11/11/2025
🕊️【大切にしたいマインド②】執着に気付く
ポーズも結果も手放す。ヨガは「執着に気づく」練習です。
「大事にしたいマインド」シリーズの2回目は、「執着に気づく」です。
私たちは無意識のうちに、さまざまなものに執着しています。ヨガのマットの上でも、その執着が顔を出すことがあります。
1️⃣ マットの上で顔を出す執着
「もっと深くポーズを取りたい」「完璧な形にしたい」「この痛みをなくしたい」
これらはすべて、執着(サンスクリット語で「ラーガ/ドヴェーシャ」) の現れです。
• 「こうありたい」への執着: 決まった形や結果に固執すると、体が送る「もう十分だよ」「今日はここまで」というサインが聞こえなくなります。
• 「こうあってほしくない」への執着: 痛みや不快感から逃れようとすると、かえって体に力が入ってしまい、ポーズが深まらなくなります。
2️⃣ 執着を手放す「今、ここ」の練習
ヨガのポーズは、この執着に気づき、手放す練習の場として機能します。
• 意識すべきこと:
1. 観察者になる: ポーズ中、自分の心の中に「完璧にやらなきゃ」「体が硬いのが嫌だ」という感情が湧いてきたら、それを客観的に眺めてみましょう。「ああ、今、私は執着しているな」と気づくだけでOKです。
2. 結果を手放す: 「このポーズができたかどうか」という結果ではなく、「今、この瞬間の呼吸と体の感覚」 に意識を戻しましょう。
3. 完璧を手放す: ポーズの形にこだわる代わりに、体が許す範囲で最大限の努力をした自分を認め、感謝しましょう。
「手放す」とは「諦める」ことではありません。自分を縛るものから心を解放し、今の自分にとっての自由と安らぎを見つけるための、勇気ある一歩です。