01/12/2025
【インフルエンザワクチンの接種を迷っている方へ】
全国的にインフルエンザの感染が急拡大していますが、苫小牧も11/27にインフルエンザ警報が発令されました。変異株の「サブグレードK」により、感染しやすく、また5~14歳の集団生活をしている年代が流行の中心となって、感染が急拡大しているようです。
対策としては、マスクや手洗いなどの一般的な感染対策を、ワクチンと組み合わせて行う事が重要です。
しかし、マスコミ、SNS、ブログなどによって、新型コロナワクチンによる副作用や弊害が取り上げられ、「反ワクチン運動」が起きています。但し、新型コロナワクチンと異なり、インフルエンザワクチンは、mRNAワクチンでは無く、製造方法や作用機序も全く異なります。インフルエンザの予防接種は任意ですが、新型コロナワクチンの「反ワクチン運動」の内容と混同してしまって、「インフルエンザワクチンは打たない方がいい」、「インフルエンザワクチンは危険」、と誤解されている印象があります。
インフルエンザワクチンの重要性を踏まえて、ワクチン忌避の理由の誤解や、変異株「サブグレードK」へのワクチンの有効性について考えてみました。
結論として、「変異によって感染予防効果が一部低下したとしても、ワクチン接種により重症化を防ぐ効果が期待できる」「特に子供(2~17歳)には非常に高い効果がある」ことが改名されてきました。
12月になり、大人は仕事での会合や忘年会などが増えて、子供達の冬休みもまだ先ですので、人との接触が非常に多い時期となります。また、年末年始には、帰省などで高齢者や基礎疾患のある人と集まったり、旅行などの行事を控えている方も多いかと思います。冬になり空気の乾燥が進んでいることも、感染拡大の一因になりそうです。
インフルエンザワクチンの接種は任意ですが、接種を考えている方は、抗体が産生されるまで2週間を要しますので、お早めに検討していただくことをお勧めいたします。
特に、感染すると重症化しやすく、異常行動の危険性がある若年層の方には、変異型ウイルスにも有効性が高く、痛みが無い鼻内噴霧型で、1回の接種で済む「フルミスト」の接種をお勧めいたします。
詳細は、当院HPの「お知らせ」で解説しておりますので、是非御参照ください。
(以下のURLをクリックで、当院HPの記事へ)
https://taku-jibi.jp/info/20251201992/
当クリニックでは、インターネットでのワクチン予約を24時間受け付けております。
予約サイトのURLは以下の通りです。
https://e-chusya.com/user/top.php?AccountID=44140
ネットでの予約が出来ない方や、予約枠がいっぱいでお困りの方、ご不明点がある方は、遠慮無く、受付窓口で御相談いただくか、お電話にてご連絡ください。
(TEL) 0144-53-5800
予約がない方の通常診察後のワクチン接種についても、ご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
この地域でのさらなる大流行を防ぐために、また、安心して年末年始の行事や、受験シーズンを迎えるために、ワクチン接種のご検討をお願いいたします。