おひさまクリニック西宮

おひさまクリニック西宮 在宅療養支援診療所 私たちは、地域の医療機関・介護事業所と連携し、24時間365日の医学管理体制を構築します。

【Facebook統合(本ページ終了)のお知らせ】おかげさまで、おひさまクリニック西宮は2011年10月に開院してから11年が経ちました。この度、2022年10月におひさま会(関西)では理念を刷新し、Facebookでの発信もhttps:/...
11/10/2022

【Facebook統合(本ページ終了)のお知らせ】
おかげさまで、おひさまクリニック西宮は2011年10月に開院してから11年が経ちました。
この度、2022年10月におひさま会(関西)では理念を刷新し、Facebookでの発信も
https://www.facebook.com/ohisama.medical.corporation
こちらに統合させていただく運びとなりました。

こちらのページでもご紹介していますが、新しい理念は『伴走医療』です。
伴走とは、必ずしも医療者が患者さんに伴走するだけでなく、患者さんが自分の人生に伴走しているということでもあるし、家族や友達、いわば自分に関わっている人全ての人が、自分の人生に伴走し合っている伴走者なんだと思います。
そしてそこには、どっちかがどっちか何かしてあげるといった上下関係もないと思っています。

新しいスローガン『今日も誰かの人生と。』とともに、おひさま会の職員一人一人がこの理念とスローガンを胸に秘めながら1日1日を過ごす、そんな組織を目指します。

ロゴも刷新し、おひさまを表す円、2つの輪が重なりあい伴走の姿を表現、組織の多様性を表すグラデーションが描かれています。
よろしければ新しいWebサイトをご覧いただけましたら幸いです。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

新webサイト

touzai-1 2022年より、おひさま会は東西で分かれて運営することになりました。 関西 はこちら 関東 はこちら ご不明点がある方は、お手数ですが各サイトのお問合せにてご連絡ください。

11/05/2016

【ご報告】

2月より、上利理代(あがり まさよ)医師を迎え、福田と上利の医師2名体制で訪問診療に従事させていただいております。

また、福田が5月より、市立芦屋病院緩和ケア内科にて週3回の非常勤勤務を開始しました。在宅医として、緩和ケア病棟における医療スキルの習得・共有はもちろんのこと、入院中でも在宅医と顔を会わせる環境を作り、顔の見える病診連携を通して患者様の安心・安定を提供できるように邁進してまいります。

今後とも、おひさまクリニック西宮を、どうぞ宜しくお願いいたします。

01/01/2016

新年、明けましておめでとうございます。この場をお借りしまして新年の御挨拶を申し上げます。

旧年中は、地域の皆様に大変お世話になり、心から感謝申し上げます。
特に昨年8月には、院長交代という大きな出来事があり、患者様・御家族様・各連携事業所様には多大な御心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

さて、2016年1月1日現在、地域の皆様に支えられ、245人の患者様を在宅医学管理させていただいております。
その、おひとりおひとりの医学的背景はもちろんのこと、歩んで来られた人生、関係する方々の思いを汲み取りながら、引き続き、「安心で安定した療養生活をできるだけ多くの場所で」実現できるように精進して参ります。

この地域の中で、当院に課せられた役割とは何か、改めて自問自答しながら、2016年のスタートを切りたいと思いますので、引き続き御指導御鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

おひさまクリニック西宮
福田 俊一

19/03/2015

【理想と現実】
先日、病院医師を対象とした緩和ケア研修会で使用したスライドの1枚です。(理想)

昨日、大腸がん、腹膜播種再発の患者様の退院時共同指導がありました。(現実)

『今が一番いい状態なので出来るだけ早く家に帰ったほうがいい。今週よりも来週、来週よりも再来週となると、どんどん状況が厳しくなると思われます。福祉用具等の準備が整い次第、いつでも退院可能です。』

と、病院主治医の先生からのお話がありましたが、ご本人は週明け月曜日の退院を希望され、それに向けて調整を行うことになりました。

そして今日、病院からの連絡があり、胆管閉塞が判明しステント留置をする事になったので、退院日は延期の可能性ありとのことでした。

忘れてはいけないこと:(追加)
 自宅退院・在宅療養だけが目的になってはならない

By Dr.O

02/01/2015

謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

旧年中は、地域の皆様方には大変お世話になり、心から感謝申しあげます。
平成23年10月に西宮で無床診療所として開設され、今年で4回目の正月を迎えました。1月1日現在、 当院が定期的な訪問診療で24時間医学管理をさせていただいております患者数は182名となりました。
昨年10月には、常勤医師を2名体制へ移行したことで、これまでよりもより迅速に緊急対応や時間外対応が可能となりましたが、
法人の理念である「安心で安定した療養生活をできるだけ多くの場所で」の実現に向け、更なる努力を求められる年と認識を新たにしております。

本年は、患者サービスの向上、診療機能の拡充のためにスッタフ個人が努力するのはもちろんのこと、組織の内外を問わず関係者の有機的な繋がりを大切にする取り組みに着手致します。
そのためには、地域の医療介護の皆様方とのより一層の連携が不可欠であります。
疾患と共に生活する全ての患者様と、その患者様を支える全てのご家族を対象とした、地域全体の取り組みに引き続き参加させていただきながら、当院に課せられた役割を精一杯果たしていく所存でございます。

本年も引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。

11月30日、13時から西宮市フレンテホール(入場無料)です。
08/11/2014

11月30日、13時から西宮市フレンテホール(入場無料)です。

【新薬ですが、対応可能ですか?】2014年5月30日から6月3日まで、米シカゴで開催された第50回米国臨床腫瘍学会(ASCO2014)で、米国デューク大学のAndrew J. Armstrong氏が転移性前立腺癌に対する新薬の効果を報告しま...
18/07/2014

【新薬ですが、対応可能ですか?】

2014年5月30日から6月3日まで、米シカゴで開催された第50回米国臨床腫瘍学会(ASCO2014)で、米国デューク大学のAndrew J. Armstrong氏が転移性前立腺癌に対する新薬の効果を報告しました。
その論文が今月、英国医学会雑誌 New England Journal of Medicineに掲載されました。http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1405095

「転移を有し、従来のホルモン療法抵抗性の前立腺癌と診断された患者でも、症状増悪までの期間を延長し、死亡リスクを下げ、化学療法開始までの期間を遅らせ、QOLを改善する。」

この新薬は既に、2012年8月に米国、2013年6月に欧州で化学療法後の患者に対する承認を得ています。日本でも2014年5月に承認となりました。今後は、化学療法前の患者にも適応が広がるのでしょう。

そして先日、この新薬服用を継続しながら退院後の在宅療養を開始する予定の患者様の紹介がありました。

結論:
新薬承認までのドラッグラグが解消され、有効な薬剤が次々と日本でも承認され治療選択の幅が広がると、在宅医と治療医の連携が不可欠となる。

Original Article from The New England Journal of Medicine — Enzalutamide in Metastatic Prostate Cancer before Chemotherapy

これまで医療界で呪文の様に唱えられて来た、科学的根拠に基づく医療=エビデンス ベイスド メディスン (Evidence based medicine: EBM)が危機的状況にある可能性が指摘されています。http://www.bmj.com...
03/07/2014

これまで医療界で呪文の様に唱えられて来た、科学的根拠に基づく医療=エビデンス ベイスド メディスン (Evidence based medicine: EBM)が危機的状況にある可能性が指摘されています。
http://www.bmj.com/content/348/bmj.g3725.long

なぜか:
1.Evidenceの質が、不適切化している。
2.Evidenceの量、Guidelineの量が多過ぎる。
3.統計的有意差が、臨床的にはささいものにすぎない。
4.患者中心でなく、管理中心になっている。
5.併存疾患がある患者には無力である。

Distortion of the evidence based brandThe first problem is that the evidence based “quality mark” has been misappropriated and distorted by vested interests. In particular, the drug and medical devices industries increasingly set the research agenda. They define what counts as disease (for example,…

83歳の男性。便秘を主訴に、以前通院されていた大阪市の病院の総合診療科を久しぶりに受診されました。精査の結果、上行結腸がん、多発肝転移・骨転移、腹膜播種、胸腹水貯留と診断されたものの、手術適応はなく緩和ケアの方針となり、地元での在宅療養をご...
08/06/2014

83歳の男性。
便秘を主訴に、以前通院されていた大阪市の病院の総合診療科を久しぶりに受診されました。

精査の結果、上行結腸がん、多発肝転移・骨転移、腹膜播種、胸腹水貯留と診断されたものの、手術適応はなく緩和ケアの方針となり、地元での在宅療養をご本人が強く希望されたため訪問診療のご紹介となりました。

先日、ご家族様より免疫治療の質問があり、現在セカンドオピニオン目的での受診も含めを検討しています。

積極的治療を望まれない患者に対し、腹水穿刺や疼痛管理というテクニカルな問題をクリアーする事だけが在宅緩和ケアではありません。
ご本人・ご家族の希望を聞きながら、如何にそれらに対処するのかをいつも悩みます。

日本では、どこでも比較的容易に高度な医療を受ける事が出来ます。
自費診療を含めた治療を希望される方も少なくありません。

日本の保険制度とは大きく異なるアメリカでは、2010年までの7年間で296,474人の方が大腸癌と診断され、そのうち3.9%の患者(少数の黒人と高所得者、低教育者)が50マイル(80km)以上離れた医療機関を受診していました。そして、これら遠方の医療機関を受診する患者の方が、近隣で受診する患者よりも遠隔転移を有する率が高かったそうです。

日本の在宅医療、かかりつけ医のあり方も問われる様に感じました。
J Clin Oncol. 2014 Mar 20;32(9):942-8.

糖尿病性腎症の末期で、病院で血液透析をされている患者宅へ訪問診療をする事がありますが、同じ末期腎症であっても、透析を希望されない患者宅へ訪問診療をする事もあります。今回、血液透析をされているお父様が、透析を希望されない発達遅滞のある娘様を自...
17/05/2014

糖尿病性腎症の末期で、病院で血液透析をされている患者宅へ訪問診療をする事がありますが、同じ末期腎症であっても、透析を希望されない患者宅へ訪問診療をする事もあります。

今回、血液透析をされているお父様が、透析を希望されない発達遅滞のある娘様を自宅で看るために訪問診療をさせて頂きました。

ご紹介頂いた時の血清クレアチニン値は14mg/dl。
高齢のご両親だけではなく、近隣住民の方々のサポートもあって、ご本人の希望された通り入院する事なく、ご自宅での療養を貫き通されました。

生活の中での医療においては、我々医療者は無力さを感じる事も多いですが、今回は地域の方々の繋がりの強さ・大切さを学ばせて頂きました。

謹んでご冥福をお祈り致します。

 100年以上前の1865年、フランスの医師であったアルマン・トルソーは腹部がん患者に血栓症が多い事を報告しました。その後、血栓形成の機序に関する基礎的研究やがん治療の研究が進み、トルソーが報告した病態は傍腫瘍症候群の一つとしてとらえられて...
14/05/2014

 100年以上前の1865年、フランスの医師であったアルマン・トルソーは腹部がん患者に血栓症が多い事を報告しました。

その後、血栓形成の機序に関する基礎的研究やがん治療の研究が進み、トルソーが報告した病態は傍腫瘍症候群の一つとしてとらえられていますが、血栓症と同時にがんと診断される患者の予後につてはあまり知られていませんでした。
2000年、デンマークで血栓症と同時にがんと診断された668名の患者と血栓症のないがん患者6,668名を比較した結果、前者は明らかに予後が悪く1年後の生存率が12%であったと報告されました。

それから更に14年が経つ現在の日本で、救急搬送先で急性心筋梗塞・脳梗塞・腎梗塞・末期肺癌と診断された彼は、急性期医療を無事に終え、追われる様にして高齢者施設へと入所されました。
環境の変化によって精神的に不安定になる事や、また病院から退院を迫られてしまうのではないかという不安から、当初は緩和ケア病棟への面談に消極的だったご家族ですが、面談を終えられた今は早々の入院を検討されています。

医学・医療は刻々と変化します。
そして医療・介護制度もまた、時代に応じて変化をします。
しかし、患者・家族を支える医療者・介護者は、トルソーが血栓症のがん患者を報告した時と変わらぬ気持ちでありたいと思います。

2) Prognosis of Cancers Associated with Venous Thromboembolism,N Engl J Med 2000.

24/04/2014

訪問診療は移動時間が多いのですが、その移動時間も上手く工夫すれば、貴重なカンファレンスの時間になります。

普段の移動中は、黙々と診療記録を書いたり、スタッフのご機嫌を取ってみたり、たまに愚痴を言い合ったりと、あまり移動時間を有効に使えているとは言えません。
しかし、今日は専門性の異なる3人(消化器外科、脳神経外科、精神科)と事務スタッフの計4人でギュウギュウになりながら、様々な視点からの意見を出し合い有意義に過ごす事が出来ました。

本来は全ての往診を終えて、クリニックに戻ってから行うはずの複数クリニックをスカイプで繋いで行う退院症例カンファレンスも、移動中の車内から参加となりました。

そして、最終的には、非常勤2人の先生方の歓迎会がまだ出来ていない事が判明し、急遽歓迎会の日程まで移動中に決める事が出来ました。複数医師体制の有り難さを実感した1日でした。

住所

柳本町1−23
Nishinomiya-shi, Hyogo
662-0866

電話番号

+81798756460

ウェブサイト

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