01/12/2025
【Beyond the shoulder】
11月21日~23日に香港で行われた、キャダバートレーニングに参加しました。
会場はPrince of Wales Hospital内にある、Orthopaedic Learning Centre, (Department of Orthopaedics and Traumatology, Faculty of Medicine, The Chinese University of Hong Kong)で、講師は伊藤陽一先生(伊藤クリニック・大阪ショルダーセンター)、平川義弘先生(石切生喜病院)、森原徹先生(丸太町リハビリテーションクリニック)、古川龍平先生(丸太町病院)が務めてくださいました。
筑波大学からは池田先生、柘植が参加し、他は北海道から佐賀まで日本各地から新進気鋭の肩外科医が集まりました。
21日の夜に事前レクチャーが行われ事前に知識を整理することができました。
22日には全員で黙祷をしたのち、AMは森原先生、古川先生によるARCA(筋前進術併用の関節鏡下腱板修復術)のデモンストレーション、PMは伊藤先生、平川先生のRSA(BIO、MIO)のデモンストレーションが行われました。デモのあとは各グループでキャダバーを用いた手術手技のトレーニングを行いました。
23日は執刀・助手を入れ替えた形でトレーニングを行いました。
各日の最後は全員で黙祷を捧げました。
午前中に関節鏡で行った肩で午後にRSAを行うので自分の関節鏡の手技が実際に肉眼ではどうなっているのかを確認することができ、非常に勉強になりました。
また、比較的少人数のコースであり講師の先生方や他の受講者の先生方と手術手技の疑問点などを熱く議論をすることができ、沢山の刺激を受け、今後の自分の課題を見つけることができました。
今回学んだことを生かして、肩疾患で悩む患者さんへ貢献できるよう努めてまいります。
この場をお借りして、講師の先生方と素晴らしいコースを提供いただいたStryker社の皆様に深謝いたします。
またこの度の香港ビル火災で被災された方々に心よりお悔やみ申し上げます。
文責:柘植