ワカバ堂薬局

ワカバ堂薬局 心身と自然との調和

《Keep on prevention》サクラやレンギョウが咲き始めました。どちらも漢方で皮膚化膿症を解毒発散させるのに用いられます。サクラ(桜皮)は樹皮を、レンギョウ(連翹)は実を用います。サクラとレンギョウの花が終わって初夏を迎えるとマ...
27/03/2022

《Keep on prevention》

サクラやレンギョウが咲き始めました。
どちらも漢方で皮膚化膿症を解毒発散させるのに用いられます。
サクラ(桜皮)は樹皮を、レンギョウ(連翹)は実を用います。

サクラとレンギョウの花が終わって初夏を迎えるとマオウ(麻黄)やボウフウ(防風)の花が咲き始めます。これらも感染症の病邪を発散させる目的で漢方薬に配合されます。

この2年余りの経験で、春から夏、高温多湿下でも感染症は流行することを再認識しました。

花を見ながらそんなこんなを思い出します。

《お腹の膨満感やつかえにホオとカラタチ》サクラの花が散るとホオ(厚朴)の花が咲きます。樹皮をのど元のつかえやお腹の膨満感に使います。辛苦いです。カラタチ(枳実)の花も咲きます。幼果はお腹のつかえを取ります。苦いです。4月になるとなぜか増える...
19/03/2022

《お腹の膨満感やつかえにホオとカラタチ》

サクラの花が散るとホオ(厚朴)の花が咲きます。
樹皮をのど元のつかえやお腹の膨満感に使います。辛苦いです。

カラタチ(枳実)の花も咲きます。
幼果はお腹のつかえを取ります。苦いです。

4月になるとなぜか増える上記症状に欠かせない生薬です。

話は変わりますが、コーヒー屋さんは4月、結構忙しいそうです。
「この時期、生理的に苦いモノが欲しくなるのかなあ」と仰っていました。

お花見シーズンが終わると山菜採りのシーズンが始まりますが、、夏に向けて、苦味でお腹をリセットするように、ゲノムに織り込まれているのかもしれませんね。

小生も、コーヒー屋さんのお話を聞いて、「ホオ!」と思い、
隠しオヤツをきょう「カラ タチ」切ろうかな・・・・と思いましたよ。。

《春と酸味》漢方では、春は五味の内「酸」になるそうです。それで、春おこるまぶたの痙攣やこむら返り、関節の痛みには、酸味のボケ(木瓜)の実やシャクヤクの根を使います。花粉症の鼻水には酸味のゴミシを、イライラや不眠には酸味の酸棗仁(ナツメの種)...
10/03/2022

《春と酸味》

漢方では、春は五味の内「酸」になるそうです。

それで、

春おこるまぶたの痙攣やこむら返り、関節の痛みには、

酸味のボケ(木瓜)の実やシャクヤクの根を使います。

花粉症の鼻水には酸味のゴミシを、

イライラや不眠には酸味の酸棗仁(ナツメの種)を、

お腹の張りや痞えに酸味のサンザシの実を使います。

そやん!

ボクは、まん延防止が延長なっても、「三密」を避けて

「酸味」を摂るネン。

《東風吹かば・・・》春は風を病むといいます。寒暖差は風を生みます。風は微細な生物、無生物を運びます。感染症や花粉症が流行します。ハマボウフウ(防風)の薬効は、よく玄関の屏風に例えられます。今は風除室でしょうか。外気(邪気)の侵入を一旦さえぎ...
04/03/2022

《東風吹かば・・・》

春は風を病むといいます。
寒暖差は風を生みます。
風は微細な生物、無生物を運びます。
感染症や花粉症が流行します。

ハマボウフウ(防風)の薬効は、よく玄関の屏風に例えられます。
今は風除室でしょうか。
外気(邪気)の侵入を一旦さえぎるクッションのようなものです。

漢方では慢性の乾燥性気管支炎、乾燥性の皮膚のかゆみ、軽度の脱水に使われています。

本当かと思ったら、海岸の砂浜に行ってみればたちどころに分かります。

ハマボウフウはむき出しの砂浜で、強烈な紫外線と昼夜の温度差、強風に耐えて、身を屈めるようにホフクして地面に貼りついています。

この植物には、炎天下でも、高温、紫外線、乾燥から自分の細胞を守るエネルギーがしっかりと詰まっているに違いありません。

植物の持つこうしたエネルギーを大いに利用してやろうと、

灼熱の砂「ハマ」で、「ボ」くは、「ウフウ」とため息をつきながら思ったのです。

《吹雪の中に立つハンノキ》積雪2.5mのスキー場はふぶいていました。強風と視界不良でリフトが度々止まる中で、立ち尽くすハンノキと揺れる球果を見ました。球果はタンニンを多く含み、煎じて火傷や凍傷に使う他、万葉の時代から染色にも用いられた由。厳...
25/02/2022

《吹雪の中に立つハンノキ》

積雪2.5mのスキー場はふぶいていました。

強風と視界不良でリフトが度々止まる中で、立ち尽くすハンノキと揺れる球果を見ました。

球果はタンニンを多く含み、煎じて火傷や凍傷に使う他、万葉の時代から染色にも用いられた由。

厳しい環境の中で恵みを見つけて暮らした先人を少しだけ偲びました。

孫はかわいいけど、どんな境遇に置かれても幸せを見つけられる人に育ってほしいと思いましたよ。

《 松葉で毎日小さな厄払い 》松葉には風邪を祓う去風作用があります。きょう坂本の東海自然歩道を歩くと、邪気払いにイワシの頭を刺したヒイラギを軒先に出している民家を何軒も見かけました。鬼門除けには、梅も使われます。また庭に竹・笹を四方に植える...
19/02/2022

《 松葉で毎日小さな厄払い 》

松葉には風邪を祓う去風作用があります。

きょう坂本の東海自然歩道を歩くと、邪気払いにイワシの頭を刺したヒイラギを軒先に出している民家を何軒も見かけました。

鬼門除けには、梅も使われます。

また庭に竹・笹を四方に植えるのは、繁盛の相 とされ、
松を添えれば 大吉 とも言われています。

「松寿仙」飲んで、梅干し食べたらモウ・・・・・

サイキョウかもしれませんね。

《「カマタマ」がでたあ。》・・・といっても、「釜玉うどん」の話じゃないんです。だから、丸亀製麺に行っても売ってません。カマキリの卵が漢方食品に入って出たんです。カマキリの卵って結構見た経験はあるけど、いざ探そうとすると、目標が定めにくくない...
10/02/2022

《「カマタマ」がでたあ。》

・・・といっても、「釜玉うどん」の話じゃないんです。

だから、丸亀製麺に行っても売ってません。

カマキリの卵が漢方食品に入って出たんです。

カマキリの卵って結構見た経験はあるけど、いざ探そうとすると、目標が定めにくくないですか?

なんか愛みたいですね。

結構身近にあるんだけど、気づかないみたいな・・・。

ポエムですね。

栗東自然観察の森の指導員の方によると、枝についてるのがオオカマキリの卵、板に貼りついてるのがハラビロカマキリの卵だそうです。

どっちも漢方で「固渋薬」といって「尿漏れ」や「頻尿」に使うのです。

大切な命を、外に漏れないように何層もの泡状の部屋に包んでしっかりと冷気から守ってる。

そんなカマヤンの「封蔵」の生命力にあやかろうなんて、

同じ地球に住む生き物として、ここにあるのはポエムじゃなくて、

漢方のココロですね。

《 立春のパパはオトコだぜ (;´д`)😢 》昼間のパパはカッコいいかもしれないが、明け方のパパはサエナイ。立春とはいえ、オトオサンにとって明け方に用足しに起きるのはツライ。朝起きて、必死でパッチをまさぐるのもキツイものがある。中国の伝統漢...
04/02/2022

《 立春のパパはオトコだぜ (;´д`)😢 》

昼間のパパはカッコいいかもしれないが、明け方のパパは
サエナイ。

立春とはいえ、オトオサンにとって明け方に用足しに起きるのはツライ。

朝起きて、必死でパッチをまさぐるのもキツイものがある。

中国の伝統漢方には、「水陸二仙丹」といって、
芡実(ケンジツ)と金桜子(キンオウシ)からなる丸剤がある。

オオオニバスとナニワイバラの果実です。

なんかどちらもオニのパンツみたいで似ています(爆)。

しか~し、

芡実は良いとして、

同じモレ止め効果でも金桜子より山茱萸(サンシュユ)のほうが温性なので、

芡実(ケンジツ)と山茱萸(サンシュユ)の組み合わせほうが良さそうに思うのです。

《芽吹きの時期はヒトもデリケート》もう梅の開花を聞きました。春先の芽吹きは強いエネルギーを秘めています。自然界の一員としてヒトも陽気が高じてきますが、ときに陰陽のバランスが制御できずに暴走することがあります。漢方では、環境変化によっておこる...
02/02/2022

《芽吹きの時期はヒトもデリケート》

もう梅の開花を聞きました。
春先の芽吹きは強いエネルギーを秘めています。

自然界の一員としてヒトも陽気が高じてきますが、ときに
陰陽のバランスが制御できずに暴走することがあります。

漢方では、環境変化によっておこる顔面紅潮やメマイ、まぶたの痙攣、情緒不安定や不眠などの自律神経障害の多くを「風」の症状と考え、熄風薬(風を除く薬)という薬物群を使います。

カギカズラ(釣藤鈎=チョウトウコウ)やハマビシ(蒺藜子=シツリシ)、タカラガイの貝殻(貝歯=バイシ)などは波風で容易にはがれないように鈎や根、吸盤をうまく利用しています。

古人はこれらの天産物の適応力にあやかろうとでもしたのでしょうか。
天人合一の妙という他にありません。

《粘膜を丈夫に!》ワクチンや治療薬の普及は待つしかありませんが、免疫は自分で強化できます。自前の「免疫」の第一関門は皮脂や唾液や鼻水、気道や食道の粘膜や繊毛、さらにはマクロファージや好中球などの食細胞が担っています。漢方では、粘膜を強化する...
26/01/2022

《粘膜を丈夫に!》

ワクチンや治療薬の普及は待つしかありませんが、免疫は自分で強化できます。

自前の「免疫」の第一関門は皮脂や唾液や鼻水、気道や食道の粘膜や繊毛、さらにはマクロファージや好中球などの食細胞が担っています。

漢方では、粘膜を強化するマメ科オウギの製剤を積極的に摂ります。

オウギの学名は、"Astragalus membranaceus"

英語で "membrane" は「膜」

古今東西で粘膜強化の薬草なのかもしれません。

花粉シーズンが近づいています。花粉やPM2.5などで粘膜を荒らさないよう、しっかりと粘膜を強化しておきましょう。

《センダンの実と焼きミカンに思う》川端のセンダンの木にたくさんのムクドリが集まって実を食べていました。幹皮は駆虫薬として使われ、近縁のトウセンダンの実やビンロウの実も駆虫薬としてかつて使われました。     ビンロウの果実には一定の抗菌・抗...
20/01/2022

《センダンの実と焼きミカンに思う》

川端のセンダンの木にたくさんのムクドリが集まって実を食べていました。

幹皮は駆虫薬として使われ、近縁のトウセンダンの実やビンロウの実も駆虫薬としてかつて使われました。
     
ビンロウの果実には一定の抗菌・抗ウイルス作用があり、マラリアの予防にも使われてきとようです。

 感染予防の第一関門であるのどの健康をまもるために、このビンロウの果皮や、のど元をスッキリさせるコウボク(ホオの樹皮)、陳皮(ミカンの皮),キキョウ(桔梗の根)の入った製剤をわたしは利用しています。

日頃からのどに違和感を覚えたり、時々痰が引っかかることがあるので・・・。

住所

浮気町300/15
Moriyama-shi, Shiga
524-0033

営業時間

月曜日 09:30 - 19:00
火曜日 09:30 - 19:00
水曜日 09:30 - 19:00
木曜日 09:30 - 19:00
金曜日 09:30 - 19:00
土曜日 09:30 - 19:00

ウェブサイト

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