14/11/2025
【金曜日のアテアテ】
~七五三~
11月15日は『七五三』です。
七五三を迎えられるお子さま、ご家族さま、おめでとうございます。
女の子が三歳・七歳、男の子が五歳になると、晴れ着を着て神社にお参りにいきます。
ところで、なぜ11月15日が七五三の日になったのか、皆さんはご存じですか?
習慣だからそう思ってきましたが、ちょっと疑問に思ったので、なぜ11月15日が七五三の日になったのかを掘り下げていきます。
【やっぱり徳川幕府!?】
結論からいうと、徳川将軍家の「袴着の儀」という行事のおこなわれた日が踏襲されて、11月15日に子供の成長を祝い、氏神様・産土神様に報告をおこなう日になったようです。
【でも、なぜ11月15日?】
でも、なぜ11月15日に徳川将軍家は「袴着の儀」を執りおこなうようになったのでしょうか?
まず、旧暦では11月は特別な月だったようです。旧暦の月の決め方をみると「11月は冬至を含む月」と規定されています。つまり11月が一番最初に決まり、そこから新月を境にして次の月が決まっていくいくようです。そして年や日にちと同じように、月にも十二支が割り当てられています。先にも書きましたが、旧暦では冬至を含むの11月が毎年必ず最初に決まるので、11月には最初の十二支の「子(ね)」が割り当てられ「子の月(ねのつき)」となります。それから、旧暦の太陰太陽暦では15日は毎月ほぼ満月になるそうです。子(ね)は子(こ)とも読みますね。そこで、子の月という11月の月満ちる満月の15日に大切な年齢儀礼を執りおこなうようになったようです。
【まとめ】
現代では、日にちの持つ意味が失われつつあります。
最近の七五三は、子供の成長を心から喜ぶ年齢儀礼より、衣装を着て写真を残すことが一番の目的になっているような気もします。
忙しい現代社会だからこそ、子供の成長を心から喜び、深い感謝の気持ちを新たにすることこそが一番大切なのではないかと私はちょっと思ったりもします。
(スタッフA子)
#七五三 #袴着の儀 #千歳飴 #神社 #晴れ着