殻は固くて重い。で、どうなる?」。奇妙な貝殻のでき方は?意味は?謎解きの答えをぜひお聞き下さい。参加無料。申込→https://forms.gle/MWntY4FAAvCekWBp7

住所

谷田1111
Mishima-shi, Shizuoka
411-8540

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