07/11/2025
人生100年時代と言われます。
最近、認知症のご相談が少しずつあります。
認知症は家族の大きな問題となり、悩まれて病院に連れて行きたくても
ご本人が嫌がることが多いです。
確かに、認めたくない事実ですが、
MCI(軽度認知障害)の段階でUターンができると言われます。
アルツハイマー病の新薬が承認されましたが、
脳のアミロイドβの除去作用があるされます。
効果は半年ほど進行を遅らせるとされ、投与期間が18か月と限られています。
半年だけ進行を遅らせても、、という考えもありますが、その半年で今後の生活習慣や予防のための運動などを考える時間が出来ます。
病院で診断が必要ですが、診断に躊躇する方が多いのも確か。。
MCIで手を打って、進行を遅らせたいという願いがあります。
MCIから5年後には50%が認知症に移行するとされます。
詳しくは月刊「ことぶき」8月号のコラムに書きました。
MCIの段階を知ることが薬局でできるようにと、東大の酒谷薫先生が
「AICOG(アイコグ」という認知機能の低下リスクを簡単に測定できる解析ソフトを開発されました。
漢方薬局の一部のお店で無料で出来る期間があと1年くらいになりました。
漢方薬局綾心も参加しております。
ご家族の方で心配で、ご本人が来ることが難しいとしても、
ご家族が血液検査のデータをお持ちいただき、概要をご説明をすることができます。
通常、解析は有料ですが、来年までは店頭では無料です。
私は父の生前に血流計を測定して、AICOGをしようとしていました。
実際はAICOGは測定できずでしたが、平均寿命まで麻雀をしたり元気で動き回っていたので、
脳老化は遅かったかと思います。
人は内臓の衰えや病気か、脳の衰えや病気は避けられません。
元気なうちに、対策しておくことで家族を心配させないようにしたいものです。