16/11/2025
当科諫山先生を中心に、イギリス、オーストラリア、スペインを含む12の国と地域の新生児ネットワークが共同で、妊娠22〜23週で出生しNICUに入室した超早産児の生存率と主要合併症に関する国際コホート研究を実施しました。本研究では、各国のNICUで治療を受けた極早産児を対象に、退院までの生存、重症頭蓋内出血(Grade 3–4 IVH)や脳室周囲白質軟化症(PVL)、さらに壊死性腸炎(NEC)などの発症率を比較し、国際間のアウトカムの違いを明らかにしています。
その結果、退院生存率は妊娠22週で9〜64%、23週で16〜80%と幅広く、国や地域によって大きな差が認められました。重症IVHやPVLの発症率も、22週で24〜65%、23週で18〜56%と同様に大きなばらつきがみられ、NECについては23週児で6〜28%の範囲でした。これらの結果から、世界の極早産児医療では依然として大きな地域差が存在することが示されましたが、その中において日本の生存率は国際的にみてもトップクラスであることが確認されました。
An international study across 11 neonatal networks found substantial variations in survival and major morbidities among preterm infants born at 22 to 23 weeks' gestation. https://ja.ma/4oWnK6T