11/12/2025
◆◆ 本日9:00配信 ◆◆
CTO NEXT
■主催メッセージ
CTO PCIは、アンテグレードアプローチから始まり、レトログレードアプローチを経てIVUS Tip detection法に至るまで進化してきました。この進化の過程でCTO PCI手技に多くの流派と考えが生じ、現在では一括りで表現することは難しいです。
今回開催するCTO NEXTライブが目指すところは、2つのnext : CTO PCIの手技の将来の提示と次世代への継承を、我々4人が垣根を越えて行うことです。各自の手技の神髄を皆で建設的に討論することで、この多様性を融合させて、CTO PCIの手技の向かうべき方向性を、次世代の先生方へお伝えしたいと考えています。我々も関東と関西の融合を楽しみにこの会の開催に踏み切りたいと思っています。是非ご期待ください。
【ディレクター】
伊藤 良明(済生会横浜市東部病院)
及川 裕二(心臓血管研究所付属病院)
岡村 篤徳(桜橋渡辺未来医療病院)
吉川 糧平(三田市民病院)
■日程・会場
【日程】
2025年12月12日(金)9:00~16:45
【開催形式】
WEB配信+現地(先着30名)
【現地会場】
心臓血管研究所付属病院 地下1階 セミナールーム
〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-19
【中継施設】
桜橋渡辺未来医療病院
心臓血管研究所付属病院
■予定症例
【Live Case #01】
~症例紹介~
OMI (anterior)のpt. Seg6 入口部からSeg7遠位部までの長距離のCTO lesionである。
他院の1st-PCIでは、antegradeにwireがCTO入口部に挿入できなかった。使用可能なinterventional collateralはない。
~学べるポイント/見どころ~
・急峻な分岐角のCTOの入口部に対するIVUS-TDによるwireの挿入と、その後TD-intraplaque trackingを主としたwiring
・長距離のTD-intraplaque tracking、もしくはTD-ADRの併用をどのように行うのか。
※12/3(水)に症例を変更しました
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【Live Case #02】
~症例紹介~
CABG(LITA-LAD, SVG-PL)後、SVG-PL graft入口部狭窄をきたし、DCBによる治療後も再狭窄を認めた。
そのため、今回はNative LMTへの治療介入が必要と判断し、LMT-LCX CTOに対してPCIとなる。
LCXは入口部からPLまで連続してDESが留置されており、CTO exitはLCX近位部のステント内である。
LITA-LADは開存している。
~学べるポイント/見どころ~
・GCによるバックアップ不足が予想されるLMT CTO症例に対してのAntegrade approach(GCの選択、ワイヤリング)
・SVG-PL graftを使用したdistal visualizationおよびRetrograde approach
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【Live Case #03】
~症例紹介~
OMI (Inferior)のpt. Seg1-2 subtotal, Seg3 CTO (Seg4分岐部の5mm手前が出口)であり、1年前の他院のPCI時にAWEによりSeg1-4までdiffuse largeな解離を形成した不成功例。
遠位部の中隔枝は屈曲があり、使用できる可能性はpromisingではない。
~学べるポイント/見どころ~
・AWEの次のストラテジーの選択法(IVUS-TDが優位な因子: すでに偽腔形成ありvs. RWEが優位な因子: 出口部が分岐直前)
・IVUS-TDのワイヤリング
・RWEへの移行の可能性はあるが、前回解離を形成されたSeg1-2からのAntegrade wiringは必要であり、IVUS-TDによる長距離のCTO wiring +出口部の側枝の温存をどのように行うのか
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【Live Case #04】
~症例紹介~
Low EFを背景としたLAD #6 CTO症例。CTO entryはD1との分岐部にあるBlunt typeで入口部ははっきりしない。
CTO exitは中隔枝、D2との分岐部付近である。Collateralは -Septal-LAD、Dx-Apex-LADを認める。
CTでは閉塞部に明らかな石灰化病変は認めない。
~学べるポイント/見どころ~
・不明瞭かつ急峻な角度のCTO entryに対してのpuncture
・低心機能症例におけるRetrograde approachのタイミング、チャネルの選択
・DCAの適応、方法
※症例は変更となる可能性があります。
■参加費
無料
■参加登録
参加登録費は無料です。
WEB参加・現地参加(先着30名)のいずれかをご選択ください。
参加登録の対象は、医師・医師以外の医療従事者(コメディカル)のみです。
■単位について
CVIT専門医認定医制度資格更新単位 2点
※参加登録時にCVIT番号の入力が必要です。
※CVIT単位申請の対象は、12月12日(金)のライブデモンストレーションのプログラムのみです。
※アーカイブ配信の視聴では申請ができません。
※視聴ログをe-casebookからCVIT事務局に提出することで単位付与となりますが、念のため参加証をダウンロードし保管ください。
※現地参加される方は視聴ログがございませんので、参加証をダウンロードの上、ご自身でCVIT事務局へご提出をお願いします。
■参加証明書の発行
発行期間:2025年12月12日(金)〜2026年1月16日(金)
・宛名は、e-casebook にご登録されているお名前・所属先での発行となります。
・再発行はできません。(再ダウンロード可)
■e-casebookアカウントについて
e-casebookで配信される学会・研究会への参加にはe-casebookアカウントが必要です。
※退会(利用停止)やお知らせメールの停止は、いつでも可能です。
くわしくは、よくあるご質問をご確認ください。
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▼ライブを視聴する
https://www.e-casebook.com/cto-next-2025
#循環器内科 #心臓外科 #血管外科
e-casebook LIVEは、普段は見られないような先生の手技・レクチャーや各地で行われる学会・研究会のライブ配信が見られます。