奥田鍼灸院

奥田鍼灸院 自律神経調整、脈診流経絡治療専門の
奥田鍼灸院です。
(大阪府守口市大日)
当院では、東洋医学本来の治療法である経絡(けいらく)治療により、全身の気血の流れを調整し生命力を強化していきます。

奥田鍼灸院は大阪府守口市大日駅徒歩5分。
経絡治療(けいらくちりょう)により自律神経機能や、免疫力、食欲、消化吸収力などを強化していきます。頭痛、めまい、肩こりなどは自律神経失調症が原因かもしれません。
病気にならない、なりにくい健やかな身体を作りましょう。お気軽にご相談ください。

11月に入って最低気温がぐっと低くなり、急いで厚手の上着を出した方もいたのではないでしょうか。朝晩が冷え込むようになってきましたね。今年は夏がとても暑かったせいか、涼しくなり出したタイミングで体調を崩した人が 多い印象です。季節の変わり目は...
13/11/2025

11月に入って最低気温がぐっと低くなり、急いで厚手の上着を出した方もいたのではないでしょうか。
朝晩が冷え込むようになってきましたね。

今年は夏がとても暑かったせいか、涼しくなり出したタイミングで体調を崩した人が 多い印象です。

季節の変わり目は体調不良に悩む人が増えますが、日中の寒暖差も原因のひとつです。
寒暖差が激しい時期には7℃以上の気温差によって自律神経が乱れ、心身に疲労感が生じる「寒暖差疲労」が起きやすくなります。


◎寒暖差疲労になりやすい方
・暑さや寒さが人よりも苦手に感じる
・冷暖房のエアコンが苦手(体調が悪くなりやすい)
・顔や全身がほてりやすい
・周りの人と比べ、自分だけが寒かったり暑かったりすることが多い

・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・熱中症になったことがある、または熱中症になりかけたことがある

・冷え性がある

寒暖差疲労の症状は人によって様々で、頭痛や肩こり、めまい、立ちくらみ、全身倦怠感(だるさ)、関節痛、喘息、下痢、胃腸障害、気分の落ち込みや不眠など。以前に取り上げた「気象病」のひとつとされています。
寒暖差によって自律神経がうまくコントロールできなくなることで心身の不調を引き起こすため、自律神経を整える工夫が必要です。

対策として、最も大事なことは体を冷やさないようにすることです。
重ね着をしたり、お風呂にゆっくり浸かったり、食事で体を温めたり、ストレッチや適度な運動で規則正しい生活を心がけることが有効です。

この前 紹介しました漢方薬「抑肝散」ですが、先日来院した10代男性も夜神経不安定で興奮するということで、抑肝散をおすすめしました。かかっている精神科で出してもらったそうですが、その精神科の先生も頭痛で抑肝散を飲んでいるとのことです。漢方薬を...
30/10/2025

この前 紹介しました漢方薬「抑肝散」ですが、先日来院した10代男性も夜神経不安定で興奮するということで、抑肝散をおすすめしました。
かかっている精神科で出してもらったそうですが、その精神科の先生も頭痛で抑肝散を飲んでいるとのことです。

漢方薬を飲むタイミングですが、一般的には食前、または食間、が推奨されていますよね。
これは生薬の働きを助けるためです。
胃が空っぽの状態で服用したほうが有効成分の吸収が効率良く、食事との相互作用を避けることができます。

漢方薬の成分は食事の影響を受けやすいため、食前の方が効果を発揮しやすくなります。
特に、糖がついた「配糖体」と呼ばれる成分は、空腹時に腸に届くことで腸内細菌によって糖が外され、腸から吸収されやすい形に変化します。

とはいえ、飲み忘れなく生活スタイルに合わせて無理なく続けられる時間で服用することが最も重要ですので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

そして漢方薬を服用する際は、お茶や牛乳などの飲み物と同時に飲むと成分が反応する可能性があるので、水か白湯で飲むのがおすすめです。

また、漢方には時間と臓器の働きを結びつける「子午流注(しごるちゅう)」という東洋医学の考え方があります。

これも時間との関係で漢方の理解を深めるヒントになります。

1日24時間を2時間ごとの12に等分した時刻(子午:日本の「十二支」と対応しています)と、体の臓器(十二臓腑)の気血が巡る流れ(流注)の関連性を説いています。
1日の中で、どの臓器がどの時間帯に最も活発に働くかを示し、臓器の気血の運行リズムを説明する理論です。

鍼治療にも、この子午流注の理論を利用して、時間帯に合わせてツボに鍼を刺す「子午治療」や「子午流注鍼法」があります。これにより、対応する臓腑や経絡を調整することができます。

抑肝散(よくかんさん)という漢方薬。古来より心身を落ち着かせるリラックス効果が期待される処方で、自律神経の乱れや精神的なストレスによる症状を和らげ、心と体のバランスを整える助けになります​。認知症の夜の徘徊なんかにも使用されているので、けっ...
20/10/2025

抑肝散(よくかんさん)という漢方薬。
古来より心身を落ち着かせるリラックス効果が期待される処方で、自律神経の乱れや精神的なストレスによる症状を和らげ、心と体のバランスを整える助けになります​。

認知症の夜の徘徊なんかにも使用されているので、けっこう強い薬かなぁと思っていましたが、調べてみると小児の夜泣きの薬として子どもが服用できる、マイルドな漢方だとわかりました。

抑肝散(よくかんさん)は、イライラや興奮、筋肉の緊張などを鎮め、心身のバランスを整えることで気持ちを落ち着かせる作用があります。
焦燥感、興奮しやすい、怒りっぽいといった症状や、歯ぎしり、不眠、筋肉の緊張、まぶたの痙攣などの症状に用いられる漢方薬です。

特に神経過敏でイライラしやすい方や、ストレスや緊張によって精神的なバランスを崩しやすい方、気が昂ぶり目がさえて寝つけない方に適しています。
3ヶ月以上の乳幼児から服用できるので、小児の夜泣きや疳(かん)の虫にも効果が期待できます。
認知症の周辺症状(BPSD)に用いられることもあります。

リラックス効果のメカニズムは、脳内の神経伝達物質であるグルタミン酸やGABAのバランスを調整し、神経細胞の過剰な興奮を抑制する可能性が示唆されており、これにより不安や焦燥感が和らぐと考えられています。

漢方では「肝(かん)」の高ぶりを怒りやイライラと捉えますが、「肝」の機能が失調すると感情が乱れやすくなり、イライラなどの症状がおこると考えます。抑肝散はこの「肝」の高ぶりを抑えることで、神経の興奮を鎮めます。

試しに取り寄せて飲んでみたら、とても眠れて熟睡できるようになりました。
心持ち、気分も爽やかになった感じがしています。肝を抑える効能があり、適応範囲が広い薬です。

私の臨床では肺と肝のバランスを重視していて、「肺虚肝実」あるいは「肺虚肝虚」の証が多いです。
肺脾を補う効能も加味されている「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」と言う処方もあります。

私が学術顧問をしている東洋はり医学会なみはや支部ですが、2015年に設立され、ちょうど10年が経ちました。この間に支部員もおよそ倍程の人数になり、コロナ渦の活動自粛も乗り越えて、にぎやかで活気ある支部例会を毎月開催できるようになりました。 ...
09/10/2025

私が学術顧問をしている東洋はり医学会なみはや支部ですが、2015年に設立され、ちょうど10年が経ちました。
この間に支部員もおよそ倍程の人数になり、コロナ渦の活動自粛も乗り越えて、にぎやかで活気ある支部例会を毎月開催できるようになりました。


なみはや支部は、全盲の方、強度弱視・軽度弱視の方、晴眼の方、盲学校の学生さんや一般の鍼灸学校の学生さんなどが会員です。
老若男女の個性豊かなメンバーが集まりながらも、カジュアルな雰囲気で上下の隔たりなく笑い合い、楽しく学んでいます。



今年は4月に、鍼灸学校の学生から無事に国家試験合格して鍼灸師免許を取得した2名の新会員が加わりました。

7月には20・21と2日間にわたり、東京の本部からお2人の先生を招いて特別講習会をしました。
支部員の皆が楽しみにしていた貴重な機会であり、東洋はり医学会の基礎技術を直接指導いただき、充実した時間を過ごすことができて良かったです。

講師で来られた中田先生が最後の講評の際に感動されたようで、言葉を詰まらせて涙ぐまれました。
「なみはや支部は昔の東洋はり医学会の雰囲気を今も持っていて、会員全員が上下の差が無く自由に学んでいる点が素晴らしい」と褒めていただきました。私もとてもうれしかったです。

「誰一人脱落せず、この活気ある支部をさらに盛り立ててほしい」という言葉を受けて、支部員全員、志を同じくして鍼灸で多くの人に貢献できるよう、皆でがんばりたいと思います。
支部会と会員の発展と向上を願い、これからも楽しく有意義な学びの時間として臨床の学と術を研鑽してゆきます。

少し暑さが和らいできたかと思えば、また照り返すほどの日差し…体がまいってきそうですね。まだまだ暑さは続きそうです。暑さ寒さも彼岸まで、とは言いますが、今の時期は夏の疲れが出る要注意のタイミングです。ギックリ腰やめまいなど、発症しやすいように...
18/09/2025

少し暑さが和らいできたかと思えば、また照り返すほどの日差し…
体がまいってきそうですね。まだまだ暑さは続きそうです。

暑さ寒さも彼岸まで、とは言いますが、今の時期は夏の疲れが出る要注意のタイミングです。

ギックリ腰やめまいなど、発症しやすいように思います。

十分に良質な睡眠を取るようにして、食事にも気をつけて、残暑を乗り切りましょう。

セルフケアとしては、温灸を用いて身体全体の陽気を補うと良いです。

温灸は熱くなく、ほんわり温かい心地の良い程度が理想です。

当院では温灸治療を施すことがありますが、自宅でも簡単な温灸の代用ケアができますよ。
ダルビッシュ投手の愛用で一時話題になった、せんねん灸の貼るタイプのお灸「太陽」とか携帯もできて便利です。冬でしたら湯たんぽを使うのもアリです。ホットドリンクのペットボトル、カイロなどお手軽ですね。

陽気を補うツボとしては、足裏の湧泉(ゆうせん)や、特に外踝の下の申脈(しんみゃく)、腰の命門(めいもん)穴などを温灸で温めておくと、腎を温めることで強化できます。

また、睡眠を深めたい場合は、おへその位置にある神闕(しんけつ)を暖めると、精神が安定していきます。
とても気持ちが良いですし、熟睡できます。いつもより深い眠りが得られると思います。

これは、お腹を温めることで自律神経の副交感神経が優位に働くようになるからです。

副交感神経が高まると、イライラや不眠の原因ともなる交感神経の働きが相対的に抑えられます。

また、体温が上がった後、体温が徐々に下がって行く時に眠気が来るようになっていますから、寝付きの悪い場合にも効果的です。

※置いたまま眠ってしまうと、低温火傷の心配がありますので気を付けてください。

おへそは、まだお母さんのお腹の中にいた時にお母さんと繋がっていて、血液を通して栄養やエネルギーをもらっていたところです。
神闕(しんけつ)の「神」は生命力の意味で人体への出入り口、「闕」は重要なところの意味ですから、生命力や生命維持の元となるエネルギーが通る「門」と考えられています。
なんだかすごいツボですね。

温灸ケアで調子を整えておくと、これからの時期、夏の疲れも出にくくスムーズに秋を迎えることができますよ。

当院の前には、ささやかな花壇があります。一年中できるだけ花は絶やさない、というのが目標なのですが、現在の花壇は、ここのところ夏の定番にしている「ニチニチソウ」です。去年・一昨年と「フェアリースター」という、通常のニチニチソウよりとても小さな...
11/09/2025

当院の前には、ささやかな花壇があります。
一年中できるだけ花は絶やさない、というのが目標なのですが、現在の花壇は、ここのところ夏の定番にしている「ニチニチソウ」です。

去年・一昨年と「フェアリースター」という、通常のニチニチソウよりとても小さな花を植えていました。それもかわいいと評判だったのですが、今年は通常バージョンのニチニチソウです。
ハイビスカスを植えたこともありましたが、ニチニチソウはそれほど手もかからず、夏の暑さに負けず長持ちなのでつい選んでしまいます。

可憐な花なのに本当に暑さに強くたくましくて、パワーをもらいますね。
夏から秋までの長い間 元気いっぱいキレイに咲き続けて、皆さまをお出迎えしています。

02/09/2025

いま、奥田鍼灸院のホームページをリニューアルしているところなのですが、今までと雰囲気がちょっと違うデザインなども提案いただきました。

ピンクを基調とした柔らかいイメージも検討しましたが、最終的には現在の緑ベースに落ち着きました。

そういえば、奥田鍼灸院のロゴも緑でしたね。きっと、うちのカラーは緑なのでしょう。

緑といえば、私の趣味のガーデニングもそうですが草木ですよね。
自然・調和・安らぎ・癒しの色というイメージが強く、心理的には心を穏やかにする効果やリラックスさせる効果があります。それで、医療やリラクゼーションの分野のシンボルカラーに利用されることが多いのでしょうね。

東洋医学でいうと緑は青と同列です。

中国の五行説(五行思想)に基づいた「五色」は、「青(緑)、赤、黄、白、黒」の5色が当てはめられています。

五行説において緑は「木」の属性に相当し、青を指すことが多い(古代では青と緑の区別があいまいだったため)です。
木は春や肝と関連付けられます。

青(緑): 木、肝、春、  酸味〈山菜・筍など〉芽吹く力のある食べ物
赤  :火、心、夏、  苦味〈ミョウガ・ゴーヤなど〉
黄  :土、脾、土用 甘味〈南瓜・芋など〉黄色の自然な甘味のある食べ物
白  :金、肺、秋  辛味〈大根など〉白色の辛い根菜類
黒  :水、腎、冬  塩味〈黒ゴマ・昆布など〉

寺社で行事を執り行う際、ご本堂の正面に五色の幕が取り付けられているのを見かけたことがあると思います。(この五色の幕、寺院によっては黒色を使用したり色の配置順が異なったりと、統一されてはいないようです。)

過去に七夕について書いた際にも紹介しましたが、こいのぼりの一番上に飾る吹き流しの五色や、七夕の短冊に見られる五色にも、五行説の考え方が反映されています。
成長していく子どもに魔が寄らないようにと、魔除けの意味が込められているのですね。

色のもつイメージや意味を考えて、「緑」らしい奥田鍼灸院で続けられるように落ち着いてまいりたいと思います。

お盆はようやく恵みの雨だと思ったら連日の大雨で、各地で災害など極端な降り方をしましたね。ここのところ大阪は晴れが続き、思い出したようにセミの鳴き声が聞こえてきます。さて、「寒蝉」とは、一体どのセミのことでしょうか?ヒント:「寒蝉」かんせん(...
19/08/2025

お盆はようやく恵みの雨だと思ったら連日の大雨で、各地で災害など極端な降り方をしましたね。
ここのところ大阪は晴れが続き、思い出したようにセミの鳴き声が聞こえてきます。

さて、「寒蝉」とは、一体どのセミのことでしょうか?

ヒント:「寒蝉」かんせん(かんぜんとも云う)・かんぜみ。夏から秋に鳴くのセミのこと。夏の終わりを告げる風物詩として親しまれています。「秋告げ虫」

正解は、ヒグラシ。または法師蝉(ツクツクボウシ)。

七十二候では「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」といい、七十二候のうちの立秋の次候(8月12日~16日頃)を表します。俳句では、秋の季語です。

都会ではなかなか聞く機会がないですが、ヒグラシは山林など比較的静かな場所の、日の出前や日没後の涼しい時間帯に「カナカナ…」と澄んだ声で鳴くのが特徴です。実はツクツクボウシよりもだいぶ早い、6~7月頃からヒグラシはずっと鳴いているのですが、「日暮らし」という名前の通り、暑い日中が苦手で、早朝か夕方、十分涼しくなってから鳴きます。

耳にすると涼しげで、そしてなんだか少し寂しい気持ちになります。夕暮れ、そして「夏が終わる予感」が、寂しさや物悲しさを感じさせるのかもしれません。

昔から中国では、セミの抜け殻(脱皮殻)を漢方薬として利用しています。「消風散」という漢方薬の材料になり、湿疹(夏に悪化しやすい傾向や、強いかゆみがある場合)に効果があります。
食用としても使われていて、色の濃いアブラゼミは不味くて、羽根が透明のものが美味しいのだとか…。

耳鳴りでセミの鳴き声が聞こえる場合、それは「自覚的耳鳴り」と呼ばれるもので、周囲に音源がないのに、まるでセミが鳴いているような音が聞こえる状態を指します。

耳鳴りは自律神経の乱れと関係がある場合があります。自律神経のバランスが崩れると、血管が収縮し、内耳への血流が悪くなることで耳鳴りが起こりやすくなると考えられています。
特に、ストレスや疲労、睡眠不足などが続くと、自律神経の働きが乱れ、耳鳴りの原因となることがあります。

強いストレスを受けた後など、自律神経の関与がはっきりしている場合は鍼灸治療で効果が出せると考えています。耳鼻科で効果が無かったものも改善の可能性はあります。


#二十四節気  #七十二候

#耳鳴り  #自律神経の乱れ

暑中お見舞い申し上げます。毎日のように厳しい暑さが続きますが、体調はお変わりありませんか。今年は異常なまでの気温と水不足… 例年以上の猛暑とのことで、先が思いやられますね。当院では、8月13(水) ~ 15(金) まで、夏期休診とさせていた...
01/08/2025

暑中お見舞い申し上げます。

毎日のように厳しい暑さが続きますが、体調はお変わりありませんか。
今年は異常なまでの気温と水不足… 例年以上の猛暑とのことで、先が思いやられますね。

当院では、8月13(水) ~ 15(金) まで、夏期休診とさせていただきます。
16(土) より開院いたします。

年々と夏の暑さがキツイですね。
お盆休みに帰省したりレジャーに出掛ける方は、暑さ対策をしっかり念入りに、こまめに水分を取るようにしましょう。

また、冷やし過ぎにも注意です。
車内や部屋の過冷房や冷たい物の取り過ぎによって夏バテのような症状が出たり、身体の倦怠感や食欲不振・胃腸の不調を起こすことも多くなります。

暑さと冷え、自分の体感だけではなく気温・湿度を気にして、うまく調整しましょう。
しばらくは厳しい暑さが続きますが、くれぐれもご自愛ください。

前回、知人の相談でお腹の張りについての話をしましたが、お腹の張りの症状で来院される方は結構多いのです。先日も40代の男性が腹部の張りと痛み、そして食欲不振で来院されました。他院で5回ほど治療を受けたそうですが、刺激過多で症状がどんどん悪化し...
28/07/2025

前回、知人の相談でお腹の張りについての話をしましたが、お腹の張りの症状で来院される方は結構多いのです。

先日も40代の男性が腹部の張りと痛み、そして食欲不振で来院されました。
他院で5回ほど治療を受けたそうですが、刺激過多で症状がどんどん悪化して、最後には嘔吐まで起こしたみたいです。
この症例の男性は、腹部症状とともにめまいがありました。

当院の接触鍼によるメンタル鍼灸が良く効いて、初回からかなり効果が出てびっくりされていました。14回の治療で食欲も出てすっかり良くなりました。
この症状は「機能性ディスペプシア(FD)」といって、主に交感神経の過緊張による症状です。鍼灸が良く効きます。

よく遭遇する疾患ですが、比較的若い世代に多い様な気がします。
胃痛・胸やけ、便秘や下痢など、ストレスや自律神経のバランスが崩れることで引き起こされる不調は様々です。東洋医学では、このようなみぞおちのつかえを心窩満(しんかまん)と呼んでいます。

腸に起こるものは過敏性腸症候群といいますが、下痢型と便秘型があります。
こちらもメンタル鍼灸で効果があります。

もう一つ喉に起こるもの(のどのつかえ感や食道部に異物があるような感じがするなど)がありますが、これは梅核気(ばいかくき)です。
これには動悸や胸のざわざわ感を伴います。これも同じメカニズムで起こります。

心窩満も梅核気も、気の滞りで起こる症状です。
肝は、身体の気の流れをスムーズにする働きをしていますが、ストレスなどで肝の働きが悪くなって、気の巡りが悪くなると、このような症状を起こすことが多くあります。

#自律神経の乱れ  #自律神経失調症

#機能性ディスペプシア  #過敏性腸症候群  #下痢  #便秘  #梅咳気

#接触鍼によるメンタル治療  #接触鍼

住所

八雲東町2-41/4
Moriguchi-shi, Osaka
570-0021

営業時間

月曜日 13:00 - 20:00
火曜日 10:00 - 20:00
水曜日 10:00 - 20:00
木曜日 10:00 - 20:00
金曜日 10:00 - 20:00
土曜日 13:00 - 20:00

電話番号

+81669089190

ウェブサイト

アラート

奥田鍼灸院がニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

その診療所に問い合わせをする

奥田鍼灸院にメッセージを送信:

共有する

Share on Facebook Share on Twitter Share on LinkedIn
Share on Pinterest Share on Reddit Share via Email
Share on WhatsApp Share on Instagram Share on Telegram

カテゴリー