13/06/2016
「木の香」というところ
「木の香」を始めるとき、「世話をしてもらう」「介護を受ける」
という「お年寄りの方が受け身に立たされる施設」はいやだなと
思いました。
子どもには子どもの、お年寄りにはお年寄りの、心地よい時間の
流れがあるのかなあと思っています。レクリェーションや行事で
にぎやかな毎日は忙しすぎて、お年寄りには息苦しいばかり。
お年寄りの時間に合わせてのんきにすごした方が楽しいなあと
思いました。
だから何にもしない日があってもいいのかもしれません。
ただ、ここへ来たら、いつでもなじみの顔に合える、誰とでも
自然におしゃべりができる、そんな気楽で、自分の居場所のある
たまり場をつくりたいと思いました。
これは13年前の話です。でも、今も変わっていません。