01/02/2026
TRPでいびきが半分に―――歯科医師が実際に使ってみた結果
近年、歯科界では医科歯科連携の重要性が叫ばれています。
気道の確保や睡眠の質の改善についての問題も、そんな流れの中で大きなトピックスとなっています。
当院でも何がしかのアプローチをかけたいと思いつつも、なかなかよい装置が見つからず悩んでいたところ、京都で開業されている瀧野先生からTRPを紹介していただきました。
実は私自身も、妻や子どもからいびきを指摘されていたため、患者様に使用していただく前にまずは自分で試してみることにしました。
使用を始めた当初は、舌に刺激が加わるため若干の違和感があり、鼻呼吸の習慣が十分でなかったせいか息苦しさも感じました。
しかし、数日で慣れ、特に違和感なく装着できるようになり、1か月ほどでいびきもかなり改善されてきました。
一般的にはトレーニングに最長で6か月ほどかかる方もいらっしゃるそうですが、もう少し早い段階で効果を感じられる方もいるようです。
私自身は無呼吸症候群ではありませんでしたが、寝起きの口の乾燥や喉の痛みは明らかに軽減。
また、日中でも舌の位置を意識し、自然と良いポジションに置けるようになったと感じています。
もちろん個人差はありますし、TRPは自費診療のため費用はおよそ10万円程度かかります。
しかし、調整もほとんど不要で、毎月のランニングコストを考えると、この費用には十分な価値があると考えています。
私個人としては十分に「作る価値のある装置」でした。
ただし、無呼吸の治療に関しては歯科単独では難しいのが現状です。
歯科でスクリーニングを行い、医科で確定診断を行ったうえで、双方が協力して治療にあたることが理想的だと感じています。
TRPをおすすめしたいケース
私が体感したこうした効果は、いびきに悩む成人だけでなく、口呼吸や嚥下の問題を抱えるお子さん、高齢者の方にも応用できる可能性があります。
特に、CPAP(持続陽圧呼吸療法)までは必要ない軽症の睡眠時無呼吸症候群や、「寝ているときだけ口が開く」「朝に喉が乾く」といった方には、有効な選択肢となり得るでしょう。
TRPは“いびきを止める器具”ではなく、“舌の正しい動きを思い出させるトレーナー”のような存在です。
自分の舌が本来の力を取り戻せば、睡眠の質も、翌朝の目覚めも変わっていく。
この実感は、歯科医師としてだけではなく、1人のいびきに悩む人間として胸を張ってお伝えできることです。
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dental.office.dr.yuta
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