29/07/2025
「病院へ行けば何もかも保険で、しかも安価に診てもらえる」という環境にすっかり慣れ、甘えるようになっています。医療機関の側も、目の前の患者を救いたい気持ちは持ちながらも、「どの診療点数を算定すれば収益が上がるか」を気にせざるを得なくなっています。本来なら是正すべき過剰投薬も黙認されがち。まさに武見先生が危惧した姿が現実になりました。
――いつ頃から、どんな動機で本書の執筆をお考えになったのですか。 私からではなく、周囲から執筆を持ちかけられたのがきっかけです。私は医師ながら、地元を中心に中小企業のオーナーとの付き合いが多く、専門.....