02/12/2025
◉十音の東京行商
こちらご予約限定限定10枚
十二月交易品
その2 蚕箔(さんぱく)
於: 東京:雑司ヶ谷セッション
◆◇◆
◆
ご説明
ニ、諏訪湖周りは絹糸産業で栄えました。笹原も養蚕が盛んでした。桑の葉をのせて蚕を飼うこの竹網は、蚕箔(さんぱく)といいます。蚕薄と書くとえびらと読んだり、ほかに蚕籠とか名付けられてもいるようです。
わたしはずっと蚕網と呼んでいましたが、それは藁など使った「糸」を編んだ文字通り網のことを言うらしい。
今はもう作られていない蚕箔は古民家の天井裏などに積まれていることが多いのですが、諏訪地方の「干す」食文化では現役大活躍。みなさんこの上に布や網を敷いて、大根や、寒天や、豆腐など干します。
サイズは統一規格で、水聴庵にあるものは約70㎝×110㎝。
蚕棚に整然と並ぶ蚕箔は上に載っているのが蚕ではなく大根であっても、とても静かで美しい光景です。
十音はこれも養蚕道具である縄網をよく洗って、蚕箔の上に乗せて使用しています。
12月、ノーマルタイヤの軽トラで東京行商できる最後の月かなと思い、抱えていくことのできない蚕箔もお譲することにしました。
今回限定10枚、ご予約のみでお受けします。土曜日までにご連絡いただいた枚数を洗浄メンテナンスして車に積みます。なるべく破損のないものを選びますが古いものにつき細部はご容赦ください。
大工さんは蚕網は土壁の下地にいいんだと仰ってました。インテリアとか、目隠しとか?いろいろと使い道がありそうです。いずれにしてももう作られていないものなので、大事にメンテナンスしながら使っていくつもりです。
ご興味ありましたらお気軽にお問合せください。1枚3,000円、水聴庵修繕費にあてさせていただきます。
以下の3日間のうちに雑司ヶ谷まで取りにお越しいただきます。
12/8(月)午後
12/9(火)
12/10(水)